日 常 生 活 密 着 型 異 種 格 闘 技 バ ー
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続:空に大腸がある限り
『はい、仰向けに寝てくださいね~』
ベッドへ上がって仰向けになると、看護士さんに鎮静剤を注射されました。ベッド脇には、2台のモニターが設置されています。
ほほぅ、わしの腸内に潜入するカメラの映像がココに映し出されるわけですね、毎度お騒がせしておりますぅ~ご腸内の皆様ぁ~、なんつってな、などと馬鹿なことを考えて恐怖心を紛らわせていたところへ、先生登場。
『はい、こんにちは。楽にしてくださいね~』
ぬぉ!?あ、あのおじいちゃん先生ではないじゃないかっ!?
あのおじいちゃんが検査するんじゃなかったの?診察だけだったにょ?
わ、若い・・・。明らかに年下ではないか(汗)こ、こんな若いお兄さんに、わしは、こ、こここ肛門を
『はい、横向きになりましょうね~』
と言いながらわしをコロリと横向きに倒し、白衣をまくりあげ、紙パンツの穴をテキパキと広げる看護士さん。ぬぇぇっままままだ心の準備がっと言うスキもなく、されるがまま、あっという間に肛門ご開帳。
アア、ワシハイマ、コウモンマルダシナノダ。
シラナイヒトノマエデ、コウモンヲサラシテイルノダ。
カパット。カパーット、サラシテイルノダ。
『じゃぁ入りますよ~力抜いて楽にしてくださいね~』
なにやらジェル状のものが塗りたくられるや否や、ズブリ。
『ほひょへっ』
などと意味不明な奇声をあげてしまったことを恥じる余裕もないほど、激痛。そして激しく苦しい。なんともいえない、やるせない圧迫感。
それでも、カメラはどんどん奥へ奥へと突き進んでいきます。ずぶずぶずぶ、と。
『どうですかー?お腹張ってきましたかー?』
『は、はひ。苦しいです』
『腸壁のヒダの奥まで見逃さないように、空気も入れて広げてるんですよー。お腹張って痛くなりますから、恥ずかしがらずにおならブーブー出してくださいねー』
そ、そんなこと言われましてもぉ(泣)
ただでさえアラレもない姿を晒してるというのに、このうえオナラまで!?(泣)
ねえねえ!?わしにオンナとしての最後のじそんし
ずばばばばばばばばばば。
アレ?
ナンカ、デテルヨ。
コウモンカラ、スゴイオト、デテルヨ。
『そうそう、恥ずかしがらずにジャンジャンおなら出してね~』と先生が言うまで、それが自分のオナラであると認識できなかったほどの爆音。ブーブーなんてもんじゃぁありません。ずばばばばば、ですもの奥サン、ずばばばばば。
『力抜いて~どんどんオナラ出して~』などと言いながら先生は、ズブズブと容赦なくカメラを押し込み続けます。
ずぶずぶずぶずぶ。ずばばばばばばば。
ずぶずぶずぶずぶ。ずばばばばばばば。
ずぶずぶずぶずぶ。ずばばばばばばば。
検査室にこだまする、ずぶずばアンサンブル。
医者と患者の奏でる、すてきなハーモニー。
コノヨニ コワイモノナド、モハヤナイ。
そう悟るのに、それほど時間はかかりませんでした。
ずぶずぶずぶずぶ。ずばばばばばばば。
あまりにもわしが痛がるので途中で追加の鎮静剤を打たれたりしながらの、ずぶずば大演奏会。痛さとせつなさと心苦しさとの中で、十分以上はプレイした頃でしょうか。
眼鏡を外されていた為ぼんやりとしかモニターが見えていなかったわしの目でさえ、『ぬっ?この赤いカタマリは!?』っちゅうようなブツが幾つか発見されたのでした。
そしてモニターに銀色のペンチのような形をしたモノがにょっきり出現したかと思うと、チョッキンな、と何やら切除された模様です。位置を移動して、またチョッキン、チョッキンな。
その場で対処できるポリープはそのまま切っちゃいますよ、という説明をされていたので、ほほぅ、これが内視鏡切除というヤツなのかぁ、と思っていると、
