北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

気品のある花 レブンウスユキソウ 礼文島:北海道礼文町

2007-05-28 15:33:06 | 山歩き

 小さな花ですが、気品に溢れています。エーデルワイスの仲間で、礼文島に群生していて、レブンウスユキソウ(エゾウスユキソウ)と呼ばれています。





 撮影したのは、昨年の7月半ば、礼文島林道の途中、礼文滝への細い脇道をかなり行ったところでした。アップダウンを繰り返し、見通しの良い小高い丘の上に小さな広場があり、周辺に白い花が、緑の草の上にちりばめられていました。
 その先遙か下に川が見えました。脇に添って細い道も見えています。海に落ち込む滝への1っ本道です。



 前回、「名前」さんのコメントから、次代へ優しい地球環境を残すために、マイカーについて考えてみました。文明が進んで便利な世の中が出来、快適な生活が、地球環境を破壊しているのかも知れません。しかし、1度手に入れた便利で快適な生活を捨てることは出来ないでしょう。そうであれば、少しでも優しい地球のために出来ることを考え、実行するしか有りません。
 次代に贈る美しい地球を考える時、温暖化以外にも、いくつもの課題があります。その1つは、人間の文明による生態系の変化です。本来地球全体は、自然の摂理によって変化していきます。人間の文明は、その摂理に従わない強引な変化を地球に与えてしまいました。もっとも、それが自然の摂理なのだと、考えることも出来ますが・・・。
 礼文島の小道を歩いていて、山菜採りのような作業をしている人に会いました。単独で、数人で。お話を聞きました。外来植物が、在来種を駆逐する恐れがあるので、探し出して取り去る作業をしているのでした。この草っ原だらけの山道で!





 海に落ち込む断崖の上に1っ本道があります。その上でも、作業がされていました。観光客には区別が出来ませんが、見つけては取る、気の遠くなるような作業です。



 先日の新聞で、パラタゴス諸島の生態系が変化しているとの記事を読みました。固有種が最も多く存在する島と理解していました。人間が持ち込んだり、持ち出したりは許されませんが、現実には有るかもしれません。それだけでもなく、温暖化による影響もありそうです。
 山靴に付いた土からも、草木の種子や昆虫の卵の移動が起こり得ます。先ず出来ることからやる、考えさせられました。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (うたのすけ)
2007-05-30 10:52:22
こんにちは。おっしゃるように出来ることからやる、対策はそれしかないのではないかと思います。手にした文明の各種の利器を手離すことは今更不可能です。あたしとしてはせいぜいゴを分別して処分するぐらいしか出来ません。それでいいと思っています。
Unknown (koba3)
2007-05-30 12:15:44
山道を歩いていて、昔よりゴミが少ないことに気が付きました。山に入る人に、自然をきれいに保つ意識に、良い変化があります。観光客の多いところは、相変わらずですが・・・。

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