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どうなるのでしょう?諫早湾干拓事業の行方は-202

2013-12-21 21:41:00 | 日記
 漁業と農業、長崎県と佐賀県それぞれが真っ向からぶつかって二進も三進もいかない、いわば膠着状態が続いていますね。加えて地裁と高裁の判断も違うとあっては決着など簡単につきますまい。そこへ持ってきて、お国の方針に一貫したものがないためこじれにこじれている感じですね。
 私見ですが、当初からこの締切工事には疑問を持っていました。諫早湾を締め切ることによって名物のムツゴロウはいなくなるし、有明海苔で有名だった海苔も水質が変ったため色が薄くなって海苔らしい海苔が獲れなくなってしまいました。泥の上をそりのようなもので滑るようにしてムツゴロウを取っていた風景は有明湾の風物詩でした。
 干拓して耕作地を増やすことは判るのですが、当初から後継者難もあってか?休耕地は全国あちらこちらに存在していましたから、この計画には疑問を持っていたのです。
 やはり族議員の思惑があって進められたことでしょうが、昨日で福岡高裁が下した開門指示の期限も過ぎてしまいました。農・漁の対立、地方自治体もそれぞれの側に立って動いていましたからおいそれと解決へ向かうのは難しいと思われます。お国が最初から首尾一貫した態度で両者を説得していけばここまでこじれることはなかったと思います。
 公共工事、公共工事と声高に推し進めるものですから、なんか格好の材料はないかな?と槍玉に上がったのがこの締切工事だったのでしょう。最初に締切工事が行われた時にゲートと言うのか門扉というのか、バシャバシャと勢いよく締め切られていった工事の様子をTVで見た記憶がありますが、あの頃はもっと話し合いがスムースに行くものと思っていました。農水省を中心とするお役所は火中の栗を拾うのを躊躇っていますし、司法の方も決めあぐねている様子です。お釈迦様のお裁きは期待するのは容易ではないと思います。

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