日本車で初の角型四灯ヘッドライトを採用したギャランΛを久しぶりに見かけました。1977年にフジテレビ系で放映されていた『華麗なる刑事』で、アメリカ・ロサンゼルス市警での研修を経て新宿南口署にやって来た高村一平(通称「ロス」)刑事の愛車でした。演じていたのは草刈正雄です。
ギャランΛは、往年の三菱の名車だったギャランGTOの後継モデルとしてデビューし、当時のアメリカ製クーペ等にかなり影響されたデザインでした。実際、アメリカのビュイックとの共同デザインだったようです。
欧州車、特にドイツ車の影響を多く受ける現在とは事情が異なっています。
そしてこのエンジンは三菱が世界に誇る技術も導入されていました。サイレントシャフトです。
直列4気筒エンジンのバランサーシャフトの商標ですが、これが優れたものでした。ポルシェ944でも採用された技術です。
⇒ 難聴でもポルシェ944を骨で聴く
⇒ FRポルシェを骨で聴く
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サイレントシャフトは、「ランチェスターの法則」で知られるイギリスのフレデリック・ランチェスターによって1900年代初頭に発明されたバランサーの一種であるが、特徴的なのは、2本のシャフトの位置を上下にずらし、エンジンの振動のみならず、起振モーメントをも打ち消していることである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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これに匹敵する日本の技術といえば骨伝導の特許スピーカーでしょう。こちらもアメリカとの関係が深く、米軍で大活躍しています。
⇒ 骨伝導の恐るべき技術とは
やはり、こんな技術大国・日本は骨で聴くことに限ります。
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