骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

難聴でもポルシェ944を骨で聴く

2006-12-26 17:03:35 | 骨で聴く名車
 今ではあまり見かけないポルシェ944S2です。
 このクルマはFR、水冷直列4気筒エンジンであったことから、一部のポルシェ・マニアから認めてもらえなかったという歴史がありました。RRで空冷の水平対抗6気筒エンジンでなければポルシェではないという、ある種の信仰があったのです。

 しかも944の前身モデルだった924が、アウディのエンジンを積んでデビューしたことが災いし、イメージ的にもよくなかった点も挙げられます。

 実際には、各自動車メーカーがお手本にまでした出来栄えに成長しました。FRの卓越したハンドリング性能、3リッター4気筒の限界にまで進化したレスポンスなど、クルマ自体の魅力には事欠かないものでした。

 骨伝導技術を使って世界一巨大な4気筒エンジンの音を聞きます。

 健聴者でも骨に響くサウンドですから、骨伝導で聴くとそれはもう筆舌に尽くしがたいものです。928のV型8気筒エンジンの片バンクを利用した944のエンジンは、重そうな外観ながら軽快に廻ります。

 骨から全身に悲劇のポルシェ944のエキスが入り込みます。
 まるでエクスタシー。

 狭い運転席はきわめて質素です。ゴテゴテした飾りはありません。これぞマシンです。インストゥルメントパネルもそっけなく、しかも暗いのが特徴です。誰にでも尻尾を振る大衆車ではないことが分かります。

 骨で聴く。難聴者でも944の音を骨で聴くことは、大きな元気を与えてくれそうです。まずは、骨伝導商品を購入しましょう。少なくとも情報だけは仕入れておいて損はないでしょう。
 
 騙されたと思って、ここから骨で聴く世界へ入ってください。(⇒骨で聴くドットコム)


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