骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

和泉熊野神社を骨で聴く

2013-09-06 10:16:56 | 骨で聴く巡礼旅
京王井の頭線永福町駅(⇒ 永福町駅を骨で聴く)より徒歩で約5~6分の場所に、明日の9月7日(土)、明後日の8日(日)と例大祭が行われる熊野神社があります。

文永4年(1267年)に紀州の熊野神社の分霊を祀ったのがこの神社の創建であるといわれています。
杉並区では大宮八幡宮(⇒ 大宮八幡宮を骨で聴く)や、井草八幡宮(⇒ 井草八幡宮を骨で聴く)のような巨大な神社がありますが、ここは本当に地元の鎮守の森の雰囲気です。
それだけ素朴な感じがします。

現在の社殿は文久3年(1863年)の造営で、明治4年(1871年)に修復したものだそうです。なかなか味わいにある雰囲気が出ています。



境内は神田川の河岸段丘の場所で、樹木が多く茂っています。昼でも薄暗いほどです。
その中で、徳川家光が鷹狩のとき植えたクロ松の大木が御神木として高くそびえています。

境内を出て左手の道を進むと、境外摂社として貴船神社もあります。
こちらも歴史は古く、やはり文永年間(1264年~1275年)の創建といわれています。
京都の貴船神社の祭神を勧請したもので、境内には「御手洗の小池」という池があります。雨乞いの場所で、この池はどんな日照りでも涸れることなく湧き出るといわれていました。これがこの地域の地名「和泉」の由来になったとも言われています。




しかし、神田川の改修工事や付近の宅地化により、昭和40年以降は水が涸れてしまいました。訪れたときにセミの声を耳にしながらこの池の清涼感を味わうことは出来ませんでした。
ちなみに貴船神社の例祭は5月5日で、熊野神社とは別の日です。

意外なことに東京の杉並区は訪れる価値のある神社・聖域が多くあり、まだまだ知られざる社がありそうです。今回も骨伝導ヘッドセットとともに快適な参拝をしました。

     ⇒ 神社参拝にお勧めの骨伝導ヘッドセット


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