OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

2209MCDV

2017-07-23 21:32:22 | Weblog

このブログは限りなく自己満足の産物で顕示欲故に公開している。
こんなブログが今年で10年位か...?世の中が変わり行く中このブログは何も変わらず存在している。
思うに10年前から俺は何も変わっていない。年を重ねて、相瀬を重ねて、場所を変えて、それでも
変わらないもの、それは大切なものなのか?だから変えられないのか?
何故俺は歌い続けているんだろう?いつまでも追いかけ続けているんだろう?
理由はない。ただそれがしたいだけ。好きなだけ。
俺にとって究極のストレス発散であり、自分を人に知ってもらえる数少ない場所であり武器。
ただの趣味でしかなかったものと塞ぎ込んでいたけど、俺にはこれが生きがいなんだ。
たぶん、ずっとあの時感じた衝動は真空パックして冷凍保存されて今も眠っている。
こじ開けるのはいつかいつかと腐るのを紙一重で待っている。
俺は怖かったんだ。自分の力で歩いていくのが。俺は何一つ成しえないまま終わるだろう。
そこそこの幸福と、そこそこの苦痛を味わいながら。でも、それが俺の望んでいた生き方なのか?
あの頃、ずっと前に俺が目指した世界は、未来は、ここにいてつらつらとブログを書くことじゃなかった。
あの時から、俺は立ち止まったままで、世界や、誰もが先に進んでいった。俺は取り残された。
俺の時間はあの時止まり、変わりゆくものの中で置き去りにしたんだ。自分を。
歌うことはもう辞めるか?好きなものも諦めるか?何度も自問自答したんだ。
でも、情けないほどに悲しいほどに、ある意味幸せな程に、俺はこうやって何かを歌い、そして何かを
生み出すことに楽しみを、そこに遣り甲斐を感じている。だから、やめられない
もうこれを無くしてしまえば、俺は、生きていないに等しいから。
そんなしょうもない俺の詩は、そんな俺の腹の内を知らないメンバーと共に、
唯一無二の音楽として、そろそろ産声をあげようとしている。売れるかなんて自信ない。
共鳴されるかもわからない。でも、自分のどうしようもない人生の、どうしようもない言葉で
今の自分と、取り残された自分と、切り捨てた自分と、離れては出会う人たちとの想いを
いわば自分の人生の一部を形にしました。
誰も見てないだろうこのブログは、これからも俺の自己満足の産物として存在する。
いつか出会える機会があるなら、その時は違う形で出会うだろう。
此処ではなく。

EPISODES 4:
-VULGAR×MOON -SAGA--


5/14 -MOON-

1.audience KILLER LOOP 2.Lu;na 3.Speed Master 4.INCREASE BLUE
5.明日無き幸福、呼笑亡き明日 6.DRAIN AWAY 7.RED…[em] 8.砂上の唄
9.忘れないから 10.MARMALADE CHAINSAW 11.Soliel 12.Fragrance
13.AMBER 14.蝕紅 15.Doomsday 16.rain 17.Missing 18.death wish
19.NEW AGE CULTURE 20.Я TO THE CORE 21.THE III D EMPIRE 22.Un deux

23.OBSCURE 24.詩踏み 25.The inferno 26.ANOTHER WORLD 27.CHILD PREY

5/21 –Crescent-
1.Dybbuck 2.white eyes 3.THE III D EMPIRE 4.INCREASE BLUE
5.明日無き幸福、呼笑亡き明日 6.腐海 7.mind forest 8.君が待っているから
9.audience KILLER LOOP 10.MARMALADE CHAINSAW
11.INCREASE BLUE 12.砂上の唄13.Solitary 14.月の詩 15.星の砂 16.かすみ
17.Lust for blood 18.NEW AGE CULTURE 19.R TO THE CORE 20.The inferno
21.birdcage

