水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

師走の詩

2008年12月29日 06時08分44秒 | 冬の俳句
誠実の無垢の色なる花八手
冬至の日午後の汽笛の寂しかる
木の実降る千手観音(せんじゅ)のおわす山の寺
経堂の周りにしとど木の実降る
蒲生野や鈴鹿の北端冬かすみ
行く年にリストのピアノ迫り来る
行く年や嬉しき筈の婚せまる
鉄錆の影の色濃き冬ドック
 前書き:奈良・薬師寺本尊
年の瀬やお肌つやつや「お身ぬぐい」
年つまる派遣社員の「雇い止め」
「雇い止め」明日から野宿寒空へ
人間を見ない経営年の暮
              惟之



                 
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第56回響高槻句会

2008年12月19日 20時26分54秒 | 句会・吟行
                                               
日時:平成20年12月18日 13:30~17:30
場所:総合市民交流会館

金融危機、円高、派遣切り、内定取り消しなど不況の木枯らしが吹きぬけるなか、響高槻句会がおこなわれました。席題は冬至。今回は不況の世を巧みに詠まれたよう子さんが特選も多く入り、高得点でした。また、今月の例会より、年間を通じての最高得点賞、最多薦句賞を設けることが心太さんより提案され、試行することになりました。句会が終えたあと、お好み焼き屋で忘年会が開催され、楽しく散会しました。

3点句 木の実降る村の外れの直売所 よう子  
    百年に一度の不況熊手買う  よう子 
    日溜りに羽をたたみし冬の蝶 洋子
    早じまい夕餉のまえの冬至風呂 久子
    不景気に際限無くて冬至粥  よう子

2点句 年惜しむ奈良の仏は皆無口  敬子
    天平の甍を滑べる冬の雲   洋子
    茶の花の咲いて茶の木を知りにけり 照子
    指切りし好きに破らせ障子貼る 心太
    ”雇用危機”予期せぬことば年つまる 久子
    
お気に入り 虎河豚やふうふうを待つおちょぼ口 心太
      海峡の街に友ありふぐと鍋  よう子

    


コメント (5)
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箕作山・太郎坊山方面登山

2008年12月14日 20時30分25秒 | 冬の俳句
      太郎坊山頂にて

日時:2008年12月13日(土)
行程:JR近江八幡→市辺駅→舟岡山公園→十三仏(兜岩)→岩戸山→箕作山→
   太郎坊山→瓦屋禅寺→延命公園→八日市駅→大凧会館→八日市駅
   →JR近江八幡

 12月の山歩湖会例会で箕作山・太郎坊山方面に。快晴の好天に恵まれ、蒲生野の展望、比良山系、鈴鹿山系、伊吹山、遠くは金糞岳などお簿雪山々を眺望できた。聖徳太子が爪で兜岩に刻んだと伝えられた十三仏は秘仏ゆえ拝見できず。また、西国88ヶ所のミニ版の石佛160体が点在する石段道は厳しい急登でした。

「蒲生野や鈴鹿の北端冬かすみ」
「経堂のまわりにしとど木の実降る」
「木の実降る千手観音(せんじゅ)のおわす山の寺」
                惟之
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湖西の棚田(高島)

2008年12月11日 20時37分13秒 | 風景
                      湖西の棚田(高島)F6 水彩

2008年11月に開催した「青いアトリエ」水彩展の出展作品。2008年6月のブログに掲載すみですが、加筆修正して再掲。
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ランタンと熊さん

2008年12月09日 21時58分30秒 | 静物
ランタンと熊さん
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