マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

クアラルンプール圏の新しい電車路線 MRT の2017年開通が近づき、新駅周辺で進む開発の様子の一例

2016年03月03日 | マレーシアの住居知識と情報

まず始めに 『クアラルンプール圏で建設中の新しいMRT電車路線及びLRT電車の路線延長によって居住選択範囲が大いに広がる』 記事をクリックして、必ずお読みください。以前お読みになった方ももう一度ご覧ください。  今回の記事は、その記事の内容が前提になっているからです。

マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加したい、参加を考えている、大いに興味がある、という方々の中で、その際にはクアラルンプール圏に住むつもりだという方であれば、その多くは公共交通路線網を考慮されることでしょう。

【現在最も注目される”新電車路線 MRTスンガイブロ - カジャン路線”】

現在のクアラルンプール圏の公共交通網における、もっとも注目すべき路線は”新電車路線 MRTスンガイブロ - カジャン路線”であると断言しても、決して言い過ぎではないでしょう。
全く新しく建設しているこのMRT路線は、KL圏の南部に位置するカジャン市からクアラルンプール中心部を経由して、KL圏の北部にある新興発展地区を通り、スンガイブロ地区まで50数km の高架路線と地下路線からなり、その路線沿線に大きな変化を生んでいます。

具体的には、新設駅を核にして新興タウンが既にできたまたはできつつある、つまり新設駅を核にしてコンドミニアムやリンクハウス、ショッピングセンターや商業施設が既に建ったまたは建ちつつあるのです。

MRTスンガイブロ - カジャン路線で北端に位置する、始発終着駅であるスンガイブロ駅から数駅手前の Kota Damansara 駅一帯は、MRT路線が建設される前から、既に新興発展地区としてよく知られた地区でした。2016年初め頃の時点で Kota Damansara 駅は既に完成しており、駅の周囲に広がる住商業地区にビジネスビルが続々と建ち、さらに高等教育機関もある、というクアラルンプール圏有数の発展するアップタウンとなっている。
Kota Damansara地区及びその近辺にはこれまで電車路線がまったくなかったために、2017年のMRT路線開通は、公共交通の便を飛躍的に向上させます。

このように2017年の運航開始が予定されているMRTスンガイブロ - カジャン路線は、主要駅周辺と一部路線沿線に開発の波を引き起こしている。

そこで今回の記事ではその例として、MRTスンガイブロ - カジャン路線の南部区間にあたる2つの地区に焦点を当てます。それは、クアラルンプール中心部に隣接した Cochrane駅と Maluri駅周辺地区です。この両駅がある区間はクアラルンプール中心部にごく近いために地下鉄となっている。MRTでは、クアラルンプール中心部を走行する区間を含めた 9.5㎞ほどは地下路線です。

【注記】 当ブログは時々強調しているように、 ”マスコミや業者が創り出している海外ロングステイのイメイージにこだわらない人、捉われたくない人 を応援します”。従ってマスコミや業者が取り上げている地区である、地区でないといったことは、当ブログの一切関知するところではありません。

Maluri 地区は1990年代後半から高架電車LRT が通っており Maluri 駅がある。同地区はLRT 建設以前から開発が進んでいる、既発展地区であり、Aeonショッピングセンターはこの地区の目印ともなっている。
Maluri 地区の地下を通る MRTスンガイブロ - カジャン路線の地下駅と高架電車LRTの Maluri 駅が連絡することで、交通面では大変便利になる。

都心に近く、電車交通もバス交通も便利という利点を有することから、Maluri 地区は開発がさらに増すことは当然でしょう。現在(2016年2月)新たに複数のコンドミニアムとショッピングセンターの建設がかなり進行中です。道路から眺める限り、その多くは2016年末頃か2017年早期に完成するように見える。

一方 Maluri 地区に隣り合っている Cochrane地区は、つい数年前までは、民有地は別として、広大な国有地には数少ない建物があるだけで、空き地が非常に目立つ風景でした。つまり未開発の地区だった。なお Maluri 駅と Cochrane駅間は日本人なら徒歩で行き来できる距離です。

この風景は MRTスンガイブロ - カジャン路線の建設が進行するにつれて劇的に変化しました。地下区間の Cochrane駅はまだ完成してないようですが(工事現場は立ち入り禁止)、その駅を核にした周辺ではコンドミニアム、大規模商業施設が既に完成したかまたは建設中です。下記に掲載した写真で Cochrane地区の発展をある程度感じられると思います、Cochrane地区の風景は、数年前に比してまさに一変しました。


【 Cochrane駅と Maluri駅周辺地区に見る、新電車路線MRTが起こしている開発ブーム】

下記に載せる写真とその位置を示す地図は、当サイトで掲載している 『クアラルンプール圏/ ペナン州の住宅写真と地図の連載』シリーズで採用しているPicasa ウエブアルバムを利用します。

