GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

産卵しました。

2010年04月20日 | ディスカス繁殖

今日は一日外出でしたが、夜に戻ってみると…
前回の記事で紹介したペアが産卵してました。
急いでカメラを出して撮影…今回は簡単な速報記事です。


狙ったペアが産卵してくれると、やはり嬉しいものです。
健康に育った成魚は、水質に気を配り、月齢を睨みながらキッカケを与えてやれば
かなりの高確率で繁殖に持ち込めると思います。
自分はよくピートを使います。


♂もしっかり昇ってました。
最初、他の繁殖の時にはヘタクソだったんですが、回を重ねるにつれて
上手になってきました。♀との相性も影響が大きそうです。


♀もかなり母性が強いようで、卵のそばを離れません。
初産なので自然に任せますが、食卵するようなら次はネット!ですね。
このペアはまた、そのうち経過報告します。

それでは。


ディスカス近況

2010年04月18日 | ディスカス

ここのところ写真ネタが続きましたので、たまにはディスカスの話を。
忙しくてもディスカス趣味はちゃんとやってます(笑)
昨夜は久しぶりにアクアマイスターにも行ったのですが、
幼魚、若魚の中にかなり魅力的な魚が沢山居ました。

中でも目を奪われたのがロイヤルモルフォ。照明がPGⅡでチト赤いですが…
青ベタ化が進み始めた魚も多い中、こんな感じで虫食い表現が残りそうな
気配の子も沢山居ます。
我が家の虫食いコバルト(後にブルーベリーⅦと判明)も購入時はこんな感じでした。
虫食い表現が残るかどうか、育て上げてみないと何とも言えませんが、
いずれにしろこのロイヤルモルフォ、青も濃くて体型もしっかりしていて
素晴らしいコバルトになりそうです。


こちらはシルクさんから頂きましたピオワルスキーx原種グリーンコバルトクロス。
♂親はドイツブリーダーであるピオワルスキー氏の手で原種ロイヤルブルーから
作出され、タケオさんが日本に紹介した衝撃のロートターキス。
♀親はやはりタケオさんがアマチュア時代にブリードされた原種グリーンxコバルトクロス。
両親とも素晴らしい魚で、将来が楽しみなF1です。
まだ3~4センチサイズの幼魚ですが、早くも柄がうっすらと…
ここまでシルクさんが丹精込めて、上手に育成されて来たのが判ります。

シルクさん、良い魚をありがとう!大事にするよ~。
今度、CiaoCiaoも行ってみますね。


こちらは現在も育成モードの自家産ブルーベリーcopyとメモリアルブルー。
青の濃い魚、緑がかった魚、♂♀ごっちゃ混ぜですが、成長と共に手狭になりつつ
あります。


そして今一番力を入れてるペアがこの虫食いコバルト。
♂はブルーベリーⅦで、♀はオリジナルコバルト。
ペアリング開始から2日目ですが、ブルブル来てます。


ブログ内でお馴染みの虫食いコバルト(BVⅦ)。
このオスは既に一度子育て経験済みです。


こちらは♀のオリジナルコバルト。
♀としてこの発色、表現なら文句無しです。
この♀…何となくマツカワヤターコイズの面影を感じるのは自分だけでしょうか?

余談ですが…
上の♂の子を残したいと思い立ってから、ずっと虫食いタイプの良いメスを探してた
のですが、2週間ほど前に茨城のオリジナルに行った際、たまたま混泳水槽で
泳いでいたこの♀を見つけまして…
情熱だけを武器に!?超無理なお願いを聞いていただいき、譲ってもらいました。
久島さん、無茶なお願いをしてすみません!
良い魚を本当にありがとうございました。

良い魚は自分の足で探すスタンスは、これからも守って行きたいのですが、
何よりディスカスを通じて出来る人との繋がりを大事にしたいと、
今回の件で深く感じました。
シルクさんも、久島さんも、やはりディスカス大好きなんですね。
忙しいながらも、趣味を通して人の優しさに触れる事が出来て、
何だか嬉しいアラフォーの春でした。
それでは。


いつのまにか春

2010年04月16日 | 写真ネタ

先週から富山出張⇒横浜出張とハードな日が続きました。ようやくひと段落です。
富山の最終日はホテルを余計に一泊取って一杯やりながら花見酒でした。


ほろ酔いで撮影した富山市街地の夜桜。水面に映る桜が綺麗でした。
翌朝はゆっくりホテルで朝食を摂って、立山黒部アルペンルートの撮影を…
と意気込んでいたのですが。


翌日、車で向かってみると、何と立山駅の近くで車両通行止めに!
冬季の道路閉鎖は知っていたのですが、まさかまだ開通していなかったとは…
おかげで、徒歩で往復14km歩くはめになりました。
ヘトヘトになりながらようやく称名の滝に到着。(上の写真)
落差は華厳の滝を軽く抜いて日本一です。残雪から成る雪渓に
早春で芽生え始めた緑が映えて見事な眺めでした。