22.OBSCURE 23.詩踏み 24.Un deux 25.CHILD PREY 26.君が追いかけた夢

5/27 -MOON-
1.audience KILLER LOOP 2.Lu;na 3.Speed Master 4.LAST KISS
5.Soleil 6.rain 7.DRAIN AWAY 8.RED…[em] 9.砂上の唄 10.忘れないから
11.MARMALADE CHAINSAW 12.INCREASE BLUE 13.Doomsday
14.Fragrance 15.AMBER 16.蝕紅 17.真夜中に交わした約束 18.Missing
19.death wish 20.THE END OF THE DAY 21.NEW AGE CULTURE
22.明日無き幸福、呼笑亡き明日 23.ЯTO THE CORE 24.THE III D EMPIRE
25.詩踏み 26.白い肌に狂う愛と哀しみの輪舞 

27.Le ciel 28.月下の夜想曲 29.OBSCURE 30.罪の継承~ORIGINAL SIN~
31.The inferno 32.ANOTHER WORLD 33.CHILD PREY

6/4 –Crescent-
1.Dybbuck 2.white eyes 3.THE III D EMPIRE 4.INCREASE BLUE
5.明日無き幸福、呼笑亡き明日 6.LAST KISS 7.CALLING 8.腐海 9.mind forest
10.君が待っているから 11AMBER 12.audience KILLER LOOP
13.MARMALADE CHAINSAW 14.Un deux 15.砂上の唄16.Solitary 17.月の詩
18.星の砂19.かすみ20.Last Song 21.Lust for blood 22.NEW AGE CULTURE
23.R TO THE CORE 24.The inferno 25.詩踏み26.ANOTHER WORLD 27.birdcage

28.OBSCURE 29.罪の継承~ORIGINAL SIN~ 30.TRIGGER 31.CHILD PREY 32.君が追いかけた夢

6/25-MOON-
1.audience KILLER LOOP 2.Lu;na 3.忘れないから 4.Speed Master
5.LAST KISS 6.CALLING 7.Hole 8.Soleil 9.DRAIN AWAY 10.RED…[em]
11.砂上の唄12.MARMALADE CHAINSAW 13.明日無き幸福、呼笑亡き明日
14.INCREASE BLUE 15.Doomsday 16.Fragrance 17.AMBER 18.蝕紅
19.rain 20.Missing 21.death wish 22. NEW AGE CULTURE 23.R TO THE CORE
24.The inferno 25.詩踏み 26.THE III D EMPIRE 

27.OBSCURE 28.罪の継承~ORIGINAL SIN~ 29.TRIGGER 30.CHILD PREY 31.ANOTHER WORLD 32.Un deux

6/29 –Crescent-
1.罪の継承~ORIGINAL SIN~2. 明日無き幸福、呼笑亡き明日3.THE III D EMPIRE
4.INCREASE BLUE 5.LAST KISS 6.詩踏み7.CALLING 8.腐海 9.mind forest
10.君が待っているから 11.AMBER 12.Lust for blood 13.audience KILLER LOOP
14.MARMALADE CHAINSAW 15.Un deux 16.かすみ17.砂上の唄18.Solitary
19.星の砂20.月の詩21.Last Song 22.birdcage 23.white eyes 24.NEW AGE CULTURE
25.R TO THE CORE 26.CHILD PREY 27.TRIGGER 28.The inferno 

29.OBSCURE 30. Dybbuck 31.Episode 0 32.Paranoid doll 33.ANOTHER WORLD 34.君が追いかけた夢 35.返して

FINAL SERIESⅠ7/2-MOON-
1.audience KILLER LOOP 2.Lu;na 3.Speed Master 4.MARMALADE CHAINSAW
5.LAST KISS 6.CALLING 7.Hole 8.Soleil 9.DRAIN AWAY 10.RED…[em] 11.砂上の唄
12.忘れないから13.明日無き幸福、呼笑亡き明日14.UNTIL THE LAST DAY 15.Un deux
16.Fragrance 17.AMBER 18.蝕紅19.Doomsday 20.Missing 21.rain 22.death wish
23. The inferno 24.NEW AGE CULTURE 25.R TO THE CORE 26.INCREASE BLUE
27.THE III D EMPIRE 28.TRIGGER 29. 罪の継承~ORIGINAL SIN~

