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思いつくままに…

彼の国(2)

2012年09月29日 | どうして?

コーランが聞こえるので、
窓の外を見ると、王宮の周りは、
案に反して、砂漠ではなかった

モハメッドに言うと、
「王宮の庭の外に出ると砂漠の町です」
と答えた

真水にしてふんだんに海水を撒いて
緑の庭を造っているのだ、との事

これも、勿論、無限に出る石油のお陰…

それまでは、単なる地味な砂漠の国に過ぎなかった

でも、良い事ばかりではない

豊かになったせいで、
その分、権力争いが起きる

今回の一連の事件もそれ絡みだ

後がまを狙っているグループが幾つか有る

陰に陽に、その出方は様々だ

最も明らかに狙っているのは、現国王の次の弟との事

パリで暗殺された皇太子も、モハメッドを取り巻いた日本での事件も、国王の弟、つまりモハメッドの叔父、アリ、の仕業だと考えられている

それでも、明らかな証拠が無いので、如何ともし難いのが現状だ

そんな話しを聞いていると、一発の銃声がした

そして、数人が慌ただしく走る足音が部屋の外で聞こえた…

(続く)
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「国技」

2012年09月26日 | どう思いますか?

随分と暫く振りで「相撲」を
テレビで視た

上位段に行くほど
カタカナ文字の出身地が多いのにびっくりした

「しこな」を見たり聴いたりしている限りでは
有名力士を除いては
外人だと思わなかった力士も
相当数が外人だったのに驚いた

まして、ここのところ優勝する力士も
今度二人になった横綱も
外人だ

今さら「国技」と呼ぶのはどうか?
と、感じさせられる程だ

あまりにも外人を引っ張って来過ぎた、と反省すべきだ

相撲部屋の親方も自分の部屋の経営ばかりでなく
国技としての大相撲全体を考えるべきだった

その為に「国技」の金看板がはずされる事になっては
正に本末転倒だろうに

国技であるが故の優遇が無くなってからでも
これまで同様にやっていければ問題無いが…

門外漢ながら危惧する一人だ。
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「念の為」

2012年09月23日 | 勝手に決心します…

病院に行くと

「大丈夫だと思うのですが、念の為、何々試験をやってみましょうか?」

とよく言われる

これまで、必ず「お願いします」と答えて、そうして来たが、やはり「大丈夫」だった


今回、十分な説明も無く、同様の事を聞かれ、同様に答えた

そして、予約の為、何とか検査センターに回って係員から説明を受けたところ
丸一日掛かり、しかもヤバいところが有るのか「同意書」に記名押印して、当日持参せよ
との話しだった

血圧が少し高めだった為か「念の為、何とか検査を受けてみますか?」と聞かれ、
これまでのCT試験は五分ぐらいで終わっているので
軽く「はい」と答えたものだった

それで、市販の血圧計を買って、計測しているが、そんな大した検査を受けるには時期尚早だと素人判断する

予定されている検査は辞退しよう

今後は「念の為」は原則止めよう…
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傭兵

2012年09月19日 | どう思いますか?

何とか言う新型飛行機を廻って
駐留米軍に対する批判が出ている

実際に戦争になれば、それどころではないので、
先ずは、練習中か離着陸時に
落ちてこないか、という問題だ

その下に住む人にしてみれば
上から、前触れなく落ちて来られたら
たまったものではない

それは乗務員も同じだ
飛行中に落ちて死にたくはない
家族もいるだろう

使わなくて済むものなら
米軍も採用しないし
物議をかもしているところに
持っては来ない

必要が有るから創作し
必要が有るから日本に持って来る

それだけの緊張を
それだけの緊急対応性を感じるから
配備しておきたいのだろう

自国の軍隊では
法律的にも実践的にも十分に防衛出来ないのであれば
同盟国に頼らざるを得ない
やってくれる、と言うのだから

それには莫大な費用も掛かる

それでも、取り敢えず「傭兵」していると考えて
それらの不都合を受け入れたら、どうだろう…
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彼の国

2012年09月17日 | そのようです…

高橋絵里刑事の話しは続く…


父が目覚めて、周りをそっと見回すと、
どうも、先程まで居たモハメッドの下宿の部屋ではなさそうだ…

「お目覚めですか?」と言っているのだと思った

黙っていると、その外人は部屋を出て行って、
モハメッドを連れて戻って来た

「済みません! 巻き込んでしまいました」

「いったい、どうしたのですか?」と問うと

「私の下宿で飲んだ酒に毒が入れられていました」

「危ういところを、警護の者が入って来て、助けてくれました」

本部の指示で、ここに移送されて来ました

「こことは?」と聞くと

「私の国です」「ここは王宮です」と言われ、

父は度胆を抜かれた

眠らされて、毒と戦っている間に、空港に運ばれて、プライベート・ジェット機で、この国に連れて来られたらしい

反体制派の動きが過激になって来て、取りあえず日本を脱したのだ…

その後、その目覚めた部屋で、モハメッドと食事をしながら、1時間ほど過ごした


すると、大声で叫ぶように前触れの案内が聞こえた…

「父が来たようです」とモハメッドが言った

いかにも、中近東の国の王様と言う出で立ちで、威厳を漂わせて、数人の供を引き連れて入って来た

「今回は大変有難う、モハメッドは良い友を持って嬉しい」

と言っているのだと、王子が訳した

「これからもずっと支えてやって欲しい」と言って

父に握手と抱擁をして、にこっと微笑んで、出て行った…

(続く)
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