子供向けの「キョウリュウジャー」という番組が大人気である。5人揃って「ゴレンジャー」の流れをくむ戦隊もので、実写(特撮)のドラマである。
今年の2月に始まったばかりだが、すでに「仮面ライダー」の人気を超えている。小学校1年生の甥は「仮面ライダー」のファンだったが、「キョウリュウジャー」に乗り換えてしまった。
「仮面ライダー」と「キョウリュウジャー」はどこが違うのだろうか?「仮面ライダー」にはストーリーがあるが、「キョウリュウジャー」にはないと言ってもよい。「仮面ライダー」は人間が対話してストーリーを運んでいくのだが、「キョウリュウジャー」にはそのような場面がほとんどなく、全編「変身」と「戦い」である。つまり、見ていて面倒でないのだ。
ストーリーらしいものがないのは、大人向けの映画でもある。ジャッキー・チェンの拳法ものや、007などのチェイスものはアクションシーンを楽しませる映画であって、ストーリーはオマケである。「キョウリュウジャー」にストーリーがあるとすれば、「悪者」をレンジャーがやっつけることだけである。「悪者」はいかにも悪者らしくデザインされて、なぜ悪いのかという説明は全然ない。
セリフが少なく善玉と悪玉がはっきりしていて、主に戦闘シーンを見せるという点において、これらのドラマはダンプ松本がいたころの女子プロレスにも似ている。「キョウリュウジャー」は「仮面ライダー」と同じくおもちゃ会社とコラボしていて、出てくるマシンは恐竜にせよ剣にせよ、おもちゃとしてすでに設計済みだと思われる。おもちゃのこうした売り方は、30年前からすでにあった。
(一説によると「仮面ライダー」は子供の母親に人気があるという。出演男優がイケメンだからである。ちなみに「キョウリュウジャー」の出演男優もイケメンである。)
今年の2月に始まったばかりだが、すでに「仮面ライダー」の人気を超えている。小学校1年生の甥は「仮面ライダー」のファンだったが、「キョウリュウジャー」に乗り換えてしまった。
「仮面ライダー」と「キョウリュウジャー」はどこが違うのだろうか?「仮面ライダー」にはストーリーがあるが、「キョウリュウジャー」にはないと言ってもよい。「仮面ライダー」は人間が対話してストーリーを運んでいくのだが、「キョウリュウジャー」にはそのような場面がほとんどなく、全編「変身」と「戦い」である。つまり、見ていて面倒でないのだ。
ストーリーらしいものがないのは、大人向けの映画でもある。ジャッキー・チェンの拳法ものや、007などのチェイスものはアクションシーンを楽しませる映画であって、ストーリーはオマケである。「キョウリュウジャー」にストーリーがあるとすれば、「悪者」をレンジャーがやっつけることだけである。「悪者」はいかにも悪者らしくデザインされて、なぜ悪いのかという説明は全然ない。
セリフが少なく善玉と悪玉がはっきりしていて、主に戦闘シーンを見せるという点において、これらのドラマはダンプ松本がいたころの女子プロレスにも似ている。「キョウリュウジャー」は「仮面ライダー」と同じくおもちゃ会社とコラボしていて、出てくるマシンは恐竜にせよ剣にせよ、おもちゃとしてすでに設計済みだと思われる。おもちゃのこうした売り方は、30年前からすでにあった。
(一説によると「仮面ライダー」は子供の母親に人気があるという。出演男優がイケメンだからである。ちなみに「キョウリュウジャー」の出演男優もイケメンである。)