これはヤバい・・・見続けてきて良かった・・・。
いやもう今回は反則でしょ。
これまですっかり悪役っていうか自分勝手にも思えた涯が
実はこんなにピュアで
最高の男だったなんて・・・。涙は出なかったけど、心の涙なら余裕で出ました。
集に対してのこれまでの行動も単純に利用云々ではなく
幼い頃の憧れがどんどんと小さくなっていくのが辛かった。
あの頃みたいに格好の良い集で居て欲しかった。要は集の可能性を信じての行動だった、という。
そう考えると
正直また見返したくなるから不思議なものです。溜めに溜めた色々も今回の話を観るとちゃんと意味があって
しっかり繋がっていたんだなあ、と。今週の内容に関しては完全降伏でした。私的にはね。
しっかし本当の意味での勝負回でしたね今回のギルクラは。
ここまでやれば納得せざるを得ない回だと思うけど
ここまでのカタルシスを放出するまでが長かった。けど、それも今回で全部晴れた気がする。
なんせ見終わってからすぐに気持ちを吐き出したくなるくらい濃厚な回だったんだけど
結局は誰も悪くなかった、っていうのが分かったのが一番大きいのかな。
涯の行動にも意味や意志があったし
マナの思いもまた歪みを内包しつつ純粋なものだった
そして集の恐怖も子供ならば当然抱えるものではあった訳で
それを引きずるのも道理だった、と。
何より集が目指してた筈の相手が、実は昔の集を目指してああなった、っていう絡まった関係性っていうのかな
それが明かされたのが個人的に最も面白かった点だったかも。
要するに、トラウマ抱えて成長する度に小さくなっていってしまうのも人間だけど
ふと振り返れば可能性だったり頑張って生きてた時期もあった訳で
その頃を再び思い出してよ、ってメッセージは何気に響くものでもあるよなあ、と。集は自分で自分に蓋をして
自分の可能性を殺しながら生きていたけど、そこから彼を救うっていうのも
実は涯の大きな目的の一つだったかもしれないなあ・・・と
そう考えると涯の好感度が更に上がるなあ(笑)。
でもそんな涯の性格を形成した一因が集でもあるから、その辺はお互い様って感じかな。
彼の本心を知って、自らの過去も取り戻した集。もうここまで来ればウジウジ君も卒業の時期ですね。
人は人の死を乗り越えて大きくなる。
ここからの集に大きく期待です。
今週見終わって一番最初に思ったのが冒頭の一言だったんだけど。
もしかして詰め込みすぎなんじゃないか、って意見が出そうな回でもありましたが
実際自分が一番感じたのってやっぱそれなんですよね。
濃密なドラマをたっぷり味わえた感覚で、純粋に面白く感じれた一話だったなあ、と。
血の口紅とか相変わらずゲーム的なはっちゃけ感もあったし
怒涛の勢いで複線回収しまくるその構成の凄さに圧倒されっぱなしの傑作回でした。普通に感動したわ。
誰々になりたい~、って言葉はよく聞くけれど、
昔の自分はきっとその誰々だった時期も必ずあるはずだから
その時の気持ちを思い出して、ってメッセージは確かに受け取れた気はしました。ありがとうギルティクラウン。
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