あずまきよひこ「よつばと!」11巻読了。
最早、説明すら不要ですけど
今回も今回で面白いです。以前から思ってましたけど
この漫画って一つの教育っていうか
幼少時代の疑似体験感覚に加えて、色々体験させて学ばせる、っていう
周りの人々の気遣いが元で出来ている漫画だと思ってて。
それが今回も良く出てました。
シャボン玉、
栗拾い、
初めてのピザに人形の故障・・・子供時代のピザは本当にワクワクしますよね。
加えて、人形だのフィギュアとかにやけにご執心なのも
子供時代ならでは、っていうか
その初心に帰れる感覚?日常に対する彩りっていうか。そういうものが表現されている
それはこの巻に限った事ではないんですけど
それでも
やっぱ感じるのはそういうのが中心で
変化という変化はほぼないです。
でも、逆に言えば変化がないからこそ、安定して楽しむ事が出来る、っていう。よつばも
何だかんだいって前と比べて反応が豊かになってきたなー、って思うんですが
それもまた成長の一種だったりするんでしょうね。
今回も通常通りの楽しさでした。個人的にはうどんの話が一番好きですね。おじいちゃんが良いキャラしてて(笑)。
この漫画って現代のオアシス的な役割を担ってると思うんですけど
現代人特有の焦燥も憂鬱も、疲労もなくて
悠々自適に
仕事を自宅でこなしつつ、そんな日常を楽しんでいる、そんな「余裕」が何より素敵っていうか
一つの理想型なんだろうなあ、って読んでて改めて思いますね。
慌しさや
忙しさで
ついつい忘れがちな日常の喜び、楽しみ、ワクワク。
それが表現されてるので
きっと幅広い層に受けたりするんでしょうね、って何気に読んでて思いました。
そんな中で風香は今回も風香でしたね(笑)。
ちょっとズレてる、っていうか滑ってるけど、やっぱり作中で一番好きなキャラですね。
最近出番が少なくなってるのがちょっと寂しいです(笑)。
その辺は次の巻に期待かな。
まあキャラ増えてきたから頻度は変わらんかもしれんけど。以前の失恋の話すっげー面白かった。
ああいうのまた読みたいな。
いつも日常ですけど
今回は大きなイベントもなく
本当に日常の中の日常に特化した感じでした。
最早半分は雰囲気漫画ですね。
来年の新刊も楽しみです。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます