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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事 【4/16~4/17】

2022年04月17日 11時09分19秒 | マリーンズ2022
  ≪4/16≫


 4月10日のオリックス戦、ロッテの佐々木朗希がプロ野球史上20歳5カ月の史上最年少で完全試合を達成。同試合では新記録となる13者連続三振、タイ記録となる19奪三振もマークするなど、前代未聞の投球で世の中を震撼させた。

 そんな記録の達成に大きく貢献したのが、バッテリーを組んだ18歳の松川虎生。なぜプロ入り間もない高卒の新人捕手が、球史に残る偉業達成をアシストできたのか。長年にわたりロッテのエースとして活躍した清水直行に聞いた。 

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 同試合で佐々木・松川のバッテリーは、テンポよく積極的にストライクゾーンに投げ込み、常に有利なカウントで打者を圧倒。奪った19個の三振のうち、4球以内での三振は11個を数えた。

「やはり大前提として、ストライク先行のほうが絶対に有利です。その意識が松川の頭の中にあるんでしょう。カーブのような緩い変化球でひとつポンッとストライクを取る大胆さ、度胸のよさもある。ファーストストライクをどんな形でも取っていくというところが、今はできているのかなと思います。

 相手が打つ気満々で、ボールから入らなきゃいけないシーンもあるのですが、その際も普通にボール球を投げさせるのではなく、ストライクからボールになる球で振らせてみたり。そういった観察眼も優れていて、打者をよく見ているという印象です」

 配球面で光る部分を見せる松川だが、「捕手として必要な、基本的な能力がすでに備わっていることが大きい」と清水は言う。

「捕手として身につけておかなければいけない技術は、キャッチングとスローイング。松川は高校時代(市和歌山)から小園(健太・横浜DeNAベイスターズ)の150km超えの球をたくさん受けてきていることもあって、ある程度キャッチングには自信があると思うんです。スローイングに関しても捕ってからが素早いですし、盗塁を刺せる自信があるんでしょうね。 

 本来であれば、高卒の新人捕手はそのふたつの技術やブロッキングなども含め、覚えなければいけないことが多い。でも、そうしたことがすでにクリアできているので、配球や駆け引きといった次の段階にいけています。

 あと、データ班(チーム戦略部)がこれまでに収集・分析してきたものを、松川がしっかりと活かせているように見えます。これは、裏方の方たちの力がすごく大きい。そうしたデータも交えつつ、松川を"スーパーキャッチャー"に育てていくためのプランを進めているのかなと思います」

先を見据えた配球

 4月10日の試合前まで三振がひとつと、三振数が少ない打者・吉田正尚からも3つの三振を奪った。1打席目は直球から2球連続のフォークで空振り三振。2打席目は初球と2球目にカーブを連投し、フォークを2球続けて空振り三振。3打席目は直球を3球続けたあとにフォークで空振りを奪い、追い込んだあとに膝元の直球で見逃し三振に切ってとった。

「オリックス打線のなかでもっとも三振しない打者が吉田ですよね。序盤から三振を立て続けに奪って順調にきていたところで、『やられるんだったら、このあたりかな』という捕手としての嗅覚も優れていると思います。試合の早い段階(吉田の2打席目)でカーブを決められたというのが最後まで効きましたね。

 吉田に投げたカーブは、オリックスの他の打者にも意識させることになりましたし、効いたと思います。そういう意味では、それ以降の投球に"勇気を持たせる変化球(カーブ)"だったと思います」

 吉田は試合後、佐々木との対戦を「相手のほうが上だった」と振り返っていた。

「あの2打席目で松川が2球カーブを要求して、おそらく佐々木は首を振ってないと思うんですけど、あの打席でカーブを使われたというところが、『相手のほうが上だった』という感覚になるんじゃないですかね」

 9回、完全試合まであとひとりとなって迎えたのは、不振でスタメンから外れていた代打の杉本裕太郎。フォークを3球続けるという、この試合で一度も見せていなかった配球で空振り三振を奪った。