恐らく…半径数キロに渡って、自分以外の人間は誰も居ないでしょう。


雪渓を辿って滝つぼ付近まで行ってみたのですが、突然巨大なクレパスが…
対比物が無いのでスケール感が伝わり難いのですが、深さ10メートル以上はあります。
すぐ右は滝つぼで、危険過ぎるためここで断念しました。
この雪塊と一緒に滝つぼへ雪崩れ落ちてしまったら、恐らく雪が完全に溶けるまで
発見されないでしょう…ブルッ。


滝の途中には見事な柱状摂理が見られます。


こちらも右の滝に見られる柱状摂理。流れ落ちる飛沫をスローシャッターで撮影。


宇都宮に戻ってみると、既に桜が満開でした。
寒い日が続いたり忙しかったりで、今年はなかなか春を感じ取れなかったのですが、
いつの間にか春本番になっていたんですね。


やはり桜は美しい…毎年この時期になると、日本人に生まれて良かったなあと
心から思います。

最後に、今年の八幡山の桜をムービーに収めて編集してみました。

sakura.mov

それではまた。


7Dのリミッター解除

2010年04月06日 | 写真ネタ

EOS7D…すっかりハマッております。
購入当初、近景のディスカス写真ではかなり解像してくれて感動すら覚えたのですが
遠景を写すとイマイチ画質がシャキッとしない印象がありました。
高画素の弊害?それともAPS-Cの1800万画素ってこんなモンか~?
そんな訳で情報を集めながら設定をアレコレいじり倒してテスト撮影をしていたの
ですが、ようやく良い設定を探し出せたようです。

探し出したと言うより、出荷時に万人向けにチューニングされたデフォルト設定の
画質に関する部分を全部解除しただけなんですが、百聞は一見にしかず…
まずは遠景としては究極の厳しさ?とも言える月の作例をご覧ください。


レンズは安物EF300ミリズーム。
普通にマニュアル撮影してトリミング無しではまあ、こんなもんです。


大きくトリミングしてみると…あらビックリ!クレーターもよく解像してる上に
階調も豊かな感じです。初期の設定ではモヤヤ~ンとしていたのですが。


こちらは昔、40Dで撮影した物を同程度にトリミングかけてます。
上の7D画像とは露出やピクチャースタイルが違うだけでなく
月の欠け具合や高度も違い、一概に比較はできないのですが
(水平線近くにある月は赤味がかってる事が多く、解像に関しても地上付近の
大気の影響を受けやすいようです)
それを差し引いてもやはり解像力も画質も7Dに軍配が上がるようです…
て、最新機種と比べる事自体がナンセンスですね。すいません。


ちなみに、7Dはこれだけ引き伸ばしても何とか見れるだけのトリミング耐性があります。
で、どんな設定を施したのかと言いますと…

長秒時露光のノイズ低減 ::しない
高感度撮影時のノイズ低減 ::しない
高輝度側・階調優先 ::しない
オートライティングオプティマイザ ::しない

これだけですが、特にノイズ低減は、輝度ノイズ低減による画質劣化が激しく、
出来ればノイズ低減無しでRAW撮影してやり、現像時に色ノイズのみ
微調整するのがベターです。
まあ、ブログ画像くらいなら自分はISO1600くらいまでノイズ低減はしません。

デフォルト設定は様々なシチュエーションでどんな人が撮影してもある程度満足
できるように落とし所を決めてあり、ノイズ低減や黒潰れ、白飛びを回避する為の
様々な設定をかけた状態になっています。
ところが、便利なはずのこれら設定は、同時に解像や画質を落としてしまう両刃の剣。
せっかくの高画素のメリットを阻害してしまう場合もあるんですね。
一度デフォを解除して、自分なりの落とし所を見つける事をオススメします。
車で言えば各種安全リミッターを解除して一度最高出力を叩き出してから
チューニングし直すようなイメージ…かな。

今回、キャノンは短期間で7Dを市場に投入するために、だいぶ苦労した感が伺えます。
新しく出た1800万画素機のKiss X4はこのあたりをだいぶ煮詰めてるようで、
実際、土曜にアクアマイスターに顔を出した時に、芦田さんのX4で撮影させて
もらったのですが、かなりイイ感じでした。

世の中に解像も画質も高感度ノイズも、全てが最高のデジタルカメラなど存在しません。
車だって、ベンツの乗り心地で7人乗りでサーキット最速の車なんて
存在しないのと一緒です。
性能の何処かを特化させれば、必ず何かが犠牲になる…
よっぽどの技術的ブレイクスルーでも無い限り、相反する要素を簡単に解決できる
ものじゃありませんよね。

大事なのは、自分のカメラの長所短所を知り、長所を伸ばしてやるような使い方
を心がける事かな~と思います。
7Dは誰にでもオススメできるカメラじゃありませんが、良いレンズを持ち
設定を使いこなせる人には素晴らしいAPSC機になると思います。

最後に、近所(でもないか?)のなかがわ水遊園で先日撮影してきた動画を。
最後にはピラルクーも出てきます。

なかがわ水遊園Movie.mov

動画は、フルハイビジョンでも画素数がグッと落ちるので、レンズによる画質の差が
ほとんど出ません。
この辺り、写真より気楽でいいですね~。
それでは。