ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

危険なプロット

2013-10-27 13:40:18 | シネマ
・・・の前に。
このブログを読んでいただいているかたへ。
長らく自己都合で休んでしまいました。
休んでいる間もここにアクセスしていただいてありがとうございます。
今後、毎日は更新できませんが、週に1度くらいの頻度で少々のバージョンアップ?で細々と続けていこうと考えています。これからもどうぞよろしくおねがいします。




フランス映画。キノフィルムズ。フランソワ・オゾン監督。

高校教師ジェルマンは過去に一冊、恋愛小説を上梓したことがあるが、自分の才能に限界を感じて、書くことをやめた。生徒のひとり、クロードに才能を見出し、毎週課題として彼が書くものに魅せられる。
母子家庭で育ったクロードは級友の裕福で理想的な家庭に憧れ、彼に数学を教えるとして家庭に入りこむ。稼ぎのいい父、知的でセクシーな母、洗練されたインテリア、温かで美味しい食事。バカで能天気な級友にとってかわりたいという思いが、クロードに物語を紡がせる。
はたしてそれは妄想なのか、現実なのか。クロードが紡ぐ物語の世界にどっぷりと浸ってしまうジェルマン。やがて彼は続きが読みたいがために、してはいけないことをしてしまう。
先生と生徒。信頼で結ばれているはずの関係。自身を過信していると足もとをすくわれてしまう。バックに流れるメロディーがもの悲しく、郷愁をかきたてる。

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スウェーデンミステリー『お菓子の家』

2013-10-03 08:09:32 | 本の紹介

byカーリン・イェルハルドセン。木村由利子訳。創元推理文庫。
幼稚園時代の記憶なんて、わたしにはおぼろげな記憶がほんの少ししかなくて、それがどうというものでもない。しかし幼稚園時代にひどいいじめを受けて、それがその後の人生を左右すると思い込んで生きてきたのなら。38年経った現在でも殺人の動機になりうるのだろうか。
一人暮らしの老女が数週間入院して帰宅したら、台所に見知らぬ男の死体が転がっていた。家には鍵がかかっていたはずなのに、この男と犯人はどうして・・・
これがのちに起こる連続殺人事件の発端だった。第2、第3、第4と殺人方法はまちまちの・・・しかし被害者は44歳。スウェーデン、ハンマルビー署の警視、ショーベリらは調べていくうちに被害者たちは同じ幼稚園の同級生だということが判明する。

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林檎と胡桃のケーキ。

2013-10-02 09:26:08 | スィーツ
胡桃とラムレーズンの入った生地に林檎を飾って焼きました。
シナモンの香りが効いて、甘さ控えめ。北欧の家庭の味?

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コーンブレッド。

2013-10-01 07:49:51 | 料理
その昔、アメリカ南部の黒人たちが食べていたパン。貧しくて小麦が手に入らずに代わりにとうもろこしの粉で焼いたという悲しい歴史がありました。
コーンの風味が口いっぱいに広がり・・・パンというより甘さ控えめのケーキのよう。ジャムを添えてティーブレイクに。

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