自由広場

穿った独楽は廻る
遠心力は 今日も誰かを惹きこむ

横浜中華街にて

2006-08-31 13:43:20 | どーでもいいことつらつらと。
人生初めての、手相を見てもらいました。こういう占いの類は信じないんですけどね・・・。

胡散臭さ100%の占い師のおっちゃんは、僕の手相にあらわれる僕の性格を言い当ててきました。

「誠実、素直、それでいて頑固者。人付き合いは上手く頼られるタイプ」

ああうん、当たってる。いつも自分が念頭に置いていることです。褒めちぎるあたり商売らしさがうかがえます。胡散臭いぜ!

大企業よりも中小企業に就いたほうが自分の能力を発揮できて出世も望めるそうです。あの某大手を受けなくてよかった。受けても絶対落ちてたけど。

「とにかくブラブラしてないで働け」


アイタタタタ。痛いとこ突かれました。

でも残念だね、僕は天邪鬼だから、人に言われたことは守らないんだ。おっちゃんの占いが外れるような行動を取ってやるぜ。

なんてことをほのめかしたら同行していた友達に突っ込まれました。

「そういうところが頑固者だよね」




・・・・おっちゃん、あんたの占い当たってるぜ。どう転がってもおいらはあんたの籠の中のようだ。




ちょっとだけ占いすげーって思いました。



ちなみに、結婚は27、8歳と出ているそうです。絶対しないし。俺は天邪鬼だから。

さまざまな企画について。

2006-08-29 02:16:58 | どーでもいいことつらつらと。
更新頻度が低くてなんかあれですね。でも、生きてます。毎日を活きて生きてます。


いろいろな企画をがんばっていたのです。近々ここで発表できたらなーって思うけど、面倒くさくなったらしません。


いつもトップが「レミオロメンとクソ~」だとなんかあれなので、少しだけ更新。

レミオロメンとクソ愉快な仲間たち第3章 ~暑いのに粉雪歌うな~

2006-08-25 11:57:03 | どーでもいいことつらつらと。
とにかく暑い。滑走路の向こうが霞んで見えるくらいの陽気と麺をゆでる大きな二つの鍋の熱気。死ねる。

10時の開店とともに温度も上昇し、ライブ開始30分前の1時半くらいが恐らく最高気温だったでしょう。長蛇の列もライブ開始直前となってやっと尻が見えてきました。ちょうどその時だったのです。







嵐が来たのは。






光り轟く雷鳴。降り注ぐ大粒の雨。鬼としか例えようがない嵐がやって来たのです。

演出効果抜群ですねメラゾーマ。じゃなくてレミオロメン。確か告知には「雨天決行」と書いてありました。こんなどしゃ降り雷ゴロゴロの中ライブするなんて、頭悪すぎる。じゃなくてかっこよすぎる。


雑用係りの俺は店の外に出たりするのであっという間にびしょ濡れ。風も吹くので雨が店内に吹き込み冷たい。鍋の火も消えかかる。

並んでいたお客さんもびしょびしょで、温かいものを要求する人も少なくない。さっきまで暑さに苦しむ世界が、一気に氷ついた。果たして僕らは健康体で家に帰してもらえるのか。合言葉は「家に帰るまでがレミオロメン」。先生、このくだり前回使い忘れました。



そこで急遽、温かいレミオロ麺に商品を変更しました。



その名も!







レミ温ロ麺











「なお、私の楽屋の鞄にはまだ若干の余裕がございます」(ちょっとマニアック?)




