院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「なまはげ」は地元の子どもたちのトラウマにはならないでしょうか?

2014-09-22 00:03:42 | 心理

秋田のがんばる農山漁村応援サイトより引用。)

 テレビなどで見ると、子どもたちは「なまはげ」に怯えきっています。あれはトラウマにはならないのでしょうか?

 たぶん、ならないでしょう。「なまはげ」は、地元のすべての幼児が経験するからです。昨日述べた、ある出来事を体験したマジョリティーには、それはトラウマとはならないとする仮説によれば、そういうことになります。

 「なまはげ」を演じる青年たちも、幼いころ「なまはげ」に脅かされました。その経験は青年たちにとって「艱難なんじを珠にす」というよい方向に働いたのだと思われます。青年たちにとってトラウマとなっていれば、この行事は続いていないはずです。

 逆に言えば、「なまはげ」を経験した幼児が少数なら(すなわちマイノリティーなら)、「なまはげ」はトラウマになるでしょう。


※今日、気にとまった短歌

  夏すぎて秋になる時こんなにもすとんとなるか虫達が鳴く  (瀬戸市)村瀬登美子

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