成瀬たかこブログ

まちづくりや日々のあれこれ、不定期発信しています。

今日は初めてがふたつ。

2013-05-30 | 日記
午前は議会広報特別委員会、午後は知北平和公園組合議会でした。
いずれも先日の臨時会で決まったわたしの新しい担当です。
昨年12月に結成した会派「高志クラブ」としての活動に加えて
任期後半の2年間は前半にはなかった業務(?)が増えまして、
一層おもしろくなりそうです。
偶然にも二つのデビューを同じ日に飾ることになりました。

議会広報特別委員会は、「議会だより」の編集をするところです。
議会だよりは定例会ごとに 年4回発行です。
6月定例会の号について、開会前の今日から打ち合わせスタートです。
一般質問も出そろったところで、まずは各ページ・コーナーの担当者の割り振りをしました。
印刷屋さんへの入稿までに、広報委員会は今日を含め6回開催の予定です。
実は議会広報は米村・水野正副委員長はじめ委員会6名全員が一期生という構成で
今後が楽しみであります。

知北平和公園は、東海市・大府市・東浦町で運営している斎場・霊園です。
組合議会はその2市3町の各議会から3名(議長+議員2名)の計9名で構成されています。
定例会は年3回開催です。
今日は臨時会で、正副議長、組合管理者の選挙、監査委員の選任などがありました。
閉会後には希望者のみですが、施設見学をさせていただきました。
霊園の新規分譲予定の区画で説明をお聞きし、
斎場は職員出入り口から入り、炉の裏側を初めて見せていただきました。

役場に戻って 7月のJIAMの決算の講座の受講決定通知を受け取り、
帰宅後は保健センターへ風疹ワクチン補助の議案の聞き取りアポの電話、
雨を気にしながらチラシをご近所へポスティング、と
なかなか充実した一日でした。
明日(今日?)31日の夜は恒例の出前おしゃべり会です。
夜7時 生路コミュニティーセンター 2階会議室でお会いしましょう。

    











話をしましょう。

2013-05-24 | 日記
暑くなりましたね。
日焼けや止めやら汗対策やら何かと気を遣う季節がやってきました。

昨日は電話で、今日はお邪魔して
集中していろいろな方のお話をお聞きしたり
またこちらの話を聞いていただいたり
意見交換をさせていただきました。
それぞれに立場がちがい、
抱えてきたものこれから背負っていくものがありますから
思いも十人十色。
それだけに、こちらにとって気持ちのいい都合のいいお話しばかりが
お聞きできるわけではありません。
でも聞くんじゃなかった、会わなければよかったと思うことは
ありません。
不思議と やる気と勇気がわいてきます!

   

訪問はさすがに事前アポとるように心がけてはいますが
突然電話したり、通り道だからとついでに寄ってしまったり、
中にはお初の方もおみえになります。
みなさん驚きながらも邪険にすることなく
話に応じていただいて、
ほんとうにありがとうございます。

動き回って汗かいたのと、おしゃべりしたのと緊張で
口も乾きました。
熱中症も気をつけなければ。
(みなさんも、ね。)

条例制定に向けた政策法務実習

2013-05-17 | 日記
滋賀県唐崎の市町村国際文化研修所(JIAM)の研修を受けてきました。
政策法務がテーマです。
わたしは 議会基本条例のチーム。
他には住民参加条例と住民活動推進条例のチームがありますが、
うちの町はこのどれに相当するものも未整備。
講義によると、条例は必要性と目的が明確でなくてはいけません。
条例によって解決される課題。
今までうちの町にはその必要がなかったのか、あっても気づかなかったのか、
見て見ぬ振り、必要性を認めてこなかったのか。
地域の問題解決手段のひとつとして 条例 があります。
制定にも、それを維持していくのにもエネルギーと覚悟が要る。
問題解決型とはまた違うものとして、大事なことだから書き残しておく、というものもあります。
議会基本条例の場合、改選で議員が変わり世代交代しても、かわらず引き継いでいくためというのが条例の必要性にあたります。
わたしがリスペクトする永平寺町議会の基本条例もそうです。
最終到達点として、やってきたことを後退させないために条文化したものとお聞きしています。
「権利、義務の制限」だけが条例の役目ではない、という部分ですね。
議会基本条例の考え方については、条例さえ作れば、まず条例ありき、とはわたしも思っていません。
条例など作らなくとも、できることはいくらもあるからです。
とは言え、結局行動できないなら、どちらもしないよりは条例づくりからでもはじめた方がいい。
(議会基本)条例づくりは調べたり話し合ったりの繰り返しでたいへんな時間と労力が要ります。
議会の基本を突き詰める作業を共にしていく中で、議員間の共通理解を持てるようになり
住民の方を向いた、「開かれた議会」たるべく
行動がついて来るようになればいいのです。

