ギナーン社はなぜ適正価格を実現できるのか !?
今、腕時計の価格は
すごく値上がりしています。
僕が実家の南雲時計店を
手伝い始めた約25年前
ロレックスのデイトナ(SS製)は
約50万円を少し切りました。
そして、注文すれば
入荷しました。
しかし、今は約150万円です。
しかも、実勢価格は約400万円です。
ブライトリングのナビタイマーは
大沢商会の正規品で
27万円くらいでした。
(当時、南雲時計店はブライトリングの
正規販売店特約店でした。)
ナビタイマーも今では
約100万円です。
なのになぜ？
キナーンは今でもクロノグラフが
30万円くらいなのか。
しかも、性能は時計業界の中でも
もっとも丈夫な時計なのに。
しかも、大メーカーのような
機械によるオートメーションや
流れ作業による効率化などではなく
雲上ブランドのように
一つの時計を一人の職人が
最後まで組み立てる手作りなのに。
もちろんそれに
すごい理由があります。
それは・・・・
広告にコストを掛けない。
です。
広告にお金を掛けると
売上げは増えます。
売上げが増えると
生産設備も増強しなければならない
そうすると更に売上げを上げるために
広告を出さなきゃいけない
会社はどんどん巨大化していき
販売価格もどんどん
値上げしなきゃ会社が
回らないようになって
しまうのです。
近代ギナーン社の祖
ヘルムート・ジン氏の信念は
『良い時計を適正価格で提供』
でした。
ですので、ギナーン社は
広告にコストを掛けず
生産設備も自分たちに
最適なサイズで
和気あいあいと作っています。
そうする事により
『良い時計を適正な価格』
で、販売するが成り立っています。
『なぜ？』、『どうして？』
って思う事がありましたら
僕に質問を送ってください。
お待ちしております。
info@nagumo-watch.com
2021年08月04日掲載
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時計店の息子(次期4代目) 南雲凌
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