水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

一月の詩(無患子)

2016年12月27日 09時18分03秒 | 秋の俳句

 

               立木山と大戸川沿いの散歩道

 青柿の色づきそむる夜明けかな   惟之

 無患子を空へ数へてあおあおと

 里山に横一文字の曼珠沙華

 ライオンの貌まのあたり秋暑し

 秋暁の川面飛び立つ鳥の群れ

 猫の鈴塀に移りし神の旅     美枝

 庭の木木急に生き生き神の旅   テル

 出雲にて首脳会談神の旅    洋子

 神の旅誰と誰とを結ばうか    捨弘

 観光かね誘ひて帰参神の旅   幸子

 阿蘇山の爆発噴火神の旅    アイ子

 湖に朱き鳥居や神の旅     惟之

 産土の神馬待たせて神の旅   初枝

       俳誌 嵯峨野 一月号(通巻546号)

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石山寺御開帳

2016年12月25日 14時15分45秒 | 風景

 

  石山寺33年目御開帳の如意輪観音のスッケチ F2

 本年は石山寺33年一度の御開帳の年に当り、12月4日が最終日であった。御閉帳近くは長蛇の列であったが、早く出かけたのでスケッチができました。本尊の如意輪観音は1078年に焼失したが、1096年に再建されたといわれる。髙さは3m(当初は4.2m)でとても優しい顔をされている。

  石山の石にたばしる霰かな  芭蕉

  観音の目尻やさしき冬のばら  惟之

  冬満月仁王の小指欠けしまま

 石山寺東大門

 阿形

 吽形               

 

  参道の桜紅葉

 石山寺の硅灰石

石山寺硅灰石の案内。硅灰石は、石灰岩と地中の花崗岩と接触し、熱作用で硅灰石が生成したと記載されている。大正11年に国の天然記念物に指定された。

 石山寺本堂。巨大な硅灰石の上に立つ。如意輪観音の台座も硅灰石に座っていました。

 月見亭と紅葉

 境内につられている御開帳提灯

 紅葉を見下ろす

 巨大な硅灰岩と参列者

 御閉帳のまじかも参拝の行列がつづく

 門前のおみやげや

  芭蕉句碑 石山の石にたばしる霰かな  (石山寺観光駐車場にて) 

 

 

  

 

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宝ヶ池の紅葉(メタセコイア)

2016年12月06日 15時23分55秒 | 風景
    メタセコアの紅葉(京都・宝ヶ池) 8F 水彩
 
 京都・宝ヶ池のメタセコイアの紅葉を描いてきました。地下鉄国際会館に10:00集合。写生会の参加は6名。4名は宝ヶ池から対岸の紅葉を国際会館と比叡山を背景にした景色。2名は四阿とメタセコイアを前景に池を入れて描きました。このメタセコイアの紅葉に圧倒され、頭がくらくらする想いでした。燃えるような紅葉を見上げて描くのは、とてもむつかしい。最近、絵の中に出来るだけ生活感を表現してみたいと感じています。丁度、四阿でストレッチしていた女性、そして子供たちが大勢あつまっていました。そして、こんな絵になりました。
 
    大紅葉宝ヶ池に聳えけり  惟之
    園児らの声弾みをり紅葉池
    おしどりの水輪重なり大比叡
    日溜り動かぬ猫や冬紅葉


 池の紅葉

 
 園児らの声の聞こえる池端
    
 
  日向ぼこの猫

 
 宝ヶ池と比叡山
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