超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

γ-ガンマ- 第10話「この街のヒーロー ホーネットマン 前編」 感想

2013-12-05 06:00:41 | γ─ガンマ─





















冒頭から(ある意味)クライマックス!



















今月の掲載順は、凄く良いですね
VOMIC化も決まり単行本の売り上げも新人としては中々
実に良い感じに来ていると思います これからもアンケ出し頑張ろうと思います
ガンマで検索して来ているようなファンの方もよろしければ共にアンケ等で応援しましょう
なんせスクエアはビックリするほど新人の生き残りにシビアな雑誌なので(笑
気が付けば週刊の方もなぜか連載経験組のが生き残りやすくなってるけど。
時代の流れ・・・なのかな。

アンケート裏の質問で「表紙にして欲しい作品」「サイン会を行って欲しい作品」みたいな
そういう質問があったので今月もまた特に出して欲しいアンケになってますね(笑
維持は堕落に繋がるのでもっと高みに行けるように応援も頑張りたいです
荻野さんのサインとかめっちゃ欲しいなあ。

とにかく、掲載順が良いに越したことはない。
折角話が面白くても別の要因で心配になっちゃうのは出来ればナシにしたいですからね
スクエアはスクエアで週刊と別の意味で戦場なので油断せず支持の提示を行っていければ。
特に今回はシリーズの始まりなのでこういう順位を取れたのは何気に良いと思う。














今回は、何とヒーローvsヒーローという
これまたショッキングかつ懐かしい展開ですけど
格闘描写に躍動感や面白味がある分対決自体は中々に楽しみ
でもこれどう考えてもショウとヒロトなのは間違いないわけで
それ考えると随分重い展開も待ってそうで、その意味でも楽しみです
この漫画の重いシーンは各々で印象に残っていて、独特のカタルシスをくれるので。

やはり、「みんなのヒーロー」と義務感を負って囃し立てられていても
肝心な大切な人の存在は守れない、「それだけ」に尽力出来ない状況や
欺く為とは言え住民に内緒で地下に基地を作っていたというある種の「勝手」
様々な要因が重なってああいう風になっちゃったのか、
それともまた違う要因なのか。

この漫画は少年漫画のお約束にちょいちょい牙を向く傾向があるので
その意味ではこれまた容赦のない描写が続きそうで先行き不透明ながら続きを読むのが実に楽しみです
市民に対しての「説明不足」という、事情があったにせよそれだけは間違いない事実なワケですし。
ブルートレインがホーネットマンに対して何を思うのか
元々優しすぎるきらいのある性格だっただけに
その行動の顛末も気になりますね
「みんなのヒーロー」という役割から「ヒーローを疑う存在」へ
それでもユリやミユキがヒーローの価値を示す事が出来るのか・・・にも期待
ヒーローを演じる、と言う事は自分の人生の一部を犠牲にしなきゃいけない、という事でもありますから。
毎回凄い部分に切り込んでくるな、予見させるなー、と個人的に感心しております(笑
多面的な深さを含んでいる漫画ですね。
存在自体に対する疑念。


「こんな時代だから生きてるだけでありがたいじゃない」
この台詞は強がりであると同時に何%かは本音なんじゃないかと思う
それと同時に生存自体を喜び、糧にしていくという今回のメッセージであり
同時に現実世界に対してのメタファーでもあるというか、震災以降の世界に対する言葉でもあるのかと
恐らく来月以降に彼女の隠している心情も描かれるのかもしれないですけど
「今日も生きた」という切実な言葉に関しては、
この先どういう描写があろうと確かに尊い事実の一つなんだろうな、と思います
「失ったこと」以上に「失っても残ったもの」を大切にしょう、という独特で前向きな考え方
その強がりであろうと必死に前を向こうとしている儚い強さ・・・みたいな描写は凄く良かったですね
この3人を巡るドラマの行方にも注目を置きつつ、、、
清廉とした態度で生きる神宮寺さんの姿もまた可憐で美しかったです。
この漫画は「人は人が思ってる以上に実は強くもある生き物」という事も描きたいのかもしれない。

状況としては刻一刻と軍自体に危機が迫って来てますね
それを引き起こしたのはホーネットマン?ですが
それ以前に色々な企みを感じる今回
ディスチャージの弄ばれた正義を挽回する目的でもユリやヒカリには頑張って欲しい所ですね
ユリも当初の相談役ポジションからようやく主人公っぽくなってきて読むのも楽しいですね(笑)。
来月以降はユリの見解やどう動くのか、にもこれまた注目しつつ読み進めましょう。


さて、今回はそういうシリアスで物悲しさを感じるエピソードの裏側で
さり気に女の子同士のキャッキャウフフが楽しめる回にも仕上がってました
まず衝撃的だったのはミヅキちゃんが普通に学生だった事ですね
個人的に大人だと思ってたから余計に驚いた
って言うか、彼女もまた言動と行動が一致してなかったり面白いキャラだなあ、と(笑
まあ顔付きは幼くはあるんだけど雰囲気が学生のそれとは違かったので・・・。
彼女もまたミユキたちの輪に加わって欲しいところですね