【Picasa ウエブアルバムの閲覧にあたって】

閲覧のための説明です:

  • 当ブログの記事内にPicasa ウエブアルバムの都市写真シリーズへのリンクを示します。
  • そのタイトル(写真と地図、シリーズ何回)をクリックすると別ページで開きます。
  • Picasaのメンバーに登録していなくても、もちろん閲覧できる。
  • 写真を1枚づつクリックすると、その地理位置がGoogle 地図でわかる。
  • 地図は閲覧者が拡大したり位置を移動することができますので、読者の見やすい形でご覧になれます。
  • 写真をスライドショーにして連続してみることもできる。
  • 全ての写真には短い説明を付けました。
  • 詳しいことは、ウエブ上で Picasa のヘルプをクリックして知ることもできる。
  • 『クアラルンプール圏の住宅写真と地図の連載シリーズ』は閲覧だけなら特に細かな Picasa操作知識は要りませんので、誰でも容易に閲覧できます。

注意点

  1. Picasa ウエブアルバムでは閲覧者のOSまたはブラウザーの種類を判断して、自動的にカタカナが一部表示される仕組みになっている。これは非常におせっかいな機能です。カタカナ読みは間違いが多いので一切無視してください。(おそらく何語であれ一律に英語読みするプログラムになっていることから、マレーシアにおける発音とかけ離れている)
  2. Goole マップは決して最新地図情報を示していません。クアラルンプール圏だけを見ても比較的最近の情報と思える地域部分もあれば、5年以上前ではなかろうかと思えるような地域部分も一杯あります。ペナン島も同様です。最近の新興開発地・施設はほとんど表示されていないと考えておいた方が無難です。

この点を踏まえた上で、Googleマップは大いに有用な場所知識を与えてくれます。

 

クアラルンプール圏の住宅写真と地図 -シリーズ付録



ここに掲載した写真は、Cochrane駅地区とその周辺で建設中のコンドミニアムとショッピングセンターの内、目立つものを撮ったものであり、網羅したものではありません。例えば、Ikea の道路を挟んだ対面にはコンドミニアムの工事が始まっていました。ただまだ基礎工事の段階です。
なお2015年12月頃にオープンした Ikea はクアラルンプールの中心部に近接した場所に初の出店です。Ikea といえば、クアラルンプールの近郊都市ペタリンジャヤの新興地区に10年以上前からある大型店が有名です。

地下駅である Cochrane駅の建設現場は地下鉄建設も兼ねていることから広い面積に渡って囲われており、Cochrane 通りだけでなく他の通りに面している。ですから掲載写真の Cochrane駅工事現場入り口は、Cochrane 通りに交わる路地に設けられています。

読者の皆さんに感じていただきたいのは、この場で紹介したように、Cochrane 駅地区で進行している、商業施設とコンドミニアムの両分野における大型建物の建築ブームです。
新電車路線 MRTスンガイブロ - カジャン路線の建設に伴って、大なり小なり開発が進行している駅周辺地区が少なからずあることに気がつきます。

マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加されたい方、興味ある方には、このように街が変化しつつある情報を知っておかれることをお勧めします。そうすれば住居選択の幅が広がることでしょう。

【 Intraasia から2016年8月末のお知らせ】

Google が Picasa ウェブ アルバム利用者に次のようなお知らせ(抜粋)を送ってきました。
2016 年 5 月 1 日をもって、Picasa ウェブ アルバムはサービスを終了します。
ご利用いただけなくなるリンク
・ウェブサイトに埋め込まれたスライドショー。
・ウェブサイトに埋め込まれた Picasa ウェブ アルバムのアルバムや写真

Picasa ウェブ アルバムのサービス終了後は、以下の機能をご利用ください。
・あらゆるアルバムやメタデータはアルバム アーカイブからご覧いただけます。

ということで、当ブログで掲載している『クアラルンプール圏/ ペナン島の住宅写真と地図の連載シリーズ』でリンクしている Picasa ウェブ アルバム は全て無効となりました。写真の説明、Googleマップ上への位置表示などのデータは全て抹消されたようで、もう見ることができません。

唯一残されたデータは、アルバム アーカイブに自動移行された住宅の写真だけです。つまり『住宅写真と地図の連載シリーズ』における情報は全ての住宅写真が閲覧できるが、説明もマップもありません。

 Picasa ウェブ アルバムは何年か前に、Googleが買収して翼下に収めました。その数年後 Googleは廃止を決めた。Web サービスの存廃や変更は頻繁であることが知られているように、提供元企業の恣意的判断下にあるということを示す一例ですね。




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