30.OBSCURE 31.詩踏み32.EVER 33.闇夜のキャラバン34.CHILD PREY 35.ANOTHER WORLD 36.memories

FINAL SERIES Ⅱ 7/9 –Crescent-
1.罪の継承~ORIGINAL SIN~2.THE III D EMPIRE 3.INCREASE BLUE
4.明日無き幸福、呼笑亡き明日5.LAST KISS 6.詩踏み7.CALLING 8.HOLE 9.腐海
10.mind forest 11.君が待っているから 12.AMBER 13.Un deux 14.Lust for blood
15.audience KILLER LOOP 16.MARMALADE CHAINSAW 17.Paranoid Doll
18.砂上の唄19.Solitary 20.月の詩 21.星の砂22.かすみ23.Last Song 24.返して
25.white eyes 26.NEW AGE CULTURE 27.R TO THE CORE 28.CHILD PREY
29.The inferno 30.TRIGGER 31.birdcage 

32.OBSCURE 33.Dybbuck 34.Episode.0 35.ANOTHER WORLD
36.君が追いかけた夢 37.オレンジの太陽

 FINAL SERIES Ⅲ 7/17 -特別篇 DIABOLOS×D.I.X-
1.unmoved 2.the Prophet 3.Nocturnal Romance 4.front et baiser
5.La dix croix 6.LONGING 7.Storm  8.届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
9.Noesis 10.monophobia 11.exclude 12.deus ex machina 13.Vain
14.Ange 15.Metaphusical 16.Metamorphose 17.Ash 18.Angelica
19.Farewell  20.Future 21.vestige 22.tantesion 23.Dispar 24.Detresse
25.Priere 26.Shadows Temple 27.Dialogue Symphone 28.REDEMPTION
29.BLACK STONE 30.Road 31.Pageant 32.Lamentful Miss

33.Revelation of mankind 34.罪の継承~ORIGINAL SIN~

FINAL SERIES Ⅳ 7/23 -追想篇 MOON SAGA-
1.Farewell 2.Noesis 3.white eyes 4.LONGING
5.届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ… 6.腐海
7.mind foreset-UNPLUGGED- 8.君が待っているから-UNPLUGED- 9.Metamorphose
10.Lust for blood 11.Storm 12.Solitary 13.星の砂-UNPLUGGED- 14.月の詩
15.かすみ 16.birdcage 17.Soliel 18.REDEMPTION 19.BLACK STONE 20.Un deux

21.Last Song-UNPLUGGED- 22.memories 23.返して

FINAL SERIRES Ⅴ 7/23 -完結篇 MOON SAGA-
1.Dybbuck 2.明日無き幸福、呼笑亡き明日3.INCREASE BLUE 4.THE III D EMPIRE
5.Speed Master 6.The inferno 7.Lu;na 8.Ash 9.RED…[em] 10.AMBER
11.DRAIN AWAY 12.audience KILLER LOOP 13.MARMALADE CHAINSAW
14.忘れないから15.砂上の唄16.Fragrance 17.Future 18.蝕紅 19.Doomsday
20.Missing 21.rain 22.death wish 23.Dispar 24.NEW AGE CULTURE
25.R TO THE CORE 26.CHILD PREY 27.Road 28.Shadows Temple 29.罪の継承~ORIGINAL SIN~

30.OBSCURE 31.詩踏み 32.君が追いかけた夢 33.ANOTHER WORLD
34.キミだけのボクでいるから 35.オレンジの太陽

MOONは当初LAST MOONだけやってましたが、VULGARとMOONを組み合わせるのは大分前から決めてたことです。VULGARに似合うアルバムはMOONのあの強固な世界しかないと思っていたので。ただCrescentもDIABOLOSも、すべてを網羅したいという想いがあったので、日によってアルバムを変える形でぶちこんで歌いました。以外にもCrescentの方が合わせやすかったです。MOONは強固すぎて、一度マリスの曲入れてみようかと想い、入れてみましたがMOONもVULGARもお互いに入れると変な感じになり、しかもそれを望んでいないことがよく分かったので、そこを考えながら組み合わせていきました。マリスがきっかけでD.I.Xもやろうと思い、そこから特別篇が生まれました。当初は日によってアルバムを入れ替えるだけの話だったのが、やっていく内にお互いのアルバム関係なく曲をシャッフルしてただのアルバムの再現ではなく、今の自分ならどうまとめられるかという挑戦が出来ました。そのため、ファイナルシリーズ2で終わる予定がDIABOLOSやD.I.Xの曲の入れたので結果長くなり、さらにアルバムに囚われない形が出来てきて、完結篇をやろうと思いつつ、1日だけではまとまらないと思い、前哨戦で追想篇を入れることにもなり、長くなってしまいました。今回の新曲「罪の継承」が実は肝になっています。