     


研修では、
地方自治法改正を踏まえた市町村の条例についての捉え方であるとか
条例案作成のための法務や用語の基礎をまず座学で学び、
つづいて1グループ6名ほどの班にわかれ、
仮想の市町でそれぞれのテーマの条例をつくる作業に取り組みました。
理念、大綱、定義、制定から施行までのスケジュール、実際の条文、
記者発表を想定した説明資料作り、と
短時間のタイトなスケジュールの中で知恵を出し合いました。
締めのプレゼン大会では、他グループの議員が記者役の質問者になり
するどい突っ込みも受けました。
どんなものであれ条例提案にはチームとしての協力が不可欠と感じました。
今回わたしは一人でだったのですが、同じ議会から何名も参加されている市町もあり、
うちの議会で共有できなかったことが残念でした。

     

共有。
近頃何にしても一人では成し得ない、「共有」することの大切さを感じることがやたらあるのですが、
今回の研修もまたそう感じながら滋賀からの帰路に就いたのでした。




市町村ゼミナールより

2013-05-15 | 日記
〈中京大学奥村信宏総合政策学部教授の講演よりざっくりまとめ〉

 国土の将来と地域の自立 -先進国に相応しい安定感ある社会の構築-

冒頭はやはり 富の分配の時代から負担の配分の時代になっている からスタート。
これからの社会には多様な主体の参加が求められている。
「多様な主体」が「新しい公共」という言葉になり、「共助社会」という言葉も生まれている。
新しい公共の意味することは、
公共心を持って社会で必要とされるサービスを提供する活動や活動主体、
それらの意義を評価する価値観を指す。

阪神淡路、東日本の大震災を経て、
防災・減災の鍵はハード面はもとより日本に昔からある人と人とのつながり。
平時からの交流と連携。
官と官、官と民、民と民。
それらをつなぐ中間支援機能が求められている。
民のアイディアや、地域の課題解決を具体化するために寄り添いサポートする
知識・スキル(を持った人)が。
重要度を増してきているソーシャルビジネス(NPOなど)の担い手、人材不足も
解消しなければならない。
そのための多様な人材を育てる場所として大学の存在も有効と言える。
引退した高齢者も貴重な資源となりうる。
住民が自らよりよく生きるために参加する姿勢を持つことが地域の自立につながる。

〈ざっくりまとめここまで〉

    

さて「人のつながりの再構築」がこれからすべきこと、で「日本社会の良いところに光を当てる」
ということですが、その「良いところ」が実は紙一重であるわけです。
わたしの中では、「居場所としがらみは紙一重」みたいな。
経済発展著しいときは、その「人とのつながり」がわずらわしいことになってしまい、
それはなぜかというとお金で解決できるようなしくみになったから。
その頃は税金をおさめれば行政サービスが提供される、
お金を入れてボタンを押せば商品が出てくる言ってみれば自動販売機のような行政があったのでしょう。
これからはそうはいきません。
ここで、冒頭の富の配分から負担の配分につながってくるわけです。
そこに暮らす人々が、知恵も手も出し合ってこうしたらもっと良くなる、こうしたら問題が解決できる、と
動ける環境づくりと情報提供が行政にもとめられていることなのでは。
特に情報提供、情報の共有はこれからの新しい公共にとっては大きな資源と言えます。
そしてさらに、そこに志の乗ったお金、「志金」が流れ、地域の問題解決をすることが雇用にも結び付き、
やりがいだけでなくそれでごはんも食べられる、生活の糧になるしくみができるといいと思います。