ミオパチー(筋疾患)の会オリーブ

ミオパチー患者とその家族でつくる自助会です!

悲報

2011-03-29 23:15:38 | Weblog
昨朝、広島難病団体連絡協議会の加盟団体の一つである「広島スモンの会」会長より、
かねてから療養中であった事務局長が亡くなられたと電話をいただきました。

ショックで言葉もなく、しばらくはこの現実を受け止めることができなかったです。


事務局長のM氏が広難連の幹事会に参加されるようになったのは、3年前だったで
しょうか。
最初にお会いしたときは声も大きく、高圧的な態度で、正直あまりいい印象では
ありませんでした。

ところが昨年度末に広難連が解散危機を迎え副会長として途方に暮れていた私に、会計
監査であったM氏がとても親身になって残務整理をする我々を支えてくださいました。
また広難連再建に立ちあがったときも、副会長職を快くお引き受けくださり、行政との交渉
や人事など様々なことを影に日向に支えてくださり・・・M氏がいなかったら広難連を建て
直すことは到底できなかったと思っています。

昨年10月30日やっとの思いで第20回総会を行うことができ、新役員で新たなスタートを
切った矢先、突然検査入院されると宣言され、どこの病院とも言われず私たちの前から
姿を消されました。

一度ご相談方々私からお電話しお話ししましたが、冗談混じりに「次に会うとこは棺桶かもよ」
と冗談交じりで笑っておっしゃられた、それがM氏と交わした最後の会話でした。

ガイドヘルパーの手配ができず、残念ながら葬儀に参列することができず本当に残念です。

Mさん、これまでお世話になりありがとうございました。
心から感謝しております。合掌





おしゃべり茶話会

2011-03-27 21:55:12 | Weblog
3月27日(日曜)午後1時より「おしゃべり茶話会」を南区地域福祉センター大会議室にて
開催いたしました。

気候が不安定なためか、風邪を引き参加できないと当日までキャンセルの電話が入り、
予定より少ない参加者でしたが、遠くは三重県や山口県や岡山県からの参加もあり、
ボラや家族など含め43名お集まりいただきました。

第Ⅰ部は、劇団「花子ちゃんとそのお友達」の主宰者でもある阿部頼繁さんによる
大型紙芝居「広島カープ昔話」-日本唯一の市民球団カープを救った男 石本秀一ものがたりー
を公演いただきました。
現在各地で60回を超える公演を行っておられるそうですが、さすが!!ユーモアを交え
ながら、皆をぐいぐい引っ張りこむ力のある紙芝居でした。


第Ⅱ部は「おしゃべり茶話会」です。
4グループに分かれで皆で近況報告や、生活で困っていること、福祉制度へ不満や不安
などなど、各テーブルで話に花が咲いておりました。

おかげさまで今年度最後の行事も無事終わりました。
来年度もどうぞよろしくお願いいたします。_(._.)_


「障害者虐待」訴訟の新聞記事

2011-03-25 22:37:00 | Weblog
今朝の中国新聞朝刊に、昨日の「Hさん虐待事件について」の判決記事が掲載されて
いましたので、アップします。
他にも朝日新聞、毎日新聞(いずれも朝刊)にも掲載されたいたようです。


元施設長の暴行認定~広島地裁判決 220万円支払い命令~

広島市安芸区の知的障害者施設「あとの郷」で元入所者男性が虐待を受けたとして、
男性の両親が、運営する社会福祉法人無漏福祉会(安芸区)と元施設長、施設監督者の
広島市に慰謝料など計1100万円の支払いを求めた訴訟の判決が24日、広島地裁で
あった。金村敏彦裁判長は、福祉会と元施設長に計220万円の支払いを命じた。市への
請求は棄却した。

金村裁判長は「元施設長が日常的に暴行を繰り返していた」と認定。一方で市については
「必要な指導や調査をしていたと認められ、職務上の注意義務に違反したとは言えない」
と判断した。

男性は入所していた2002年8月から03年5月までの間、支持に従わないなどの理由
で、元施設長に顔を壁に打ち付けられたり、拳で殴られたりする虐待を受けた。男性は
提訴後の09年2月に病死した。

判決後、両親は市の責任が認められなかった点を不服として、控訴を検討することを明
らかにした。

                        2011年3月25日付 中国新聞朝刊より

 


判決

2011-03-24 22:39:26 | Weblog
本日「Hさん虐待事件」の判決がありました。

法廷前でこれまでで一番多くの傍聴者が集まっていました。
判決時のみ「立ち見」が可能とのことで、法廷内は熱気と緊張感に包まれ、あふれんばかりの
人達が固唾をのんで今日のこの判決を聞きました。

開廷して時間で言いますと3分もなかったと記憶しています。
理由書においては104ページにもわたるとのことで、後で読んでくださいという言葉を
残し、裁判長他退席されました。

結論から言います。

敗訴です。
法人と暴行した元理事長の行った行為は認めたものの、行政の責任は全く問われませんでした。

勝訴を確信していただけに、言葉にもならず、無念無念で言葉がありません。


具体的に言いますと、暴行に対する悪質さについては、これまでの判例から言って高額
だったとのことです。(これで高額?)

