移ろいゆく日々

移ろいゆく日々
気にとめたことを忘れぬうちに

PCスピーカーをちょっと改造

2006-09-30 12:14:31 | PC・ゲーム
 たかがPC用のスピーカーですが、ちょっと良い音にしたいものです。前回のブログでも書きましたが、装置構成は、TDA2822というICアンプとバスレフ形式の小出力スピーカーです。カップリングコンデンサを220μFから470μFに、ブリッジ整流の平滑コンデンサを1000μFから1500μFx2個並列にしてみました。いずれもジャンクマザー基板の電解コンデンサを使いました。元々は歪んだ高音が目立ち、余り音質を気にしない私でも使う気がしないスピーカーでしたが、高音が抑えられて、聞きやすい音質になりました。無入力時の雑音も少し減ったように思います。前のブログでは、左右の音のバランスに問題があると書きましたが、左系統の470μFコンデンサを別なものに換えたところ、音質、分離とも正常になりました。左右のバランスが合えば、音像の定位もそれなりです。分解してわかったのですが、こんなスピーカーでもバスレフの効果ははっきりありますので、箱の改造も今度は考えてみましょう。今回もいろいろなHPのお世話になりました。感謝です。
 簡単な回路でweb上にdataシートもあるので、ちょっとした改造で音が変化することは面白いです。また、出張などで機会があれば、ジャンクスピーカーを購入して遊んでみようと思います。
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PC用スピーカー

2006-09-24 21:43:24 | PC・ゲーム
 オウルテックのPC用スピーカーを持っていたのですが、200Hz以下の低音が全く再生できず、あまり音質を気にしない私でもちょっと使うのをためらうほどでした。リビングのPCには別の安価なアクティブスピーカーを購入しました。
 この週末に、このスピーカーを分解してみました。なかには小型のICアンプTDA2822が入っていました。UTCというメーカーです。同じ型番でST-Micro社やSamsungに互換ICがあるようですが、どうも音質に配慮するICではないようです。しかしDataシートに公開されている回路と比べて、出力側のコンデンサが100μFと低容量です。電源は、6Vのトランスを介してブリッジ回路を組んでいますが、電源からもノイズが乗りやすいよう思います。いろいろなHPを参照すると、コンデンサ容量を変えることで「音質」(本当は増幅時の特性なのですが)が変わるようです。
 そこで出力側のコンデンサを470μFに、電源の平滑コンデンサを1500μFに変えてみました。動作不良のジャンク基盤から件の容量の電解コンデンサを剥ぎ取り、極性に注意しながら3個のコンデンサを交換しました。久しぶりに半田ごてを持っての怪しげな作業です。途中、片側チャンネルだけ100μFのまま聞き比べをしてみました。低音がいくらか増して200Hzあたりの再生音が聞き取れますし、高音、特に過剰な倍音と思われる音が抑えられたようです。Winampに付属しているグラフィックイコライザを変更しても、それなりに変化が聞き取れる程度になりました。今回使用したコンデンサは実は耐圧が6.3Vと低いので暫定ですが、このジャンクまがいのPCスピーカーで大変楽しい週末を過ごせました。いろいろな情報を公開していただいているHPの管理者に感謝します。そんなHPの一つに「プアオーディオ」なんて書いてありましたが(笑)、まさにそんな感じで、しばらく遊んでみようと思います。
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マイクロソフトからの脱却

2006-09-06 22:54:20 | PC・ゲーム
 WindowsVistaの予価が発表になりました。5グレードあるパッケージ版が199US$から399US$という高価格で表明されているようです。日本円では、23000円から47000円という価格でしょうか。今、WindowsXP Home搭載の基本仕様の一流メーカー製PCは日本円で50000円台で購入できます。液晶モニタ付きでも70000円台で購入できます。この価格の中の約10000円がOS価格と思われます。このような基本仕様のPCでも、一般的な使用に対してNetworkへの接続も含めて十分な能力があります。これは、2大CPUメーカーを始めとした様々なメーカーが、消費者のニーズに応えるべく厳しい競争をしながら開発製造を行ってきた結果であります。
 さてOSはどうでしょうか。私にはWindowsVistaの必要性が未だ見いだせません。日常使用しているソフトウエアはすべてWindows2000で事足ります。WindowsXPはProとHomeの両方とも使用していますが、私の使用ソフトでは必ずしもXPである必要は感じていないほどです。XPProと2000はOEM版で約23000円で、XPHomeは約12000円ほどですから、Vistaは相当な値上げといって良いでしょう。要求されるハードウエアはCPUで動作周波数が3MHzかそれに相当するグレードが必要だそうです。我が家が所有するPCは5-6台ありますが、すべてその仕様を満足しません。
 16bitのCPUから32bitのCPUに向上したとき、メインメモリの拡張によってPCの可能性は飛躍的に広がりました。64bitのCPUが登場して、さらにアドレス空間は広がりましたが、その能力の向上を享受しうる家庭での使い方は処理速度向上以外にはないように思います。それとてもXP64editionが既にあるわけですから、Vistaが不可欠という訳ではありません。
 近々また自作PCをと考えていますが、今度のPCのハードウエアはLinux動作を前提で選んでいこうと思います。ある特定の私企業の製品が標準となることは異常な状態であると思います。OSが早くオープンソースのフリーウエアになることを願っています。
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