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「コンニチハ~!アンニョンハセヨ~!」東京公演のために159人がクラウド・ファンディングで140万7000円を後援した。

2018-01-31 | 日朝韓中友好親善
「音楽で“韓日の壁”越えて伝える平和のメッセージ」
登録:2018-01-31 06:16 修正:2018-01-31 08:27



市民共同ミュージカル「ア・コモンビート」3年目公演 
東京に続き、4日にはソウル麻浦アートセンターで

                
        今月28日、東京大田区の大田区民ホールで韓日ミュージカル「A COMMON BEAT」の公演が行われた=コモンビート提供//ハンギョレ新聞社

 「コンニチハ~!アンニョンハセヨ~!」

 今月27日、日本の東京にある太田区民ホールで開かれた韓日共同ミュージカル「ア・コモンビート(A COMMON BEAT)」のリハーサル。出演者たちは韓国語と日本語の挨拶で発生練習を始めた。「ア・コモンビート」は韓国と日本市民がそれぞれ50人余りずつ出演者として参加して作る韓日共同ミュージカルで、東京公演はリハーサル翌日の28日、太田区民ホールで行われた。

 リハーサルが本格的に始まると、演出を担当する韓朱仙(ハン・チュソン)氏が出演者らに「もう少し広がってください」、「一旦立ち上がったら、(中途半端に)座らないで」と、忙しく韓国語と日本語で交互に指示した。商業的なミュージカルのように、出演者らの動作が正確に一致する“キレキレのダンス”ではないが、出演者たちは愉快な雰囲気の中、歌と踊りを続けた。

 プロデューサーの安達亮氏は「全ての言葉を通訳することはできない。しかし練習を続けるうちに、通訳なしでも互いに何を話しているのかが分かるようになる」と話した。彼は「韓日関係が良くないが、普通はメディアのニュースだけで相手国をについて知ることが多い」としたうえで、「公演準備のため、実際に個人と個人が名前を呼び合いながら接してみると、(互いの印象も)違ってくる」と話した。

 「ア・コモンビート」は元々互いに異なる文化の理解を深めるため、米国から始まったプロジェクトだ。赤・黄・緑・青の仮想の4大陸の人々が互いに異なる大陸の存在を知らないまま生きていたが、ある日、一人が他の大陸の存在を知ってから起こる出来事を描いている。韓朱仙氏は2004年、このプロジェクトを日本でも始め、2014年まで日本全域を回りながら公演した。2015年から初めて韓国と日本市民たちが約50人ずつ集まって練習を重ね、両国で交互に公演している。日本の団体「コモンビート」と韓国の団体「プルリム」が共同で作っている。韓日共同公演は今年で3回目だ。コンサルタント、消防士、ダンサー、地域役所職員など、多様な職業の人たちが100日間にわたり、1カ月に1回の割合で韓国と日本を行き来しながら練習を行った。

 プルリム共同代表であり、公演にも出演したチョウ・ミス氏は「(日本の国際交流団体)ピースボートで12年間働きながら、韓日の市民が参加する活動に関心が多かったため、ア・コモンビートにも参加した」とし、「公演を見た日本市民たちが『韓日市民が言語などの壁を越えて伝える平和と共存のメッセージに胸をうたれた』という感想を聞かせてくれた」と話した。出演者やスタッフのほかにも、多くの市民たちが「ア・コモンビート」を支えている。東京公演のために159人がクラウド・ファンディングで140万7000円を後援した。

 韓国公演は来月4日、ソウル麻浦アートセンターで行われる。プルリムのホームページ(pullullim.modoo.at)を参照。
東京/チョ・ギウォン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )