プレス発表があってからすでに1ヶ月ほど経つんですが、50,000円を先払いしておけば58,000円分の走行が可能になる、ETCの前納制が廃止されるんですね。
割引制度はマイレージ制に引き継がれるということなんですが、このマイレージ制、旧道路公団である東日本、中日本、西日本高速道路(株)の3社と、阪神高速道路(株)との間に互換性が無く、別の積み立てになるのです。
ポイント還元は旧道路公団3社のシステムでは50円あたり1ポイント付加され、1000ポイントためてやっと8000円バック。
阪高は100円あたり3ポイント付き、500ポイントで500円バック。
旧道路公団3社の割引率は1000ポイント還元できたとして約13%、前納制と同割引率です。
しかし阪高のシステムはわずか3%の割引率。新しい休日割引(最大20%引き)と合わせて約22%引きという大幅割引になりますが、平日だと3%引きにすぎませんから合わせても約6%引きになってしまいます。
(阪高のシステムだと100円未満が切り捨てられているんですよ!)
しかも前納制との大きな違いとして、前納制だと有効期限がなかったのに、ポイントは翌年度の年度末までしか有効期限がありません。
つまり最長で2年、最短では1年だけの有効期限なのです。
ETCのHPでは「最長2年」と大きく書いてますが、「最短1年」と書きなさい!
僕のドライビングパターンの場合、1年ちょっとで5万円分の通行を行うか、微妙なところなんです。
それも阪高と旧道路公団の高速走行を別に積み立てられたんでは、ちょっと無理。
多頻度利用者に便宜を図るシステムという理屈はわからんでもありませんが、前納制なら享受できた割引率を受ける事ができなくなったんですよ!
つまりこれは体の良い
値上げ!なのです
せめてもの抵抗は12月20日の前納制受付停止までに、前金を制限いっぱいまで入れておく事でしょうか。
・・・でも、その前納制の預かり制度そのものがなくなったりして。
今は大丈夫です、と言っていても、アヤシイもんですよ