「やはり完全試合を意識したのか、松川も最後はバットに当てさせたくなかったんでしょう。とにかくパスボールだけは防ぎつつ、相手が空振りするボールを(求めた)。それで、最後はフォークで攻めたんでしょうね」

カーブはなぜ有効なのか

 この試合では吉田に投じたカーブがクローズアップされることが多いが、清水は「それだけではないんですけどね」と前置きした上で、自身の現役時代にも武器のひとつとしていたカーブの有効性を説く。

「直球とフォークの割合が多かったですが、そのなかにカットボールやツーシーム、シンカーといった球種ではなく、カーブを織り交ぜたのが効くんです。カーブは緩急がつきますし、本当に投球の幅がぐっと広がる球種です。

 そのため、多くの投手が(投げられるものなら)投げたいと思っているんですけど、試合で通じるカーブを習得するのはそんなに簡単なことではありません。カーブは昨年からもそうでしたが、今年もオープン戦で投げてみたり、テーマにしている変化球ですよね。

 それをああいった緊迫した場面でもしっかりと投げられている、そして要求できるというのは、佐々木と松川の今後の活躍がとんでもないところまで行くんじゃないかということを示唆しています。そんな完全試合の内容でした」

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 佐々木朗希とバッテリーを組み、完全試合達成に貢献した松川虎生。佐々木朗以外にも、今季の開幕投手を務めた石川歩が先発の試合をリードして勝利に導くなど、日に日に存在感と評価を高めている。

 後編では、石川を好リードできている要因やその他の投手と組む上での今後の課題などを聞いた。 

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 4月15日時点で、松川は石川と3回バッテリーを組み、23イニング1失点(自責点0)と結果を出している。

「昔の石川の球を受けたことがないのが、いい方向に働いていると思います。石川はケガをする前、特にプロ入り1年目の2014年から3年連続で2桁勝利を挙げていた頃は、直球で押していくピッチングスタイルでした。でも、松川はその石川の球を受けていないので先入観なくリードができているんだと思います。

 昨年、石川は右肘のクリーニング手術をして完全にモデルチェンジしました。年齢の影響もありますが、以前は150km出ていた直球も、今季は140km台中盤くらい。今はほとんどが動くボールですが、松川はそういった今の石川の特性をしっかりと把握していると感じます」

 4月8日のオリックス戦で先発した石川は8回を投げて勝ち投手になったが、清水は同試合で奪った"空振りの少なさ"に注目する。

「その試合は111球投げて3奪三振、空振りも6個くらいでした。8回まで無失点に抑えながら、空振りが6個というのは少ないと僕は思います。比較するのも酷ですが、佐々木朗希はあれだけ空振りが取れる。しかし、今の石川は昔のように直球で押すことはできませんし、鋭く落ちるボールがあるわけでもないのでバットに当てられてしまうんです。

 石川は器用なので、これまでも変幻自在のシンカーを投げてきましたが、右打者に対する外からのシンカーなど、今年は特にシンカーを中心にする傾向が強いですね。それも松川のリードによるものでしょう。石川に限らず、ピッチングは基本的に外角が中心になるんですが、松川もやはり外中心の配球をしています」 

松川の繊細さと大胆さ

 松川は基本的に「オーソドックスな配球」としながらも、注目すべき長所があるという。

「配球はオーソドックスですが、投手が持っている"引き出し"をいつでも開けられる準備をしながら配球している印象です。試合中、投手の球種がずっと頭の中から消えない、という感じでしょうか。打たれた球種は要求しづらくなったり、ボールが続いたりするとその球種が頭から消えちゃう捕手もいるんですが、松川の場合はうまく切り替えて、どの球種も消さずに場面に合わせて要求することができているように思います」

 投手でも捕手でも同じように、繊細さをベースとしながら、時には大胆さも必要だと説く。

「松川は繊細さと大胆さを持ち合わせていると思います。大ざっぱではなく繊細な部分があって、時折、度胸のある思いきった配球をしている。佐々木が完全試合を達成したオリックスとの試合で、吉田正尚の2打席目にカーブを2球続けたあたりもそう。何よりも、どの投手も投げやすそうにしているところが一番いいことですね。