Skoop On Somebody 20th anniversary LIVE Vol.3 @福岡イムズホール

2017-07-09 17:17:12 | LIVE

 7/2にS.O.Sの20周年記念のバンド編成による第三弾ツアーの福岡公演に行ってきました。
バンド編成は2012年、2016年と続けて3回目になりますが、実はこの1年の間に4回行っていることになります。UPツアーに、クリスマスライブ、長崎での密着ライブとライブ三昧の1年を送られていますね。ある意味このバンドツアーが20周年の集大成的なものになるんだろうと思います。アナウンスされていないし...。後半に向けては年内にニューアルバムがでることになったので、クリスマスライブツアーも今年はやらないかもしれません。まあ、集大成というのは、TAKEのMCにもありましたが、去年のバンドのステージよりも明らかに今回の方がメンバーに脂がのりまくってて、会場の雰囲気でいけば明らかに前回よりも高まっているように感じたからです。観客の方々も老若男女問わずいろんな世代の方がありました。そんな世代の方々が一緒に盛り上がったり、じっくりと聞き込むのも、面白いです。

SE
1.Tonight's the night
2.get away
3.線香花火
4.白シャツ
5.Perfume Love
6.Soul'n Roll
7.Still
8.束縛
9.潮騒
10.Stay in Love
11.Nice'n Slow
12.Eternal Sunshine
13.sha la la
14.Cry On Your Smile
15.Every Kiss,Every Lies
16.Q
17.Eternal Landscape
18.UP
19.僕が地球を救う~Sounds Of Spirit~
20.バラ色