僕は商売の真髄を彼らに見ました。



麺を冷やすことなく、ソースをかける。そのかわり少し頭を冷やそう。


もう皆少し壊れ始めていたんだと思います。狂いたくなるさっきまでの暑さと180度向きを変えた現在のお天道様のせいで。





何とかレミ温ロ麺も売りつくし、ついに商品は完売しました。やりました。





雷の鳴く中、アナウンスが流れました。


「天気が好くなるまで延長します」



ファン的には正直どうなんだろう。
山梨へ来て、炎天下4時間くらい待って、雨が降り出して、そして開始時間延長。ファン的には正直どうなんだろう。


僕ら出店側からすれば、すでに商品は完売したし、ライブが始まろうがなかろうがどうでもいい。僕はマジでそう思った。




でも、何とかライブは始まった。1時間遅れで。


登場するマモーミモー、じゃなかったレミオロメン。

最初の曲は「モラトリアム」。


さっきまで舞台のバックに望んでいた富士山は雨雲で完全に消え去り、その代わり幾筋もの雷がきらめいては落ち、はためいては落ち。舞台に落ちたらどんなに面白いだろう。

レミオの曲を聴きながら、メンバー皆で乾杯。最近苦手なビールが全身に染み渡ります。くあぁぁぁ!


さて、ここからはちょいっとレミオロメンチックな話題となりますが。歌詞抜粋を無断で行います。
いや今までも十分レミオレミオしてたけどさぁ。



レミオの「モラトリアム」は、僕は結構好きな歌です。



『疲れを口にしてみたり~君の優しささえ~裏切ってしまう日々さ~』


決して僕は疲れを口にはしませんでした。寝込みを襲われようと、旅館の冷房がザコだろうと、暑かろうと寒かろうと。出店メンバーにもお客さんにもレミオにも、裏切ったりはしませんでした。



ライブ開始とともに、不思議と空が機嫌を取り戻します。レミオパワーです。レミオ力(れみおぢから)です。

太陽が顔を出し、雷もどこか遠くへ去りました。風は止み誰もがレミオの歌に全てをゆだねます。


「ドッグイヤー」。レミオの曲の中で僕はこれが一番好きです。


『酔い止め 寝不足 君を道連れに 晴れたら 旅行でも行ってみましょう』


ほんと道連れにされた気分でした、最初は。今は、こんな貴重な経験ができたことに感謝。旅行気分の一泊二日でした。


次々とレミオは新アルバムの曲を披露していく。

ライブに行くとよくある心理現象ですけど、何だかレミオを好きになりました。よくこんなところまで僕らを連れてきてくれました。ありがとう。ぶっ殺す。



そして、ついに来ました「スタンドバイミー」。今回のライブのツアータイトルであり、この曲のPVの舞台がこの滑走路であるため、僕は今ここにいるのです。運命ってすばらしい。


『夢見た冒険はいつでも炭酸の味~』

全然関係ない話ですけど、昔サントリー辺りから発売していた炭酸少年という炭酸飲料はどこへ行ってしまったのでしょう。あの味が好きで、かつてサントリーの自販機を見るたび炭酸少年を探していました。一夏の思い出です。再販希望。