 投手が投げやすいのは、『打たれても抑えても、捕手と会話ができている』という感覚があるからだと思います。会話というのは、もちろんベンチや試合前のブルペン、試合中といった場面で話をすることもそうですが、捕手から出るサインなどで意思がわかることもそう。その点、松川は『この球種で、外の真っ直ぐですよ』とサインを出すだけでなく、そのあとにちょこちょこっと手で仕草をしたりするんですよね。

 たとえば、外の真っ直ぐを要求する時に『低さを意識ですよ』、外のカットボールを要求する時に『きっちりじゃなくて、だいたいでいいですよ』というように、ひとつのサイン、球種に関して『自分はこう思っている』というのを仕草で伝えているように見えます。イニングが終わって帰ってくる時の口ぶりなどからも、投手に対しての目配り・気配りがすでにできていると感じます。

 プロで何年もやっているように見えるのは、そういった部分も要因のひとつだと思います。ルーキーであることを忘れてしまいますよ。『そういえば、松川ってルーキーだったよな』って(笑)」

課題を「強いて言うなら」

 高卒の新人捕手としては異例の完成度が際立つ松川だが、今後クリアしていなければいけない課題はあるのか。清水は「強いて言えば」とした上でこう話す。

「今のところ、先発投手のほうがリードしやすいんだろうな、という印象はありますね。高校野球との大きな違いとして、プロでは先発、中継ぎ、抑えと役割分担がはっきりしています。投手がパッと代わった時の難しさはあって当然です」

 佐々木が先発した3月27日の楽天戦では、佐々木朗が6回3失点でマウンドを降りて以降、西野勇士から鈴木昭汰まで5人のリリーバーの球を受けた。一時、チームは5-3とリードしたが、楽天打線に小刻みに加点されて同点とされ、最後はサヨナラ負けを喫した。

「高校野球では投手が代わっても2、3人なので、こんなに投手が代わることはありません。なので、前回その投手の球を受けた時の記憶があればいいですが、回数が少ない時点では、ある程度の先入観を持ってリードしていかなきゃいけないケースもある。そのほかにも、ブルペンから各投手の調子などの情報をもらって整理したりといった作業は、プロに入ると膨大に増えます。

(3月27日の楽天戦は)中継ぎ以降が計3失点しましたが、松川と投手、どちらかだけが悪いとは言いきれません。ただ、松川が経験を積んで、そういったところまでケアできるようになっていけば、今よりももっと高いレベルに到達できると思います」

文=浜田哲男

(以上 Sportiva)

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≪4/16≫


一軍の公式戦で初対決

 「自分は吉田(輝星)のことをライバルと思っています。今年(2018年)の夏は自分が打てず決勝戦で負けてしまった。プロの世界に入って、自分がホームランを打って借りを返したいと思います」。

 2018年12月4日に行われた新入団会見で、このように意気込んでいたロッテの山口航輝とライバル・吉田輝星(日本ハム)の対戦が、16日の日本ハム戦で一軍の公式戦で初めて実現した。 

 3-7で迎えた6回一死走者なしで迎えた山口の第3打席、1、2打席目は先発・伊藤大海の前に抑え込まれていたが、この回からマウンドにあがった吉田に対し、2ボール2ストライクからきたインコース高めのストレートを振り抜き、レフト前にはじき返した。

 20年、21年の二軍公式戦、一軍の舞台で初対決となった3月8日の日本ハムとのオープン戦では二直、左飛に抑えられていたが、一軍の公式戦初対決はレフト前に安打を放ち山口に軍配が上がった。

高校時代からあった対決

 ロッテの山口と日本ハムの吉田輝は、高校時代に甲子園出場を目指し、切磋琢磨した間柄。高2年夏の秋田県大会決勝は、山口の明桜高が吉田輝星のいる金足農業高を下し甲子園出場を果たしたが、高3夏の決勝で金足農業高に敗れた。山口も吉田輝星の前に4打数0安打3三振。