『ポリープのようなものがありましたんで、組織取って検査しますからね~』と、先生。
な・・・なぜに『ポリープ』と断言してくれないのですか先生ぇぇぇっ(泣)
『ポリープのようなもの』って・・・『のようなもの』って・・・なぜに婉曲した言い回しをぅぅぅ(泣)
そしてなぜに、検査行き!?なぜにその場でチャチャッと切ってくれないのですかぁ、チャチャッとぉぉぉ(泣)
ポリープなのか何なのか、切るほどではないから切らなかったのかはたまた、切れないほどアレだったのか、などなど脳内ぐるぐるのイヤンな予感に打ち震えているうちに、すぽん、とカメラは抜かれ、検査終了。
『まぁ大丈夫だと思いますから、そんなに心配しないでね。それじゃお大事に』と去ってゆく先生の後ろ姿を、
アナタトワタシハ、モウ、タニンジャナイノネ。
などと妙な親近感で見送ったわしなのでした。
肛門丸出し姿で。
その後、『残りの空気を出してください』とトイレに案内され、最後のずばばばばば。ずばばばば納めを終えると更衣室に連れて行かれ、着替え。
この穴開きおパンツは記念に持って帰りたいなぁ、でも駄目って言われそうだなぁ、衛生的にアレだものなぁ、などと鎮静剤で朦朧とした頭でぼぉっと考えながらおパンツを見つめつつ着替えを済ませて、休憩室へ。お疲れ様でしたね、と出されたお茶をすすりつつ、看護士さんから今後の注意事項なる説明を受けました。
『今日は浴槽に入らないでください』はいはい、元々シャワー派ですよ。
『過激な運動はしばらく避けてください』はいはい、元々運動不足ですよ。
『2~3日は遠くに出かけないでください』はいはい、元々ヒキコモリですよ。
『飲酒は4日間控えてください』
最後のセリフは聞こえなかったことにして、がぶがぶ呑みながらこの報告を書き上げたわしなのでした。
コノヨニ コワイモノナド、モハヤナイ。
ベッドへ上がって仰向けになると、看護士さんに鎮静剤を注射されました。ベッド脇には、2台のモニターが設置されています。
ほほぅ、わしの腸内に潜入するカメラの映像がココに映し出されるわけですね、毎度お騒がせしておりますぅ~ご腸内の皆様ぁ~、なんつってな、などと馬鹿なことを考えて恐怖心を紛らわせていたところへ、先生登場。
『はい、こんにちは。楽にしてくださいね~』
ぬぉ!?あ、あのおじいちゃん先生ではないじゃないかっ!?
あのおじいちゃんが検査するんじゃなかったの?診察だけだったにょ?
わ、若い・・・。明らかに年下ではないか(汗)こ、こんな若いお兄さんに、わしは、こ、こここ肛門を
『はい、横向きになりましょうね~』
と言いながらわしをコロリと横向きに倒し、白衣をまくりあげ、紙パンツの穴をテキパキと広げる看護士さん。ぬぇぇっままままだ心の準備がっと言うスキもなく、されるがまま、あっという間に肛門ご開帳。
アア、ワシハイマ、コウモンマルダシナノダ。
シラナイヒトノマエデ、コウモンヲサラシテイルノダ。
カパット。カパーット、サラシテイルノダ。
『じゃぁ入りますよ~力抜いて楽にしてくださいね~』
なにやらジェル状のものが塗りたくられるや否や、ズブリ。
『ほひょへっ』
などと意味不明な奇声をあげてしまったことを恥じる余裕もないほど、激痛。そして激しく苦しい。なんともいえない、やるせない圧迫感。
それでも、カメラはどんどん奥へ奥へと突き進んでいきます。ずぶずぶずぶ、と。
『どうですかー?お腹張ってきましたかー?』
『は、はひ。苦しいです』
『腸壁のヒダの奥まで見逃さないように、空気も入れて広げてるんですよー。お腹張って痛くなりますから、恥ずかしがらずにおならブーブー出してくださいねー』
そ、そんなこと言われましてもぉ(泣)
ただでさえアラレもない姿を晒してるというのに、このうえオナラまで!?(泣)
ねえねえ!?わしにオンナとしての最後のじそんし
ずばばばばばばばばばば。
アレ?
