超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

君と僕。2 第4話「ゆげのなかに」 感想

2012-04-24 03:42:35 | アニメ





これは正直、よく分かる。





いや~本当に素晴らしいお話でした。やっぱり、このアニメってリアルな部分も強いと思う。
っていうか前期やってた男子の日常アニメよりもリアルって感じる。
それはきっと・・・感情の拾い方が細かいからなのかな。

正直、上と下なら上の方が良いっていうのは死ぬほどよく分かりますね。
男の子ってどう考えても上の方が好きに決まってるし
加えて個人的に凄く共感したのが、ジャンケンで一回負けたのに三回勝負を要求する部分ね(笑)。
あんなのは子供の時は日常茶飯事でしたからね。自分だけではなく
他の男子もしょっちゅう「やっぱ三回勝負」って言ってたし
三回っていうのがキリが良い共通認識でもあるのか、そう言われると相手も結構簡単に了承してくれんだよね。
で、その結果やっぱり負けちゃうところなんかもよく分かるなあ・・・
なんか今回一番共感が多かったかもしれない(笑)。
それを考えると、やっぱり男子の日常ものもやる意義は絶対にあるし
男子の自分からしてみても共感出来る部分は往々にしてあるし・・・やっぱり、「君と僕。」は面白い。
今声高に叫びたい感じです。それ程2期になって改めて観ていてこの物語の楽しさを満喫出来てる感覚です。


またねえ、自分は兄ではなく姉だったんですが、どう考えても自分のが悪いし
自分のがいけない事してるって分かってても、本当に正しいのがどっちなのか理解してても
ああいう風に逆らいたくなっちゃうのもまた日常茶飯事なんですよね(笑)。
なんかもう今週の祐希は半分自分を観てるみたいだった。
半分っていうのは自分イケメンじゃないからだけど、
でもいじけちゃう気持ちも、肉親が自分より良く出来た性格だったりすると反発したくなる気持ちも
一旦反抗すると収まりがつかなくなるあの空気も、最後に反省して
結局は謝りたくなるあの感情も・・・
今週はそんな懐かしい気持ちだったり、人間の感情のリアルな部分がとことん浮き彫りになってて
本当に観ていてその描写の細かさに感心してしまうような、個人的にはそれほどの出来だと感じました。
最後に昔の記憶を思い出して密かに許す場面もいい結末だったと思うし。

何よりも感心したのは、さり気にお皿の件をうやむやにしなかった事ですね。
これは非常にこの話の高評価に貢献してくれました。
今更だけど、きちんと謝る。
それについて有言実行して付き合ってくれる弟の優しさもまた、兄弟の絆を感じさせてくれて・・・
水面下で仲直りするのかなって思ってたら、最後にきちんと言葉を交わすし
今週は観ていて一切の不満がない所か、良い点ばっかが目に付きました。
1期の要のメガネを付けるのが恥ずかしいお話だったり
たまに極端に少年的に共感出来るお話があるからこのアニメは侮れない!このお話は普遍性高いと思います。

それと普段は二人ともツッコミ要因だったりギャグ要因だったり
割とおちゃらけた部分がクローズアップされてるからこそ
たまに入るこういうシリアスなお話にグッと来ちゃうっていうのもあるかな。
これで兄弟の見分けが付かない人も、結構分かってくれるんじゃないかなーって期待してたり。
二人の輪郭がはっきりと浮き彫りになった、そんな親切なエピソードでもありましたね。
珍しくケンカする場面も観れたりと貴重なお話でもあって楽しかったです!





その他にも「共犯者」って言葉のチョイスの素晴らしさだったり、
父親のさりげない優しさだったり、我慢の兄と劣等感の弟の対比が秀逸だったり
なんかもう個人的には賞賛ポイントがやたら目に付くお話でしたね。
元少年の自分でも、
普通に「分かるわあ」って描写や心情の表現も多いと思うので
やっぱり男子にも観て欲しいなあ、って再び思ってしまった、共感の多いワンエピソードでした。





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