京王電鉄井の頭線の中では急行が停車するだけでなく、各駅停車との待ち合わせまでする駅は、永福町駅を除いて存在しません。それだけ重要な駅という位置づけですが、裏を返すと他の急行停車駅(下北沢・明大前・久我山)は、2面4線というホームを持っていないことになります。
渋谷から吉祥寺までの距離が短いことを考えれば、それほどの不自由を感じないことになるのでしょう。井の頭線が都心から放射状に伸びる他の私鉄路線と一線を画しているのも影響しているようです。
ところでこの路線では永福町駅のすぐ隣、距離にしてわずか700mしか離れていない西永福駅は以前に取り上げたことがあります。
⇒ 西永福駅を骨で聴く
永福町駅から西永福駅に向かった場所には、引き込み線があり、井の頭線の車両の搬入や、廃車車両の搬出の際にも活用されています。そのすぐ隣、井の頭通り側には京王バス東の永福町営業所があり、多くのバスが停車しているのを見ることができます。
また、西永福駅と同じように駅舎が全く新しくなりました。
地下駅舎だったものが、橋上駅舎へと変貌し、従来からのメイン出口だった北側だけでなく、南側にも出入口が開設されました。
さらに駅ビル「京王リトナード永福町」が開業したことで、主要駅らしい雰囲気が醸し出されるようになりました。
一日平均乗降人員は29,875人で、隣の西永福駅の18,087人より1万人以上多い数字となっています。しかし急行停車駅としては、明大前駅が33,684人で、京王線・井の頭線乗り換え客の数値では169,104人、下北沢駅が127,124人で、圧倒的な差が生じています。
永福町駅の周辺は線路と直交する永福通りと、線路の北側をほぼ並行に走る井ノ頭通り、西永福駅方面に400m程行った場所に荒玉水道道路がありますが、基本的に住宅です。
永福通りをそのまま南下し、甲州街道を横断してさらに進めば京王線の下高井戸駅に至ります。徒歩だと30分くらいの距離でしょう。
⇒ 下高井戸駅を骨で聴く
新宿方面行きのバスが駅前から頻繁に出ていて、これに乗車すればどの駅からも遠い大宮八幡宮も気軽に行くことができます。
⇒ 大宮八幡宮を骨で聴く
さらにそのバスに乗っていると環七を通過します。
その場所が地下鉄丸ノ内線支線の方南町駅です。そう、骨伝導の特許技術をもつテムコジャパンがある場所です。バスもその本社ビルの真横を通ります。
米軍に採用された特許技術の骨伝導製品を生産する会社ですが、メーカー直系の販売店は多くありません。安心して骨伝導の威力を堪能するなら正規販売店です。
⇒ テムコジャパン製品専門店
さて、今回は永福町駅からバスに乗車してしまいましたが、骨伝導ヘッドセットとともに小さな旅の出発点としては、永福町駅は悪くありませんでした。
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