それと、ヒカリちゃんとミユキの関係性が強化されたお話でもありました
冒頭の描写はかなり友情を超えた何かが感じられましたけど(笑
いや、でもシリアスに考えるとヒカリは一回「喪失」しているので余計に神経が過敏になっている
何が何でもミユキだけは守りたい、という本音が思いっきり噴出していて感情移入させられました
女子の友情ものとしても楽しめる本作
その辺の描写もまた後々ガッツリ味わえそうな予感です
そしてそんな親密になりつつある二人に嫉妬気味のユリは更に可愛かった(笑
ま、家では存分に愛してもらってる、って事で。それにしてもグラマー同士のカップリングは燃えます!

ユリは正直中学生ぐらいに見えますね(笑
でもその分不相応な感じもまた彼女の個性なのだと思う
今月も扉絵(少しヤバい)からちょくちょく挟まれるラブラブ描写と
正しくキャッキャウフフを堪能させてもらった
やっぱり荻野純って絵上手いわ。美少女だけじゃなくおじいさんもしっかり描けてますし。
最後のヒカリちゃんがユリをからかうシーンも面白かったんですが良い具合に三角関係も期待出来そうだな。
まあ三角関係というか、ユリ嫉妬要素の旨味っていうか(笑)。
















あと今月巻末の読者コーナーでもγが取り上げられています
やはり荻野さんはグラマー好きだったか(笑
個人的に「○○マン」ならやっぱりロックマンが好きですかね
でもボスキャラ勢のが実は好きなあたり何となく2巻のあとがきの話も分かるような。

ヒロトは勿論甲本、神宮寺はレミオのドラマー
山中町はさわおから・・・っていうかディスチャージって山中さわおのソロアルバム名だし
そのディスチャージの名前もさわおになってたわ。荻野さんは本当に和製ロックが好きなんだなあ。
そろそろRADWIMPS、ACIDMAN、THE BACK HORN辺りの出番かね(何が)。





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6 コメント

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扉絵! (まこ)
2013-12-05 13:16:34
今月の扉絵はさりげに、今までで一番ヤバい気がします(笑)。
クリスマスのロマンチックな雰囲気で幸せそうな表情です。もう、完全に姉妹ではなく恋人同士ですね(笑)。
この姉妹は最高ですね(笑 (西京BOY)
2013-12-05 18:44:46
まこさん、コメントありがとうございます。


今月の扉絵を観てるとあまりにガチ過ぎてニヤニヤして来ます(笑)。
なんかもう誕生日の後も甘い夜を過ごしたんだろうなあ・・・と。

>もう、完全に姉妹ではなく恋人同士ですね(笑)。
ヒカリに嫉妬する様から考えてもそうとしか思えないですよね。
外でも気にせずくっ付くようになりつつあったり見てて飽きない二人です。
嫉妬ユリちゃん可愛いですね。 (まこ)
2013-12-05 19:14:58
誕生日の甘い夜も見たかったですね(笑)。
ミユキの言い方とユリの恥ずかしがり方からしてもう、夜はそういう感じになるみたいですし。

ヒカリちゃんはミユキに惚れちゃいそうですね。
ミユキってさりげにラブコメの主人公ばりに女の子にモテモテです。
そのうち、ヒカリちゃんもユリの居ない所でミユキに迫ってくるかも。

表情豊かで楽しいです (西京BOY)
2013-12-05 22:13:26
再びコメントどうもです!


>誕生日の甘い夜も見たかったですね(笑)。
そうですね、なんせ愛しのユリちゃん誕生の日ですから
そりゃもうめいっぱい可愛がって愛情を注いだんでしょうね。
その様子をずっと眺めていたい(笑)。

ミユキは包容力ありますからね
あとは色々な意味で母性もありますし、
ヒカリちゃんにとっては迷いから解放してくれた恩人ですからね。
今月の冒頭の雰囲気には少しドキッとしました。この二人の組み合わせも好きです。
みんな表情や仕草が可愛いです。 (まこ)
2013-12-05 22:39:53
今回の扉ではユリはもう、布団の上で裸であの表情ですもんね。
ミユキにすごく優しく愛してもらってるんでしょうね。

何となく最終的にヒカリちゃんとミユキがそういう関係になってもいい気がします(笑)。
こっちのカップリングのエッチな扉絵も描いてほしいところ。


鬼気迫る表情も上手いですもんね。豊かです (西京BOY)
2013-12-06 11:11:15
まこさん、コメントありがとうございます。


裸、、、っていうのは凄く大きかったですね
妄想のネタとしてもギリギリのエロスの表現としても。
ミユキの表情が優しく愛してくれてるのを物語っていました。

>こっちのカップリングのエッチな扉絵も描いてほしいところ。
ああ、いいですね(笑
私もそれは是非見てみたいです!
それでなくともこの二人の扉絵ってだけで新鮮そう。

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