雑文の旅

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猫爺のエッセイ「猫爺式小説作法?」第八回

2015-12-05 | エッセイ
 猫爺のエッセイ「猫爺式小説作法?」第八回

 猫爺の書く文章は、かなりいい加減なものである。文章を書く上での基本中の基本である「句点」と「読点」のルールを無視している。これではダメだと気付かせてくれたのは、Webの掲示板や質問コーナーである。実に分かり難い文章のものがあったのだ。その一因は、やはり句点と読点の打ち方だと思う。
 猫爺も他人のことは言えない。自分の作品を読んで、書いたときには分かっていても後に読むと何を言わんとしているのが分からないことがあるのだ。

 よって、ここで句点「。」と読点「、」の、最低限のルールを浚っておこう。

 ☆句点は文の終わりに打つが、文末に括弧で括った注釈を入れる場合は閉じ括弧の後に打つ。

   例:幽霊は、暗くて寂しい場所にでる(夜の墓場、隧道の中など)

 ☆作者名などを、文の末尾に入れる場合は、括弧の前に打つ。

   例:昼間のバスの中は、年寄りばかりで席を譲りあっている(猫爺)
 
 ☆「!」や「?」の後には、句点を打たない。

   ×例:幽霊は存在するのか?実際に見た人は居るのであろうか。
      幽霊が出た!彼はそう叫ぶと、まるくなって逃げて行った。

 ★読点は、主語の後に打つ。

   例:池田の亥之吉は幽霊は怖くないがお化けは怖い。
     賢吉は目明し長次の長男である。

 ★同等の語句を併記する場合はその後に打つが、併記の最後の語句には打たない。

   例:お化けには一つ目小僧ろくろ首提灯お化け唐傘お化けなどがある。

 ★読点は、文の切れ目に打つ。

   例:修行僧は美しい女に呼び止められ女の家に来るように勧められた。
  
 ★読点は、接続詞の後に打つ。

   例:右吉は町人の目明しである。だが元は桐藤右近という歴とした武士である。
     賢吉は十歳の子供である。しかし推理力は大人顔負けだ。

 ・・・次回は、物語に戻る。

   「猫爺式小説作法?」第一回
   「猫爺式小説作法?」第二回
   「猫爺式小説作法?」第三回
   「猫爺式小説作法?」第四回
   「猫爺式小説作法?」第五回
   「猫爺式小説作法?」第六回
   「猫爺式小説作法?」第七回
   「猫爺式小説作法?」第八回
   「猫爺式小説作法?」第九回
   「猫爺式小説作法?」第十回(終)
  
   


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