骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

青山高徳寺を骨で聴く

2011-04-22 11:24:30 | 骨で聴く巡礼旅

 東京の青山、特に地下鉄外苑前駅周辺の骨伝導巡礼をしている中で、意外にも一番のお気に入りスポットが誕生しました。それが高徳寺です。以前に取り上げた中にもお勧めスポットはありますが、個人的にはすべてを凌駕するほど気に入っている寺院です。

          ⇒ 青山熊野神社を骨で聴く
          ⇒ 青山持法寺を骨で聴く
          ⇒ 青山海蔵寺を骨で聴く
          ⇒ 青山霊園を骨で聴く
          ⇒ 青山三河稲荷神社を骨で聴く

 外苑前駅からだと、熊野神社に行く手前で、持法寺の先という位置にあります。
 浄土宗の寺院で、道路から山門までは少し歩くことになります。この短い距離が、青山らしい風景から異空間へと旅たつ滑走路の役割をします。

 境内に入ってすぐ右側に河内山宗俊の碑があり、このことから勝負事に御利益があるといわれるようです。河内山宗俊は江戸時代の住職ですが、博徒を集めて賭場を仕切っていたといわれています。さらには武士の家ですら強請をしたりしていたようです。
 国定忠治のような「親分」的存在でした。これが権力と戦うダークヒーロー的イメージが庶民に根付いたようです。これは江戸時代の庶民の間から伝説化した話で、明治の時代になってから、河竹黙阿弥が脚本化し歌舞伎として上演しました。

 河内山宗俊の伝説化した勝負師・親分像だけでなく、歌舞伎や講談のヒットまで伴い、開運の御利益があるとまでいわれるようになったようです。

 この碑と反対側には、多くの石仏が集まっています。東京のしかも青山で、この光景を眼にするとは想像外だったせいか、意外性と立派さに圧倒されるほどです。

 そして正面に本堂があり、この空間はどこか懐かしい雰囲気が漂っています。どこか日本の片田舎にある名もない寺院に、ふらっと立ち寄ったような気分です。時間の流れがここだけどこか狂っているようで、日本人のDNAに刻まれた「何か」が刺激されます。
 骨伝導ヘッドセットを通して、周囲の音声を聴き取ると、さらにこれが助長されます。この出会いと骨伝導による聴覚が、本当に癒し効果を発揮するようです。

 青山にこんな懐かしい世界があったことが奇跡に思います。
 骨伝導とともに様々な神社仏閣に行きましたが、こんな穴場があったとは驚きです。今年に入ってからでは、練馬区の中村八幡神社と並んでお勧めスポットになりました。

          ⇒ 中村八幡神社を骨で聴く

 ただひとつだけ注意点があります。
 骨伝導ヘッドセットは何でも良いわけではありません。世界特許の骨伝導スピーカーを製品化したものでなえkれば、この懐かしく素晴らしい体験は半減してしまうかもしれません。

          ⇒ 特許技術の骨伝導製品

 こんな高徳寺のような出会いがあるから、骨伝導巡礼はやめられません。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