さあやってまいりました、4回目のマラソン大会でございます。
この大会は、5キロ、10キロ、ハーフ(フルマラソンの半分)とあります。
本当はハーフを走りたかったんですが、夏場に全然練習できなかったのと、また涼しくなってからも雨だったり時間がなかったりで思ったほど練習できなかったので、今回は10キロにエントリーしました。
高知県の東の果てまで、車で片道2時間かけていざ出陣。
曇っていて暑くなかったのですが、海のすぐ近くなので風が強くてちょっとガッカリ。
走っている時に追い風ならありがたいですが、向かい風だとしんどいですからねえ。
この会場は駐車場も同じ場所にあるので助かりました。
待ち時間に車中でのんびりすることもできるし、いちいち荷物も預けなくて済みますからね。
受付を済ませ、開会式までまだ30分ほどあったので体をほぐすためにとうろうろ歩いていたら、私の車から数メートル離れたあたりでストレッチをしている女性がいました。
その引き締まった筋肉質な体と、機敏で本格的なストレッチを見て、ああ、素人の私なんかと全然違うなあ、とつくづく思いました。
どの大会もそうですが、私みたいな初心者ランナーから、中学生くらいから陸上バリバリやってまっせみたいなトップアスリートまで様々いるので、いろんなランナーを見るのも結構楽しいです。
私のその本格的なストレッチを自分の車の陰から盗み見て、そっと実践してみましたが、柔軟性がないので思ったほど動けず、またバランスが悪くて何度かコケそうになったのは秘密です。
やがて開会式が始まりましたが、熱心に聞いているひともいれば、仲間との雑談に余念がないひともいるし、聞きながらも入念にストレッチをしているひともいます。
そんな中で楽しみなのは、女性ランナーのウエアチェック。
私が見る限りでは、みんなまったくバラバラで、同じウエアのひとは誰もいません。
っていうか、みんなそれどこで見つけるの?
私もそういうのが欲しかったのに、ネットでも見つけられなかったんだよ。
うわー、緑と白とピンクのまだら模様の派手なランスカ(ランニングスカート)なのに、履いているのはどうみても50代後半から60代前半のオバサンじゃないか!
私ももうちょっと派手めにしたほうがいいのかなあ(白と黒に一部ちょっぴり薄いピンク)。
あのおねいさん、ちょっと肌寒い風がふいているのに、タンクトップたぁ偉いこっちゃ。
そうこうしているうちに開会式も終わり、スタートまでそのあたりをゆるゆると軽く走ります。
これ、結構大事なんですよ。
練習だと最初は自分のペースでの~んびり走り出すじゃないですか。
でもレースとなると、みんなが一気に走り出すので、慣らしていない体には結構キツイのです。
そんなスタート10ほど前、右足の土踏まずが痛くなりました。
ええええええ!
やめてくれよ、こんな時にぃぃぃぃ!
前日に妹3号と買い物に行って歩きすぎたせい?
そのおかげでアシックスのジャージ上が
4980円→3980円→2980円→980円
に値下げになってた超お買い得品を見つけられたけど。
まあ痛いっつっても別に走れないわけじゃないので、とりあえずスタート地点に並びました。
さあ海からの風が寒い中、いざスタート。
(ハーフと10キロは同時スタートで、5キロは10分遅れでスタート)
会場から国道に出るまでに少し上り坂がありますが、それをのぞけばあとはほぼ平坦なコースになります。
私は記録よりも完走が目標なので、ほぼ最後尾からぼつぼつ出発でしたが、走っていると、やはり大会ってのはいいもんだなあ、と思います。
というのも、ランニング仲間のいない私は、練習中は競う相手もいないので、ちょっと疲れたから歩こうっと、といった感じですぐにサボってしまいがちです。
でも、大会では歩いているランナーを見ると
自分は足がもつれそうになっても絶対歩かないぞ!
という気合も入るし、また自分と同じレベルくらいのひとがテンポよく走っているのを見ると
オイラも負けちゃいられねぇ!