 「2年生のときは普通に打てるボールで、変化球も放れていなかったので、真っすぐ張っておけばどうにかなるピッチャーだった。そう考えると3年生になって球の質も変わって、変化球も良くなっていて成長していると思いました」。

 初めて対戦した高校2年春のときから比べものにならないくらい成長したライバルを前に完敗だった。

 そして、山口のいる明桜高校を破った金足農業高は夏の甲子園で、鹿児島実業高、大垣日大高、横浜高、近江高、日大三高を破るなど、快進撃を続け“金農旋風”が巻き起こった。決勝では藤原恭大(ロッテ)、根尾昂(現中日)らがいた大阪桐蔭高に2-13で敗れたが、秋田でしのぎを削ったライバルの吉田輝星は“甲子園”の舞台で躍動した。

 「(決勝で)負けたときは、金足農業に頑張って欲しいなと思っていました。ただ、甲子園の活躍をテレビとか、1回応援にも行ったんですけど、やっぱり悔しいというのが正直ありますね」。 

プロでも名勝負に期待

 秋に行われたドラフト会議で吉田輝星が、1位で日本ハムへ。山口も4位でマリーンズから指名を受けた。山口と吉田輝星は同じパ・リーグに所属するチームに入団が決まり、山口は「一緒のパ・リーグで嬉しかった」と喜んだ。

 プロ1年目の19年は対戦が実現しなかったが、対戦が訪れそうな場面もあった。19年3月26日に行われた日本ハムとの二軍戦は、吉田輝星が6回からマウンドに上がり、山口に打順が回ってきたが高濱卓也に代打を送られ、対戦とはならなかった。

 山口は、吉田が投げていたボールに「だんだん速くなってきた印象。一昨日(19年5月8日)見てあいつらしい球を放っていた。今が本来の吉田のボールに戻っているんじゃないかなと思います」と対戦を待ち遠しそうにしている姿が印象的だった。

 2年目の20年は7月11日の日本ハムとの二軍戦で、「力はたしかに入りました」とプロ入り後初めて対戦が実現。0-0の3回無死走者なしで迎えた第1打席、1ボール2ストライクからの5球目の128キロフォークに手を出すも右飛。続く0-0の5回一死三塁の第2打席は1ボール2ストライクから130キロのフォークで空振り三振に倒れた。

 「負けていられないというのはやっぱり一番ですし、あの夏やられて負けたので、ファームの試合ではなくて、一軍の試合で、一軍で打ってこそやと思っているので、一軍の試合でホームランを打ちたいと思います」(21年2月2日取材)。

 3年目の昨季は山口が一軍デビューを飾るも、一軍での対決は実現せず。二軍では、8月11日の日本ハムとの二軍戦で対戦し、0-0の2回一死走者なしの第1打席1ボール2ストライクから141キロのストレートに見逃し三振に倒れると、1-3の4回一死二塁の第2打席は3ボール2ストライクから8球目のスライダーを打つも三ゴロ、1-3の6回二死走者なしの第3打席は二飛。昨季の二軍公式戦の対決はこの1試合だけだった。

 今季は、昨年2月の取材で「一軍で打ってこそ」と話していた中で、本塁打とはならなかったが、一軍の公式戦初対決でレフト前に安打を放った山口。ただ、4年前の12月の入団会見から、吉田輝星から本塁打を打って、“あの夏”の悔しさを晴らすという思いは変わらなっていないだろう。ここ最近、投手と野手の1対1の名勝負というのが少なくなってきたなかで、山口vs吉田輝星には、江川卓vs掛布雅之、川上憲伸vs高橋由伸といった後世にも語り継がれるような熱い対決を繰り広げて欲しいところ。そのためにも、山口がマリーンズの中心打者、吉田がファイターズのエースとなり、優勝を争う戦いのなかでライバル対決を見たい。 