「3月9日」もいい曲ですね。でも季節外れ。日付が5ヶ月前。

『せわしく過ぎる~日々の中に~』


あぁ!?今音外した!すっごい大事なとこで音上ずった。思わずずっこけました。





『こなぁ~~~~ゆきぃぃぃ~~~~~』


ついに来ましたよ本命の「粉雪」。

さっきまでの雨が嘘のような、まぶしい日差しの中。暑い暑い滑走路の上。うぜぇ、これは確かにうぜぇ。


この曲がなければレミオは陽の目を見ることがゲフンゴホンゥヲッホンハックショイブレッシュー。



もうね、レミオ最高。てかこのライブ最高。笑える。


本人たちも、



「今までで最高のライブだよほんと!」



とか言ってます。すばらしいライブに立ち会えました。タダで見れるなんて夢みたいです。






あっというまの2時間でした。途中レミオが車で客席に突っ込んだときはどうなることかと思いました。ただの演出でしたが。



ライブを聞きながらすでに僕らは片付けを終え、解散としました。先発隊であった僕らは残って出店責任者が来るのを待ちます。が、来ない。

痺れをきらし僕らも帰ることにしました。



帰りはほとんど爆睡でした。マスター、眠いのに運転させっぱでごめんね。僕免許持ってるけどペーパーなんだ。そろそろ更新なんだ。関係ないけど。


夜9時を回ったくらいに店に帰還し器具を戻す。これで全過程が修了です。何かからの卒業おめでとう、俺。


家まで送ってもらい、即効ベッドにもぐりこむ。洗濯などの全てをハニーに任せ、僕は深い深い眠りにつくのでした。「家に帰るまでがレミオロメン」。先生、明日は通常授業ですか。

起こった出来事なんて思い出さない。今はただ、この疲れきった体を、重力の思うがままベッドに沈めていたかったのです。



山梨での一泊二日の旅は以上です。
以来、カラオケに行くと必ず「スタンドバイミー」をかけてしまいます。しかもPV付きで。

そこに映るのは、僕らが思い出を残した山梨の航空学校。二度と行くことはないであろう蜃気楼の滑走路。見ろ俺面なんて目に入らない。じゃなかったレミオロメン。




好きになる歌は、いつもこうかもしれません。歌に関連した何かに、それが視覚的であろうと聴覚的であろうと、自分と重なる部分を見出せれば、それは心の名曲になります。どんな駄曲だろうとね。

皆さんの思い出に残る一曲は何でしょうか。


以上、「レミオロメンとクソ愉快な仲間たち」でした。読んでくださった皆さん、拙い文章でしたが、ここまで読んでくださって有難うございました。こういう作業は当分やりたくないです。

レミオロメンとクソ愉快な仲間たち第2章 ~狙われた甲府~

2006-08-21 11:23:08 | どーでもいいことつらつらと。
山梨という街を、僕はよく知りません。連想することといえば、ぶどうや梨、上九一色村や談合坂といった単語しか思い浮かびません。
かつての同級生に、わざわざ山梨から東京の学校まで2時間半かけて通う馬鹿がいて、よくそいつを田舎モノ呼ばわりしてからかったものですが、「山梨は首都圏だ!」と訳の分からない理屈で跳ね返されました。


今回このレオンハルト、失礼、レミオロメンのライブを通して、僕は山梨に対してさまざまな感情を持つようになりました。まずレレレノレ、じゃなかった、レミオロメンの出身地が山梨であることを知って「ふ~ん」と思ったけど、さらに面白いことは、山梨に住んでいる人のほとんどは彼らの出身が山梨だと知らなかったことです。てかそもそも彼らを知らない人も多数いました。
うちらの隣に店を出した人たちも「彼らってそんなに有名なんですか?」と首を傾げていました。僕にも分かりません。


そしてさらに、僕はこの山梨で衝撃的な事件に出くわすのです。

時は8月11日午後10時。
相方とマスターと僕の三人はライブ会場近くのホテルを目指していました。雨は土砂降り、雷はゴロゴロピカーン。この地域はこれほどに天候が変わりやすいのでしょうか。そうではありません。この日関東は大雨と雷に侵されていたのです。

僕ら三人は今日あった出来事をピックアップしていました。お盆とドッキングして道が混んでいたこと、ライブ会場の宿泊施設には少し疑問があること、ここいらのホテルは値段が高いこと、しかもお盆料金とかいって割り増しなこと。


僕らは国道沿いを走っていました。その時、ピカッと一際大きい光が空を突き抜けました。

その瞬間、周囲の建物の全ての明かりが消えたのです。

一瞬、何が起こったかわかりませんでした。目の前が真っ暗になり、考えることを失くしていました。

数秒して、また街に明かりが戻りました。予備灯です。

「停電だ!」

テンションが高くなりましたよそりゃ。普段家の中で停電に出くわしたりはするものの、外から、しかも大きな道路に沿っている時にその瞬間に立ち会えるなんて、ちょっと幸運な気もします。
一瞬にしてパッと暗くなるんです。幽玄の世界を感じました。時間が止まったような、まるで死の瞬間のような。

