院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

入学の象徴

2013-01-16 05:14:55 | 教育
 小学校の新入学生をめあてにランドセルが売り出されている。ニトリやイーオンが学習机を売り出している。これらは役に立つのだろうか?

 体力がない小学校一年生にはランドセルが理想的な鞄なのだろうか?少し重すぎるように思うが、どうか?

 私自身は、小学校2年生までしかランドセルを使わなかった。3年生からはズックの手提げ鞄だった。ランドセルを特段に便利とは思わなかった。

 私が買ってもらった学習机は座卓だった。畳の部屋しかなかったからである。今はフローリングの部屋が多いから、ニトリやイーオンのように椅子に座る学習机が流行るのだろう。

 自分専用の座卓を買ってもらって、少し大人になったような気がしたが、その机を利用しつくすことはなかった。けっきょく炬燵などで宿題をやった。

 ニトリやイーオンの学習机も利用する子供は少ないだろう。肘掛けのない椅子に長くは座れない。机の面積が狭すぎる。いろいろとパーツを組み合わせることができるようだが、余分な機能である。組み合わせをユーザーに任せるということは、家具として完成されていない証拠である。

 それならランドセルや学習机は何のためにあるのだろうか?それは入学の象徴として存在価値がある。実用性は二の次である。

 私が勉強する上で一番役に立った机は、伯父が遺した古いものだが、机の面積が広く両袖に引出しがある大きなものだった。現在その机は弟が使っている。

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