ピストンエンジンは永遠か!な?

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5相過給エンジン

2015年01月04日 | エンジン

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ttp://www.diro-konstruktion.de/Englisch/projects/engine/supercharged_engine.html#Einl

アニメーションはコチラ


ドゥカティを利用したV-oneエンジンは以前に紹介しましたが、こちらも吸入工程と膨張行程をコンプレッサーシリンダーとワーキングシリンダーに割り振り、2ストエンジンみたいに毎回転燃焼させるアイディアです。

コンプレッサーシリンダーの上部にあるバルブから吸入した空気を圧縮して内部が回転する筒型の燃焼室に取り込み、そこにインジェクターから燃料を噴射してプラグで点火し、膨張した燃焼ガスでワーキングシリンダーのピストンを動かすわけです。

2003年には特許を取得しているようですが、残念ながら今のところ試作が出来ている気配はありません。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さいきんのニュース (内燃機関評論家)
2016-07-12 20:11:04
 多段過給機はピストンピンにダメージをあたえやすいので生半可なDLCではもたない。そこで日立金属製のSLD-MAGICという材料が脚光を浴びているようだ。
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実用化と理論 (某学生)
2016-08-11 19:35:15
 それは境界潤滑理論を完成させたK博士によるものと推察しました。あまりに画期的すぎるので秋の某学会で、他の学者たちが集まり境界潤滑の全体像を議論するとかいうので「博士つるし上げ食らうんですか?」、べつに~よばれてないし。
あまり気にしていない様子。物を実用化しながらの理論の強力さを思い知った。
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特殊鋼の世界 (安来のおじ)
2016-08-27 18:27:47
 島根大学の久保田教授のことですね。今年から客員教授ですよ。
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エンジンフリクション (トライボシステム展望)
2017-03-19 18:10:50
 現在の機械構造材料の最大のネックは摺動面。
いくら機械的特性(材料強度・硬さ)が高くても、材料というものは摩擦に弱い。
そのため潤滑油が存在する。しかしながら、それでも弱いので
コーティングをする。
しかし、日立金属が開発した自己潤滑性特殊鋼SLD-MAGICは
コーティングレスで摩擦に強いことが特徴。そのメカニズムは
潤滑油と鉄鋼材料が相互作用を起こし、グラファイト層間化合物(GIC)
という高性能な潤滑物質を作るためであることが、日立金属技報
2017で公表された(CCSCモデル、炭素結晶の競合モデル)。
 これにより機械部品の設計は小型化され、摩擦損失と軽量化の同時
解決が見込まれ、低フリクションによる自動車の燃費向上に大いに寄与することが期待
されている。
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化学で未来を変えるのダ (GIC結晶ファン)
2018-01-14 08:49:31
 素晴らしい。こんど化学メーカーのダイセルで開発を進めていくらしいですね。世界中の機械の摩擦損失を半減させると公言しているそうです。
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