という気合も入ります。
つまり、見知らぬひとばかりだけど、みんな私を叱咤激励してくれる頼もしい仲間のような気がするのですよ。
もっとも50代60代のオバサンに追い抜かれるとちょっと凹みますが。
さてコースに戻りましょう。
単調なコースをもくもくと走っていたら、やがて給水所が見えてきました。
室戸の海洋深層水とやら(つまり水)を配ってくれてましたが、すごく冷えてたおかげで体内の熱が少し冷め、走りやすくなりました。
本当はほてった顔や頭にもぶっかけたかったのですが、女性ランナーでそういうことをしているひとはいなかったので、両手のひらに紙コップの冷えた水をじゃぶじゃぶかけて、その冷えた手でほっぺやおでこを押さえる程度にしました。
またもくもくと走っていると、こちらは3キロから4キロの間くらいなのに、もう10キロの折り返しのランナーがぶっ飛んで(まさにそう見えた)きました。
私の全力疾走よりはるかに速い走りでしたが、正直そんなに走れるんだったら10キロじゃあっという間(それこそ30分ちょいくらい)だろうから、もっと長距離を走ればいいのに、と思いました。
そうこうしているうちに、どんどん10キロの折り返しのランナーが増えてきました。
私もなんとか折り返し地点を通過し、またもくもくと走り、給水所では水を手にかけて冷ましながら、ひたすらゴールを目指します。
途中薄日が射してきてちょっと暑かったですが、海からの風がずっとふきつけていたので、汗をかいてもわりとすぐ乾きます。
そんな乾きやすいウエアでしたが、なぜか走っているとTシャツの裾がどんどんずり上がってきます。
ゼッケンがついてますから、くしゃくしゃになるとみっともないので、数十メートル進むたびに、ずり上がっているのをぐいっと下げて、を繰り返さないといけません。
あれ~、アディダスのTシャツと、リーボックのランスカの素材が合わないのかなあ?
練習の時はゼッケンもないし、トレーニング用の短パンに別のTシャツなので少々ずり上がっていてもそんなに気になりませんが、それにしてもずり上がりすぎのような気がします。
不思議に思いながらも、とにかく下げながら走らねばなりません。
やがて8キロあたりになると、歩いているランナーもちらほら。
かと思えば、友達と談笑しながらのんびり走る高校生くらいの若い男性ランナーがいたり、それらをしゃきしゃきと追い抜いていく女性ランナーもいたりと様々。
私はこのあたりからスパートしたかったんですが、いかんせん思ったほど足が動きません。
しかしラストの数百メートルは、背後から足音がずっと聞こえていたので、抜かれてたまるかい!と、ちょびっとだけ勢いをつけて、必死こいて走りましたよ。
その背後のランナーも必死こいて走ったのでしょう、ずっと同じペースで足音が聞こえてましたが、幸い抜かれずにゴールできました。
その後、お弁当をもらって車中でもりもり完食。
食後はハーフのランナーが続々と戻ってくるのを拍手とともに見学していました。
そうそう、私の車の近くで素晴らしいストレッチをしていた女性は、ハーフの女子のトップでした。
今回の私のタイムは、大会のホームページに名前もばっちり出ちゃっているので秘密ですが、自分としては納得のいかないものでした。
11月にはハーフ、12月には10キロの大会が控えています。
その時こそは、遅いなりにも自分でもうちょっと納得できるタイムが出せるよう、頑張らないといけないな~と改めて思いました。
ちなみに、高かったタイツのおかげか、はたまたスタート前の軽い運動のおかげか、または距離が短かったせいか、足の筋肉痛は思ったほどありませんでした。
その代わりってわけじゃないですが、今回はなぜか腕が筋肉痛になりました。
(走る時に後ろに腕を振る時に使う上腕のいわいる力こぶと呼ばれる場所)
そんなに張りきって振った覚えもないのになあ。
皆様、応援ありがとうございました。
次回も頑張りますのでよろしくお願いします。
※オマケ※
本邦初公開、ランニングスタイルの私。
(係員のおねいさんに撮ってもらいました)
…ああっ!
このハラのせいで、Tシャツがずり上がっていたのか!
悲しいけど納得~!(T◇T)
(首が短いのとウエストのくびれがないのは気のせいってことにしといてください)