ただ損害賠償として、Hさん元々収入がない人だけに、暴行による慰謝料がないに等しい
とのこと。社会で働いている、働いていないで判断される慰謝料・・・これだけで決めて
いいのでしょうか。

しかも、行政の責任はないとのことです。
施設へ監査で行っても、虐待については伺い知ることはできなかったとのこと。

また児童福祉法の解釈と障害者福祉法の解釈が異なり、行政の責任が問えないという
判断だとのことだそうです。
つまり「障害者虐待」は、行政の責任はない?ということです。
じゃあ、許認可だけかい!!と問い詰めたくなります。


弁護団長は「今日は敗訴だ」、弁護団の一人は「想像力のない判決だ」と怒りをあらわに
されていました。

無念の死を遂げたHさんの墓前にいい報告ができると思っていただけに、今日の判決は
ご両親は勿論のこと、弁護団や4年にも渡る裁判を支えてきた「支える会」のメンバーも
憤りを隠せませんでした。

これからどうするか・・・ご両親と弁護団で話し合うと思われます。
何社か弁護士会館の会場にマスコミが来ていましたので、明日の朝刊のローカル版に
今日の判決が掲載されると思います。

しかし、今晩は眠れそうになりません。






明日は判決です。

2011-03-23 22:28:55 | Weblog
明日はいよいよ「Hさん虐待事件」の民事裁判の判決が出る日です。

この虐待事件が起きたのは忘れもしない平成3年・・・・考えたら足掛け7年になります。

ご両親からの訴えを受け様々に我々ができるあらゆることをし、やっと地方検察所に
告訴できたのが平成17年11月でした。
それから平成18年7月に虐待した元理事長を起訴、翌月には元理事長は罰金だけの略式命令で
終わりました。
略式命令ということもあり、どのマスコミもこの事件を取り上げることもなかったため
元理事長が障害者を虐待したことなどは、広く市民が知ることとはなりませんでした。

その後ご両親が施設や元理事長や行政に対し民事訴訟を起こしたのが平成19年3月でした。
そして翌月には「Hさんを支える会」を発足し、23回裁判が開かれました。
提訴から4年経った明日、やっと司法の判決が下ります。

判決を知ることなく無念の死を遂げたHさんのことを思うと本当に残念でなりません。

しかし何とか施設、元理事長、また行政への責任が問われる判決になることを信じて、明日は
傍聴に向かいます。

この判決は今後の障害者虐待についての判例になると確信しています
健常者の命と障害者の命・・・どちらの命の価値に違いがあってはなりません。
いえ、あってはならないのです。

アンケート

2011-03-21 22:30:31 | Weblog
少し前になる話で申し訳ありません。

2月の中旬、広島市より「難病患者用アンケート調査表」が届きました。
この写真がそれです。


広島市はこれまで数年に一度、身体障害・知的障害・精神障害者対象に福祉計画に障害者の要望を
盛り込もうとアンケートを実施しています。
私もアトランダムに選ばれたのか、数年前に身体障害者用のアンケートが送られてきた記憶があります。


さて、民主党鳩山政権時に立ちあがった「障がい者制度改革推進会議」では、発達障害者・高次脳機能障害者、
そして難病患者は残念ながら協議会の構成メンバーには入れませんでした。

しかしJPA伊藤たてお会長は現在、当事者の声による後押しを受けて、総合福祉部会の委員となり、平成25年10月の
施行が見込まれる「(仮称)障がい者総合福祉法」に向け、難病患者の思いを熱く代弁されておられようです。

そうゆう動きを鑑み、広島市もこれまで制度の狭間に埋もれていた、発達障害者・高次脳機能障害者、そして難病
患者に対しても、広島市の「アンケート調査」を行うこととしたようです。


これまで難病患者でも障害者身障手帳や他の手帳を所持していれば、アンケートに自分の意見や要望を訴える
機会がありましたが、難病患者であっても手帳を所持してなければ、そのチャンスがありませんでした。

そうゆう意味から、今回の広島市の姿勢は一定の評価をしていいと思いますし、画期的なことと思っています。
勿論、発達障害者・高次脳機能障害者に対しても同じです。

今回のアンケート調査の声、また声なき声を何とか制度や施策に反映してもらい、障害者が安心して暮らせる政令
指定都市になってもらいたいと切に願っています。


※今回の難病患者用アンケート調査、広島難病団体連絡協議会も広島市に協力をさせていただきました。

スーツのからくり

2011-03-16 12:58:46 | Weblog
昨日の投稿の続きですが、パンツにからくりが施されています。

写真のようにパンツのお尻の部分だけめくれるようになっており、
トイレでいちいちパンツを下までおろさなくてもいいのです。
冷え予防のためスカートではなくもっぱらパンツオンリーの生活
ですが、トイレでの一連の作業って結構ストレスですよね。