ナンカ、デテルヨ。
コウモンカラ、スゴイオト、デテルヨ。
『そうそう、恥ずかしがらずにジャンジャンおなら出してね~』と先生が言うまで、それが自分のオナラであると認識できなかったほどの爆音。ブーブーなんてもんじゃぁありません。ずばばばばば、ですもの奥サン、ずばばばばば。
『力抜いて~どんどんオナラ出して~』などと言いながら先生は、ズブズブと容赦なくカメラを押し込み続けます。
ずぶずぶずぶずぶ。ずばばばばばばば。
ずぶずぶずぶずぶ。ずばばばばばばば。
ずぶずぶずぶずぶ。ずばばばばばばば。
検査室にこだまする、ずぶずばアンサンブル。
医者と患者の奏でる、すてきなハーモニー。
コノヨニ コワイモノナド、モハヤナイ。
そう悟るのに、それほど時間はかかりませんでした。
ずぶずぶずぶずぶ。ずばばばばばばば。
あまりにもわしが痛がるので途中で追加の鎮静剤を打たれたりしながらの、ずぶずば大演奏会。痛さとせつなさと心苦しさとの中で、十分以上はプレイした頃でしょうか。
眼鏡を外されていた為ぼんやりとしかモニターが見えていなかったわしの目でさえ、『ぬっ?この赤いカタマリは!?』っちゅうようなブツが幾つか発見されたのでした。
そしてモニターに銀色のペンチのような形をしたモノがにょっきり出現したかと思うと、チョッキンな、と何やら切除された模様です。位置を移動して、またチョッキン、チョッキンな。
その場で対処できるポリープはそのまま切っちゃいますよ、という説明をされていたので、ほほぅ、これが内視鏡切除というヤツなのかぁ、と思っていると、
『ポリープのようなものがありましたんで、組織取って検査しますからね~』と、先生。
な・・・なぜに『ポリープ』と断言してくれないのですか先生ぇぇぇっ(泣)
『ポリープのようなもの』って・・・『のようなもの』って・・・なぜに婉曲した言い回しをぅぅぅ(泣)
そしてなぜに、検査行き!?なぜにその場でチャチャッと切ってくれないのですかぁ、チャチャッとぉぉぉ(泣)
ポリープなのか何なのか、切るほどではないから切らなかったのかはたまた、切れないほどアレだったのか、などなど脳内ぐるぐるのイヤンな予感に打ち震えているうちに、すぽん、とカメラは抜かれ、検査終了。
『まぁ大丈夫だと思いますから、そんなに心配しないでね。それじゃお大事に』と去ってゆく先生の後ろ姿を、
アナタトワタシハ、モウ、タニンジャナイノネ。
などと妙な親近感で見送ったわしなのでした。
肛門丸出し姿で。
その後、『残りの空気を出してください』とトイレに案内され、最後のずばばばばば。ずばばばば納めを終えると更衣室に連れて行かれ、着替え。
この穴開きおパンツは記念に持って帰りたいなぁ、でも駄目って言われそうだなぁ、衛生的にアレだものなぁ、などと鎮静剤で朦朧とした頭でぼぉっと考えながらおパンツを見つめつつ着替えを済ませて、休憩室へ。お疲れ様でしたね、と出されたお茶をすすりつつ、看護士さんから今後の注意事項なる説明を受けました。
『今日は浴槽に入らないでください』はいはい、元々シャワー派ですよ。
『過激な運動はしばらく避けてください』はいはい、元々運動不足ですよ。
『2~3日は遠くに出かけないでください』はいはい、元々ヒキコモリですよ。
『飲酒は4日間控えてください』
最後のセリフは聞こえなかったことにして、がぶがぶ呑みながらこの報告を書き上げたわしなのでした。
コノヨニ コワイモノナド、モハヤナイ。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
« 空に大腸があ... | 空に大腸があ... » |
なんというリアルな文章!
ここまではっきり、くっきり説明されると、
本当に怖い物など何もなくなってしまいそう。。
ポリープが良性だといいね。
で、やっぱり「オナラしていいですよ」って
言われたけど……そんなのできねぇっすよ。
僕の場合はポリープは見つかりませんでした
けど、マスターも何でもないといいですね。
そいや胃カメラのときも、中に空気入れて広げますよねぃ。
その場合、
「恥ずかしがらずにげっぷゲフゲフ出してくださいねー」
とか言われるんでしょうかw
私の初胃カメラの時は、げっぷではなく涙とよだれがダーダー滝のようにでてしまいましたことよ。
でも、鎮痛剤なんかしてくれなかったですよ、ええ。
余談ですが、私は胆嚢にポリープさんを住まわせてやっております。
ニフレック仲間に続いて、ポリープ仲間。
あんまり嬉しくない仲間w
ビバ!デイドリームポリーパー!
具体的に書きすぎたかひら。お食事中に読んじゃってたらすびばせん(汗)
ご心配ありがとですー
>denka氏
大腸ドットコムによると、『医師に充分な技術さえあれば麻酔不要なくらい無痛のはず』なんですってよー。
denka氏の担当医はきっと自信があったんでないかひらん。
わしの場合は鎮静剤打っても激痛だったんで、アレな先生だったのかも…(汗)
ご心配ありがとぉーん
>あおづま嬢
わしも胃カメラの時は、涙とよだれと『ぐげげげげげ』って変な音をだだ漏らしだった記憶があるです。
その時は、喉を痺れさす麻酔ゼリーと、肩に鎮痛剤注射されてた気がするなぁ。やっぱお医者様によるようですねー。
ほいで、ポリープ仲間とはっ(汗)
ポリープを入れない珈琲なんて。
あおづま嬢もお大事に。