千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

枯葉色の小径

2016年11月30日 | 日記



枯葉色の小径を歩けば
未踏の地に踏み込んだような錯覚
落ち葉さえひっそりと佇む
枯葉色の空
枯葉色の空間
バイパスの車音だけが時の証



十字の地下道
折り返して左に曲がれば
そこに葡萄棚の
枯葉だけが証
まるでオブジェのようだ
初めて踏み込んだ小径
葡萄畑があり
かなたにワイナリーの建物が見える



後戻りをすれば
枯葉の階段が待っていた
木々はまだ若く
裸木を撮るには痛々しい
枯葉色の小径をゆっくりと歩く

煙突からかすかな煙
人の住まいか
落葉色にひっそりと
人の暮らしに踏み込むのはよそう
公園内と思いつつ
大根畑に視線が止まる



広場に出た
枯葉色の空と
どんよりとした山々の頂
フワフワドームの白
高校生らはスマホでゲームか
何組かの親子連れ
サッカーボールを蹴る少年たちの声
小太りの壮年男性が広場を横切る

駐車場は車が減っていた
時計は正午を過ぎた
ずいぶん歩いた

車道を走ればヒジャブの女性たち
国際大学生か
大きな瞳が愛おしく

枯葉色の季節を
たくましく歩く黒い瞳だ



 日曜日、夫は地域の「秋餅会」に参加。厨房での準備を終えて、車で帰宅した。その夫を会場に送った。送るというより、助手席から下車せずに運転席に移動。我が家の今は車一台。夫が帰宅するまでに、私は外出の支度を調えていた。十時半に夫が帰宅。夫が車から降り、私は八色の森公園に直行。枯葉色の風景だったが、枯葉色の葡萄の蔓を初めて目にした。ドーム型のオブジェのようだ。葡萄の蔓は逞しく枝を伸ばしていた。
ここでも、木々の雪囲い作業の何人かが働いていた。

 午後、町のスーパーに出かけた。私はノロマなので、買い物にも時間がかかる。
 市民バスや越後交通バス、上越線列車を利用することが多くなった。
 友の店に着いたときは午後三時。久しぶりの語らい。一時間はあっという間に過ぎた。帰宅してまもなく、ほろ酔い気分の夫も歩いて帰って来た。
 充実した一日となった。


 すいちゃんの造形展の写メールが届いた。

 さあ、いらっしゃい!いらっしゃい!



 造形展のはじまりで~す!



 設計図→工作のシオラマでは「たこやき屋さん」を作ります。



 シオラマ



 すいちゃんの絵画作品

 「きょうりゅうさん たのしいな」



 楽しい作品だこと。夢がいっぱい描かれているね。

 かぜがはやっているようだけど、すいちゃんのさくひんのように、あかるくげんきにすごしましょうね。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんわ (ゆぐ)
2016-12-02 22:44:42
すいちゃんの赤い恐竜くん
お洒落でとても可愛いです

八色の杜公園には葡萄もあるのね
雪を待っている木たちは葉を落とし 少しでもスッキリして折れない対策
また春になったら青葉を繁らせてくれるね
師走ですね (azumi)
2016-12-03 09:47:26
 おはようございます。
 師走に入りましたね。
師も季節も忙しそうに駆け足だけど、逆らうようなノンビリズムな私です。人気もないような枯れ野を歩くのが好きでした。世の中から解き放たれた無防備な自分でいるのが・・・
 鳥インフルが拡大して無念です。福島から避難してきた小学生がいじめにあっている現状が県内でも問題視されています。悲しいですね。原発は不要です。 巻町の住民が巻原発を阻止、勝利してから20年?が過ぎました。映画も観ました。原発は要らない。廃炉にすべきです。大きな声では言わないけど、子供たちの未来のために、戦争に荷担しない平和な世の中であってほしいと切に望みます。

 子供の世界は、夢に溢れて素晴らしい。
幼稚園で描いた絵だけど、画用紙いっぱいに描いて、松の枝まで表現できるようになった。成長の証拠です。

 今日の午後はクリスマスコンサート・・・
 十日町出身のゴスペル・シンガー。   Amazing Graceが聴けるので楽しみです。「ロス・インディオス」のボーカルだったそうです。
 夜は、教室の忘年会が待っています。

 ゆぐさんもお忙しい日々でしょうね。

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