うまく写せてなくてごめんなさい。


当日はご主人の訪問入浴とバッティングしてしまい、申し訳
なかったです。

勿論ご主人の裸は見ておりませんが、入浴準備の様子は見させて
もらいました。

要するに、どのようにして自宅のベッドサイドにお風呂を設置し、
浴槽にお湯をはり入浴できるようにできるか、理解ができました。

家の外には湯を運ぶ太いホースや結構大きな音がする発電機に
それに付属する電気コード、それに結構大きいパンタイプの車も
ありました。

ただ一軒家であれば訪問入浴は可能でも、マンションだと無理かな?
マンションでの訪問情報について何か情報があれば、どなたか教えて
ください。_(._.)_




スーツ

2011-03-15 20:58:59 | Weblog
被災地のことを思うと、このブログ更新することに何の意味があるのかと思ってしまい、
今に至っておりました。


先日投稿した続きです。
「希望のいし」に行ったときにディスプレイしてあったスーツです。
上着もやわらかい生地で、とても着やすいようにラグラン袖のデザインになっています。

これを着て街を歩いている人をみても「あの人、介護用の洋服を着ている」とは誰も思わ
ないと思います。

これが驚くなかれ、ちょっとした工夫がされていてびっくりしました。
続く・・・

生地の数々

2011-03-11 23:23:31 | Weblog
東北地方の地震のニューズがテレビで流れたのを観て、何かの間違い?またドラマか
なにかと勘違いするほど、この世のものではない大惨事です。
夕方からテレビを観ていますが、どんどん亡くなられた方が増えてきています。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。


さて、先日会員さんと「希望のいし」で待ち合わせをしました。
私はオーダーした車いすのひざかけを受け取りに、会員さんはパジャマをオーダーするため
生地やデザインの打ち合わせです。

この写真は、そこにあった生地の一部です。
数ある生地の中から、触り心地や色や地厚など確かめられ、気に入った布地でオーダーでき
るようです。

話は少し変わりますが、
2月14日のバレンタインの日には、地元放送RCCでこのご夫婦の特集が流されたそうです。
若くして駆け落ちで結婚したため結婚式をされてなかったと、30数年経って2月12日に
親しい方々(医師や看護師やケアマネやこのご夫婦を支える方々)をお招きし結婚式を挙げられた
そうです。

特集を観損ねた我々にビデオ収録されたものを観せてくださいました。
これまでの夫婦の軌跡と結婚式の模様でしたが、夫婦の深い愛が感じられ心に染みいるよい特集
でした。
(私のガイドヘルパーは仕事そっちのけでビデオを観てオイオイ泣いていました(;一_一))

ご主人が着用したタキシードは勿論奥さまの手作りでした。
ジャージ素材でしかも(ジョクソウ防止のため)ミシン目がなく、着心地がよさそうでした。
結婚式のラストには、感極まってご主人が泣いておられたのが印象的でした。


次回は、「希望のいし」でディスプレイされていたスーツをお見せします。

「市民と交流のつどい」アトラクション

2011-03-07 20:11:48 | Weblog
昨日に引き続き「第16回市民と交流のつどい」に関連する投稿です。


5団体の発表のあと、交流アトラクションとして、全国パーキンソン病友の会
広島県支部所属「さくらんぼ」メンバーさん9名と先生1名でソーシャルダンスを
ご披露くださいました。

パーキンソン病友の会は、ソーシャルダンスの他に、銭太鼓やコーラスやパソコン
教室等々たくさんの同好会があります。
また個々の会員さんにも童話作家さんや木版画の個展をされたりと多彩な方も多く
おられます。

当日はタンゴやワルツにジルバにルンバにと5つのダンスをご披露くださいました。


「さくらんぼ」は社交ダンスとストレッチ体操を楽しみながら、リハビリに役立てて
おられるそうで、不思議とそれまで動かない身体も音楽が始まると自然に動くとか・・・
週1回励ましあいながら楽しみながら踊ってらっしゃるようです。

うまく写真が撮れていませんが、女性の皆さんは衣装も本格的で、とても華やかでした。(^_^)v

私たちの会も何かできればいいのですが、会が存続できるかどうかが危ぶむ位で・・・
ともかく細々とで継続して活動していくことができたらという目標を立てています。

ところで、
3月27日はミオパチーの会オリーブ今年度最後の行事「おしゃべり茶話会」が開催されます。
奮ってご参加をお待ちしております。_(._.)_