絣のもんぺに菅の傘、菖蒲田の手入れの風情潮来の看板スタイルですが、「しょうぶまつり」最中の水元公園菖蒲田の一隅・・・。
しょうぶ沼公園、北綾瀬駅近くで昼食を済ませ、前週と違い青空の下直帰は忍ばれる。この辺り首都高で通り過ぎることはあっても滅多に来ない地域とあって土地勘がない!車に帰り地図を見ると、なんと「水元公園」がすぐそばにある。「水元」は、妻がごく幼い頃育った土地、思い出は朧ながらこころに潜む懐かしい所、結婚後すぐに尋ねたが記憶も曖昧、戦後の復旧が進んで沼地もすでに住宅地に変貌し、かっての住居地を探し出すことは出来なかった。両親もその当時の話は避けているような気がして、今は二人ともなくなっているので尋ねるよしもない。
ということで中川の橋を渡ればそこは水元、10分足らずで着いてしまった。駐車場は広く、スムースに止める事が出来て「小合溜」と呼ばれる大きな池?湖?川?へ向かう。
流れ込む小さな川、大きく半円を描き蛇行する小合溜をショートカットしている流れのようだった。釣り人が目指している獲物は何であろうか?
彼方には高速道のドームが、外環道のようだが・・・。
木立の草むらには憩う人影が、道を隔ててテント張りの売店が人を集めている。
草原の上には記念撮影用の切り文字「MIZUMOTO」があった。
湖畔に沿って進む。水面の杭に鳥が・・・“鵜”?鷺ではなさそうだが???
橋を渡り進むと花菖蒲広場のテント群が近づいてきた。これほどまで拡声せずともと思われる大音量で“演歌”の歌声が流れている。
近づきたくないので、遠巻きに菖蒲田の中を進む。さすがに呼び物の花は種類も多く、手入れも行き届き見事な咲きっぷり!
紅白幕を張った天幕は、鑑賞・展望デッキとあった。
菅笠絣装束の係員が、花の手入れをしている姿が“絵”になっている。
相変わらずテントの向こうは喧噪の最中。遠回りして水際を引き返した。