ENCOLE
21.soul river
22.Key of Love

 不思議なもので、2001年で「潮騒」に触れてから、ずっと追いかけ続けているんですよね。それが何故なんだろうと思っていて、この周年ライブの中で分かってきた気がしました。S.O.Sは、20年の中で音楽性が変わりながらもずっとその核のようなものが変わってないと思うんです。僕自身ドラマチックでムード感のある音楽が好きなのはもちろんですが、似たり寄ったりの音楽が溢れかえる時代の中で、本物だと感じるグループはメジャーどころだと彼ら以外あまり知りません。
 MCでTAKEが言ってましたが、20年続いていくと、続けていくためにどうしたらいいんだろう?と色々冒険していくこともあったそうです。コラボレートしたり、歌謡曲系になったり、J-POPのような音楽になったり、ゲストを沢山入れたりと色々な刺激をもらうことで、先に進めてきたと。正直に言うと彼らの音楽すべてが好きという訳でもないし、前回のオリジナルアルバムや、15周年のアルバムも最初のバラードベストに比べると好きになれなかったこともあるし。勿論嫌いではありませんが、それ以前に好きなアルバムよりも最新のものが好きになれなかったということもありました。迷走したこともあったとは思うんですけど。それでも彼らは続けるために試行錯誤を重ねてきた。それの象徴がこの20周年ライブツアーだと思います。
ツアーの中でS.O.Sのライブはその時々によって趣きを変えていきました。僕はそういう公演ごとに雰囲気が変わるのが好きで、ライブスタイルに合わせてどんなステージでも対応できるようなスキルやパフォーマンスを持っていて、併せて、きちんとS.O.SのルーであるR&Bやメロウ、ジャム、ソウルが根底にあって、一貫してスタイルが変わってもライブに違和感を感じることはなかった。その姿勢にブレてない所が自分がずっと追いかけている理由でもあります。単純に飽きないんですよね。
 だから絶対にバンド的なアツいライブになると思っていたら、暗転して開演。新曲の「Tonight's the night」で始まった本編はやっぱりアゲアゲムードのまま「get away」と盛り上がり、「線香花火」「白シャツ」という新旧の曲も熱度を下げることなく進んでいきました。バンドでやるとやっぱり熱い感じになりますね。「Perfume Love」かな?僕がSave Our Soulsが一番好きな曲なんですけど、やるとは思ってなかったのでびっくりしました。「Soul'n Roll」とムードな曲へとミディアムテンポに緩急をつけるように進んでいきますが、1曲1曲演奏するにつれてS.O.Sお特異のムーディでどこかアダルトな雰囲気が漂う会場。
 「ブルースな部分を楽しんでください」という前フリから「Still」「束縛」「潮騒」と披露。「Still」「潮騒」は長崎でもやっていましたが、演奏形態が違うのもあって、まるで別物だったのが印象的でしたね。「束縛」は「sha la la」のC/Wですが、まさか20年近く経って生で聞けるとは思いませんでした。あの着信音が凄く好きで。
 「ゆっくり揺らすような感じで聞いてください」という言葉から始まった「Stay in Love」。曲自体は長崎市のあの風景の中から生まれた曲とのことで、海に面している町だった長崎市内の風景に歌詞もイメージされているとか。愛する人を忘れきれず一人で悶えているという男のもろさや弱さを歌った曲。ここからは所謂バラードセクション。「Nice'n Slow」~「Eternal Sunshine」~「sha la la」と代表曲が演奏される中、次に演奏されたのはなんと久保田利伸の「Cry On Your Smile」のカバー。これはトリビュート板の企画でカバーした曲で、MCでTAKE自身が一番久保田さんの曲で好きな曲で、レコーディング中も思いっきりカバーというよりコピーになっていたというエピソードがある位思い入れのある曲とのことで、それを何かのイベントで本人に「あれが一番良かった」と言ってもらったとかなんとかという話をしてました。でもこれは最新シングルの壮大な前フリでもあったのかな?そこからのその久保田利伸共作の「Evry Kiss,Every Lies」が満を持して披露されました。音源ではバラードと思ってたんですけど、曲順的なものからなのか、歌モノでありながら、綺麗に聞かせるというより、熱く熱のこもった歌唱やバンドの音をはらんだ、今までのS.O.Sの曲にはありそうでなかった印象を与えてくれる曲でした。この曲に限らず、シングルに収録された曲がどれも、アレンジが往年のS.O.Sではなく、R&Bの頃の初期の雰囲気に近い感じがしました。だからアルバムが「Distance」とはまた違うものになる。そんな気がしてます。「Q」~「バラ色」までは序盤のように盛り上げて、TAKEが「男行ってみよーう!!」と叫ぶ場面もみられ、手フリや大合唱、コール&レスポンスの嵐で本編が終了しました。

 アンコールでは久々に演奏リストに加えられたという「soul river」。TAKEの地元近くにあるという川をイメージして、作られた歌詞とのことですが、KO-HEYが原曲の曲でもあって、それを敢えてMCで話していたのが印象的でした。20年というのを川の流れに例えた時に、KO-HEYという存在もいて続いてきたことに対する何かメッセージのようにも聞こえました。
最後は「俺たちの今の想いを伝えたい曲です」という紹介から「Key of Love」で終演。

 振り返ると、前回のVol.2のライブで身近な距離で少ない人数で最低限のセットで剥き出しのライブを披露してくれた彼らですが、TAKE曰く「みんなが求めてるものが分かった」らしいです。そして、彼ら自身が何を求めているのか、何が好きで音楽をやってきたのか、も感じることができたんじゃないのかなって気がします。個人的には、UPの時のようなアゲアゲで盛り上がるスタイルに、彼らがルーツとしている音楽に近い雰囲気の楽曲を染み込ませながら、20年ということで選曲も本編だけで20曲と大ボリュームで、セクションごとに楽曲がセレクトされていたので様々な彼らの音楽性を改めて再認識することができました。純粋に今までで一番楽しかった。
 この「熱」がニューアルバムに注ぎ込まれるのか、そしてその作品はどのような作品になるのか、を楽しみにしています。


