「痴呆」という言葉が差別的だという事で、行政が認知症と称するようになり、
後に、医療界がそれに追随したとの事
何と呼ぼうと実態は変わらない
自分の周りでも、死んで行った人の何人かは認知症だった
「自分はボケないと思う」と豪語していた母も最後の二三年は呆けた
寝たきりに近い状態だったが、ふと起きて徘徊するようになった
介護人がいない時には、部屋のドアを施錠した
良くないと思ったがやむを得なかった
本人からの不満は出なかった
それがせめてもの救いだった
老健施設では痴呆フロアのエレベーターは暗証番号を入れないと機能しないようになっていた
原則外出自由との事ではあったが…
報道によれば、年間1万人超が行方不明になるらしい
現在40-50歳台の未婚独身者が多いそうだが、20-30年経つと心配だ
他人事ではなく、近いうちには自分がれっきとした対象者だ
背筋が凍る