移ろいゆく日々

移ろいゆく日々
気にとめたことを忘れぬうちに

若者の皆さん 政治に物申そう

2017-06-03 15:53:43 | Weblog
 休日土曜の昼下がり。日頃の運動不足の解消に近所の公園に散歩に行く。今日は、近所の小学校の運動会らしい。今時の運動会は、行事の多い秋ではなく、梅雨の手前にやるものらしい。その小学校の脇を抜けて、町の文化会館の前をとおって公園まで。谷あいのその公園は親水公園になっていて、真ん中を人の手を加えた小川が流れる。遠くに鶯や雉の鳴き声もするので、まあそれなりに風情はある。
 満足して、帰り道をあるいていると、件の文化会館から人出が流れてくる。看板によれば、今日は保守系の政党のF氏とO氏の政策講演会だったらしい。おそらくはF氏は全国的にも結構名がとおった人である。驚いたのは、出てくる人、人、全てが年金世代の人たちだ。僕もそれなりの年齢ではあるが、全ての人たちは私より上の世代だ。中に作業着を着た勤め人もいたし、何台か観光バスがとまっていたので動員もかかっているのだろう。全てが皆支持者という訳でないだろう。
 しかし、私の前後世代はもちろん、子育て世代はきっと小学校の運動会に行っているだろう。二十代の人たちは皆無だ。そうおもって小学校のそばまで来ると、ちょうど運動会が終わって、未来を背負う子供達とその親御さんたちが、帰途についていた。その人たちが講演会にでるはずもない。
 しかし今日の様子では、保守系の党というよりは全くの老人党だ。若者世代が抱えている懸案は山積している訳ではあるが、これでは本当にその声がとどくのであろうか。政治は今のこともあるが、未来を語るものであり、未来を見据えた政策をもってなさねばならない。
 今日見た光景は、一地方都市のほんのひとつの絵でしかない。これで全てを語るには乱暴すぎる。とはいえ、考えさせられた光景ではある。若者の皆さん、政治に物申そう。
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