院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「7%の法則」

2007-06-07 08:27:40 | Weblog
 海外生活を経験しても、バイリンガルになれる人は7%くらいだろうと、いつぞや書いた。海外生活が長すぎても、今度は日本語がおぼつかなくなり、バイリンガルにはなれない。

 いろんな技芸にこの「7%の法則」が通用するというのが、私の感触である。

 碁や将棋が好きな人で、アマ初段以上になれる人は、7%程度だろう。小さいときからピアノやバイオリンを習っていて、大人になってからも、人前で恥ずかしくない演奏ができるようになる人も7%くらいである。(あとの93%は、そうはならない)。

 鉄棒で蹴上がりできるようになる人は7%くらいである。あとの93%は、いくら練習しても蹴上がりができるようにはならない。

 ジョギングが好きな人で、フルマラソンを走れるような人は7%くらいだと思われる。小さいころから野球少年で、高校野球の地区予選にでられるようになる子も7%程度である。

 パソコンが好きな人の中で、独力でプログラムが組める人は7%である。(BASICがはやった時代、BASICをモノにできるのは7%だという統計を見たことがある)。

 東大入学希望者の中で、実際に東大に入れるのは7%くらいだと考えられる。

 あらゆる技芸に「7%の法則」が見られる。7%というのは正確な数ではむろんなく、1割には満たないというほどの意味である。

 ここに紹介しなかった技芸でも、一応のレベルに達する人は7%くらいしかいないはずだから、自らや周辺をそういう目で見直してみてほしい。

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