謎の弘法レイラインの中心に位置する埼玉県越生町の弘法山には、麓に見正寺という寺院があります。
⇒ 弘法のレイラインを骨で聴く
真言宗智山派の寺院で、一見すると、どこにでもあるお寺です。
しかしこの地は、武蔵七党のひとつ児玉党に属した越生氏の一族・鳴瀬氏の館跡ともいわれている場所です。
越生有平の長男・有年がこの地に館を構え鳴瀬太郎有年と名乗ったと伝えられています。ちなみに弟の有光は黒岩氏、有基は岡崎氏を名乗り、越辺川流域に館を構えていたようです。
実際には鳴瀬氏館の所在地は明確でないというのが真実ですが、埼玉県の城館調査によると、またインターネットで検索をかけてみると、弘法山の山麓付近、見正寺周辺が館跡とされています。
また越生町の指定文化財である聖観音像を祀る寺院としても知られていますが、やはり何といっても背後に聳える弘法山こそがこの寺院の価値を高めているように感じます。
越生の弘法山が注目されるのは、典型的なピラミッド型の山だからです。
実際にその山容を目にすると、信仰の対象としてのピラミッドとしては申し分ないといえます。形だけでなく大きさも人工的に造成した場合にピタリと適合すサイズといえます。
さらに、見正寺のある麓から弘法山観世音を経て中腹にかけて、カギ状の古代文字が刻まれている石が散乱しているといわれます。これが古代文字なのかどうかは分かりませんが、それだけで浪漫を掻き立てられます。
そして弘法大師です。
弘法大師・空海は水脈や水銀等の鉱脈、さらには磁場の影響のある中央構造線などを聖地としたり伝説を残してきました。
⇒ 中央構造線を骨で聴く
弘法大師の伝説と謎のレイラインの中心という側面から、弘法山と見正寺の存在感が大いに発揮されます。
高野山や京都の東寺、あるいは四国遍路の各札所だけでなく、身近な場所に弘法大師の謎と浪漫が眠っているのです。これが単に真言宗や民間信仰だけにとどまらないのが、弘法大師・空海の魅力といえるかもしれません。
折りしも弘法大師の奇跡のパワーを発信する『弘法倶楽部』が復活したばかりです。
⇒ 弘法倶楽部オフィシャルページ
弘法大師の法力や霊力とともに、神秘に満ちた伝説にふれるのも、不況の世だからこそ意味があるでしょう。
そして弘法大師とともに忘れてならないのは骨伝導です。
弘法山の麓で、見正寺を骨で聴きます。
まがい物の多い骨伝導ですが、米軍の通信技術に取り入れられた技術は特許製品の骨伝導スピーカーです。その特許保有メーカーの商品ならば問題ありません。しかもそれが日本のメーカーですからうれしいじゃないですか。
⇒ 特許技術だけを使った骨伝導専門サイト
骨伝導の技術を使い、耳ではなく骨から脳へと伝わる音声が、はるか昔の越生氏の一族・鳴瀬氏の声なのか、それとも弘法大師・空海のなのか、それは分かりません。
骨伝導で広がる最先端の通信技術とともに、謎の弘法山にもう一度登ろうと誓う今日この頃です。南無大師遍照金剛。南無骨伝導(?)