山口航輝と吉田輝星のプロ入り後のライバル対決
▼ 2020年7月11日vs日本ハム二軍
第1打席:右飛
0-0の3回無死走者なし
1球目:122キロカーブ ボール
2球目:122キロカーブ 見逃しストライク
3球目:143キロストレート 空振り
4球目:128キロスライダー ファウル
5球目:128キロフォーク 右飛

第2打席:三振
0-0の5回一死三塁
1球目:143キロストレート ファウル
2球目:141キロ高めボール球ストレート 空振り
3球目:131キロフォーク ファウル
4球目:130キロフォーク ボール
5球目:130キロフォーク 空振り三振

▼ 2021年8月11日vs日本ハム二軍
第1打席:見三振
0-0の2回一死走者なし
1球目:142キロストレート 見逃しストライク
2球目:142キロストレート 見逃しストライク
3球目:131キロフォーク ボール
4球目:131キロフォーク ファウル
5球目:141キロストレート 見三振

第2打席:三ゴロ
1-3の4回一死二塁
1球目:121キロスライダー 見逃しストライク
2球目:137キロストレート ボール
3球目:123キロスライダー ボール
4球目:136キロストレート 見逃しストライク
5球目:130キロフォーク ファウル
6球目:139キロストレート ファウル
7球目:123キロスライダー ボール
8球目:127キロスライダー 三ゴロ

第3打席:二飛
1-3の6回二死走者なし
1球目:スライダー ボール
2球目:ストレート ボール
3球目:ストレート 二飛

▼ 2022年4月16日vs日本ハム
一軍初対決:左安
3-7の6回一死走者なし
1球目:127キロスライダー 空振り
2球目:130キロスライダー ボール
3球目:147キロストレート ファウル
4球目:130キロスライダー ボール
5球目:ストレート 左安

※二軍教育リーグ、フェニックス・リーグ、オープン戦の対決は含まない

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪4/17≫


<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:四季オリオリ>

オリックスのエース山本由伸投手(23)は、ロッテ佐々木朗希投手(20)の完全試合達成を、どう見たのか-。

彼自身の話ではないので、申し訳ない…と思いながらも、率直に質問をぶつけてみた。すると、山本は嫌な顔ひとつせず、真っすぐに受け答えを続けた。
「すごいの一言ですよね。投球も、迫力があった。少し余裕も感じました。ペースもよく、勢いがすごかったですね」

1週間前の10日ロッテ戦(ZOZOマリン)。NPB史上16人目、28年ぶりの完全試合。オリックスとしては球団史上初の完全試合を食らい、歴史に残る試合となった。

9日ロッテ戦に先発登板し、球団新記録の自身18連勝を成し遂げたエース山本は、10日の試合を現地では見ていない。先発翌日で“あがり”の日だったため、試合前練習に参加後、帰阪していた。

「大阪に戻るタイミングで、映像で見てましたよ。(走者を許さない投球は)究極。例えば、クリーンヒットでなくても、ヒットゾーンにボールが飛ぶことがあります。打ち取ったと思った、当たり損ねの打球でもヒットになる場合もあるので。相当、圧倒しないと完全試合は達成できないものだと思います」

佐々木朗は、この試合で13者連続三振と、1試合19奪三振の記録を作った。打球が飛んだのは8度で「もう、そうなると、野手が大変ですよね、緊張で」と、山本は笑う。

3学年下の右腕とは、キャッチボールをしたことがある。「球が速いし、変化球もすごい。それに、僕よりも、まだまだ若いです。自分よりも年下で、あんな選手がいたら、頑張ろうと思わせてくれますよね」。そのときに感じた内面部分は「かわいさもあるし、かなり素直です。てんぐになることもない。(性格は)いい感じですよ」とおちゃめに話した。

最後の質問で、もう一つだけ、直球勝負を挑んだ。完全試合-。「いずれは(自分も)やってみたいですよね。もちろん、タイミングとか、運もありますけど…。いずれは!」。こちらは毎試合、今日じゃないかと、待ち構えています。【オリックス担当=真柴健】

(日刊)


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