lynch. TOUR17 THE SINNERS STRIKES BACK @福岡DRUM Be-1

2017-07-01 22:24:44 | LIVE

少し前ですがlynch.の活動自粛からの再開後ライブに行ってきました。
今回は細かく回る全国ツアーでそれこそ熊本や宮崎、大分、山口なんかも行きたかったですが、さすがに平日は難しく...
ファイナル公演も元々決まってた予定もありこのツアーでは最初で最後の参戦になりました。
ちなみにFC入ってるんでまあまあ悪くないチケット番だったのですが、当日仕事で職場を出たのが開場時刻でした。結局入場したのは開演5分前だった気がします。ここ数年ツイッター始めたんですけど、何時も仲良く行ってるDIRの友達が何故かlynchにまで進出するようになり、気が付けば彼が普通に僕の前に陣取って暴れていることはなんか不思議でしたね、僕がlynchを紹介したけど、2年くらいまでは彼らのライブ1人で行ってたのに。会場には知ってる人が何人かいて。しかもこのいい歳になってまだキッズのように追いかけ続けていて、その歯止めが利かなくなっている自分が今でも怖いです。僕が金欠になるのはお酒でも服でもなく、おそらく遠征費とライブなんだろうと思います。来週は横浜だし。

そんなこんなでlynchのTHE SINNERS STIRIKES BACKです。SINNERSというのは罪びとたちという意味ですが、これはAKのことよりも置かれている彼らの立場や精神状態そのものを反映している気がします。AKがいることが当たり前だった時代が最強だとすると、今のlynchは劣ることを葉月自身が認めています。だからこそそこでどう局面を打破するのか?っていうところでサポートベーシストを加えてライブをしたり、著名なミュージシャンとコラボしたCDを発売したりと、危機をある意味チャンスに変える葉月の、そしてバンドの前に進もうとするハングリーさには感服します。たぶんそれは全国に行ってこうやってライブ会場で会える人達がたくさんいることを分かっているからだろうとも思います。

SE:SIN
1.ADORE
2.BLACK OUT DESTROY
3.GREED
4.DAMNED
5.ALL THIS I'LL GIVE YOU
6.MIRRORS
7.NEW PSYCHO PALALYZE
8.KILLING CUNT
9.KALEIDO
10.PHANTOM
11.SORROW
12.D.A.R.K
13.GALLOWS
14.I'm sick,b'coz luv u
15.NEEDLEZ
16.DIES IRAE
17.pulse_
18.TRIGGER

ENCOLE
19.THE FATAL HOUR HAS COME
20.VANISH
21.MOON
22.TIAMAT

 個人的には去年のDDDツアー#2と秋のAVANGARDEツアーを合体させたようなセットリストで、ライブ展開だったと感じています。冒頭ADOREから来るとは思わなかったけど...そこからBLACK OUT DESTORY~GREED~DAMNEDを畳みかけるような冒頭も往年のlynchの流れでした。ブレイクでMCにならないMCを話した後にALL THIS I'LL GIVE YOUやMIRRORSではヘドバンや合唱が起こり、個人的にはNEW PSYCHO PALALYZE~KILLING CUNTとダークに攻め立てる中盤が好きでした。PHANTOMが来るのは多少驚きましたが。全体的に、新譜の音源は要所要所に組み込まれていましたが既存曲と違和感なく染み込んでました。つまるところ新譜の曲が5曲あるということ意外は、今までのlynchと変わらない。lynchはlynchでしかなかったです。
liveをしていく度に思っていたのは僕らが不安だったようにバンド側も不安を抱えていたんじゃないかということでした。それは今回の活動再開でどれだけ集客があるのかとか、あきらかにマイナス要素がなかった前回と比べると、この自粛で抱えてきたある種の罪を背負ってライブしているように、見えない十字架のようなものを背負っているように感じたのが、前回と今回の最大の違いでしたし、それは、笑いの起こったアンコールになっても消えなかったかな。
でも、序盤と終盤ではその背負った十字架が少し背負うことにプレッシャーを感じなくなっていたんじゃないかとも思いました。
楽曲単位で行くとDIES IRAEはもっともっと暴れ曲になっているような気がしたし、BLACK OUT DESTORYも今後定番化していくような気がしました。
 lynchが不完全というのは葉月のコメントですが、個人的には前回のツアーよりも楽しめました。というか緊張したかな。単純に暴れたいっていうだけでない、何かが欠けたまま、そこを埋めようとさらなる高みを目指そうとする、でもAKのことを普通にMCで話してたからね。わかめって(笑)だから、いつかその先でAKをまた受け入れる日も来るかもしれないな...と、どことなく感じたライブでした。