江戸幕府三代将軍・徳川家光は、天海僧正の発案により、「江戸」の鎮護と天下泰平を祈願して、「江戸城」の回りに5ヶ所の「不動尊」を選抜しました。
天台密教による五大要素(五行説)から、地(黄)・水(黒)・火(赤)・風(白)・空(青)の5ヶ所の「不動尊」を
「目黄(めき)」・「目黒(めぐろ)」・「目赤(めあか)」・「目白(めじろ)」・「目青(めあお)」
と名付けたのです。
以前に目青不動尊でネコに会いました。
⇒ 目青不動尊のネコを骨で聴く
今回は目黄不動尊へと行きました。もちろん、骨で聴く旅ですから、特許技術の骨伝導ヘッドセットを装着しての出発です。
向かったのは東京の台東区です。
実は目黄不動尊は、他の色と違って、いくつか候補があるようです。候補というとおかしな表現ですが、目黄不動尊としての位置づけといわれる寺院が複数あるようなのです。どれが本当かは分かりません。
今回訪れたのは、日比谷線三ノ輪駅から徒歩1分程度の場所です。
目黄不動の永久寺は、明治通りに面し、地下鉄の出入り口からも近いせいか、寺院独特の異界という雰囲気はありません。
思わず通りすぎてしまうほどの大きさで、境内もかなり狭いように感じます。第一印象は普通の民家のようでした。
もうひとつの候補である江戸川区の目黄不動尊は、こんあ都会型ではないと聞いていますが、ここは完全な江戸から東京に移転していました。
骨伝導を通しても、クルマの走行音、ディーゼル特有の重低音が響くようで、残念ながら江戸の結界を体感することはできませんでした。目青不動尊で出会ったようなネコもいませんでした。
しかし、江戸は東京になったわけですから、勝手に江戸情緒を求めるのは間違っているのかもしれない……そんな感じも抱きます。
⇒ 骨伝導の秘密だけでも解明
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