小さな花ですが、気品に溢れています。エーデルワイスの仲間で、礼文島に群生していて、レブンウスユキソウ(エゾウスユキソウ)と呼ばれています。
撮影したのは、昨年の7月半ば、礼文島林道の途中、礼文滝への細い脇道をかなり行ったところでした。アップダウンを繰り返し、見通しの良い小高い丘の上に小さな広場があり、周辺に白い花が、緑の草の上にちりばめられていました。
その先遙か下に川が見えました。脇に添って細い道も見えています。海に落ち込む滝への1っ本道です。
前回、「名前」さんのコメントから、次代へ優しい地球環境を残すために、マイカーについて考えてみました。文明が進んで便利な世の中が出来、快適な生活が、地球環境を破壊しているのかも知れません。しかし、1度手に入れた便利で快適な生活を捨てることは出来ないでしょう。そうであれば、少しでも優しい地球のために出来ることを考え、実行するしか有りません。
次代に贈る美しい地球を考える時、温暖化以外にも、いくつもの課題があります。その1つは、人間の文明による生態系の変化です。本来地球全体は、自然の摂理によって変化していきます。人間の文明は、その摂理に従わない強引な変化を地球に与えてしまいました。もっとも、それが自然の摂理なのだと、考えることも出来ますが・・・。
礼文島の小道を歩いていて、山菜採りのような作業をしている人に会いました。単独で、数人で。お話を聞きました。外来植物が、在来種を駆逐する恐れがあるので、探し出して取り去る作業をしているのでした。この草っ原だらけの山道で!
海に落ち込む断崖の上に1っ本道があります。その上でも、作業がされていました。観光客には区別が出来ませんが、見つけては取る、気の遠くなるような作業です。
先日の新聞で、パラタゴス諸島の生態系が変化しているとの記事を読みました。固有種が最も多く存在する島と理解していました。人間が持ち込んだり、持ち出したりは許されませんが、現実には有るかもしれません。それだけでもなく、温暖化による影響もありそうです。
山靴に付いた土からも、草木の種子や昆虫の卵の移動が起こり得ます。先ず出来ることからやる、考えさせられました。