総合商社の伊藤忠商事がCMを流しています。
入社13年目の女性がオーストラリアで石炭輸入を担当している様子とか、
パラグアイで日本のゴマ輸入の半分量を買い付けている〝ゴマ″部長など。
総合商社が何をしているかのCMは今まで見なかったような気がします。
日本の大手総合商社は、丸紅、住友、三菱、三井と伊藤忠。
首位の丸紅は伊藤忠から分かれた会社ですが、
昔から国家予算以上のお金を動かしています。
昔は人気のあった海外勤務も、今の時代、
一般の会社で海外勤務を命じられると即刻辞める者が多いそうです。
私からすると、もったいない話だと思います。
このCMを見ながら思った、前回書いた「ボンカレー」の話の続き。
インドでは日本人2人と現地採用のスタッフ5~6名でやっています。
リーダーの植松さん、
軌道に乗るまで最低5年間は日本に帰れないそうです。
奥さんは製薬会社に勤めていて、3人の小さな子供がいます。
長期の海外勤務にあたり、家族でインドに住もうとの提案に奥さんは反対。
結局、単身赴任することになりました。
やはりそうなりますよね。
奥さんも仕事にキャリアを持っていますし、子育ても大変。
いざという時には母親の応援ももらえますが、
見知らぬ土地では不安も増すでしょう。
観光旅行だと保護されたガラス箱の中ですが、
海外勤務は現地で生活を続けるということで、大変なことです。
メンタル面の強い人でないと勤まらないと思います。
このような人のお陰によって日本の生活が成り立っていますので感謝。
(全く関係ない話ですが総合商社で思い出しました。
昔、スキーブームを起こした映画「私をスキーに連れてって」の
撮影に使われた舞台は、総合商社の日商岩井と思いこんでいましたが、
日立製作所本社だったよう。
昔は無音のレーザープリンタなどなかったので、
インパクトプリンタがチャーチャーという大きな音を出しているのが映画に記録されています。)