ホテルに着いても、興奮冷めやらぬ僕らなのでした。ホテル内もまだ全てに電気が通っているわけでなく、エレベーターが使えない状態でした。

そして、「停電のせいで温泉のジャグジー等が動かない」ことを聞いてさっきまでのテンションを一気に落とすのでした。


ホテル近くの回転すし屋で久々の飯にありつき、満足気分で帰ってくると、ちょうど夜に来る予定だった女性メンバー二人と合流します。この二人とマスターは中学時代の同級生で、30を半ばにした現在も関係が続いているのはうらやましいことだと思いました。こういう仲間がいるって、一番の財産ですよね。


温泉で汗を流すと、すでに三人の同級生たちはできあがっていました。明日は6時起きだってのに、アルコールをどんどん体内に溜めていく。大人ってすごい!

僕はとても付き合いきれないので寝ることにしました。





・・・・ねれないって。


もう三人は馬鹿の馬鹿騒ぎ。終いには僕の上に乗っかってきて睡眠を妨げる人さえいます。30を半ばにした現在もこういうことできる輩って・・・・ほんとうらやましいですようん。




そんなこんなで朝。

一体昨日と今日で睡眠時間は何時間確保できたのでしょうか。とりあえずはっきりしていること。隣でぐったりしている、睡眠不足と酔いの抜けていないマスターは、もっと酷い状態ということ。

さらにメンバーと合流し、僕らは総勢9人となります。あと一人加わり、10人で店を回すそうです。

会場に着くと、すでに慌しいこととなっていました。今から数時間後、ここは3万人のレミオファンで埋め尽くされる・・・。

空は曇り空。いつ雨が降ってもおかしくない状況でした。ライブはちゃんと開かれ、商品は売れるのだろうか。不安がよぎります。


大体の準備はできていたので、色々と問題は起こりながらも、何とか開場時間には店を開くことができました。

この頃から急に空が晴れだして、汗ばむ陽気となりました。こちらとしては好都合、冷たい麺とジュースやビール、そしてかき氷も売ることになってたのですから、暑ければ暑いほど売り上げは伸びます。

麺を茹で、冷やし、ソースをかけ、大根おろしとトマトを乗せる。この一連の流れを手分けして行います。僕の大きな仕事は氷を削って運ぶことで、他に麺茹やジュース補充なども担当しました。要は雑用係り。店内を一番ウロウロしてたのではないかと思います。


開場と同時に、お店の前に人が集まりだしました。「レミオロ麺」と銘打っているだけあって、人々の注目の的となります。少しずつ列ができ、気づいたときには100人以上の列が作られていました。

太陽が昇り、温度の上昇とともに列も増えていく。あっという間に200人・・・・300人・・・・500人・・・・。



おいおいおいおい。

なんか、すごいことになっちゃったようです。

今思えば、あのときの記憶がほとんどない。それくらいにテンパってたようです。

生産が追いつきません。必死で汗かきながら麺茹でます。皆そこまでして食いたいのか!?この暑い中よくあの行列に並ぶなぁと思いました、出店側の自分ですが。

色物の効果とは絶大です、定価600円だとか、そんなん関係ないのです。

「せっかく来たことだし」と、記念に売られていくレミオロ麺。レミオロメン本人よりも流行りそうです。


かき氷もいい感じに売れる。同級生さんらががんばっているので、皆も活気付けられます。友情です。厚いです。暑いです!


ライブ開始までの4時間。売りに売り続けたレミオロ麺。


しかし、ライブ開始30分前、雲行きが怪しくなってきます。太陽は隠れ、少しずつ気温が下がっていく。



いつからか、ダダダッと、昨日のような大粒の雨が、強い風に乗せられて、店内に降り注いでくるのでした。




果たしてオルゴデミーラ、じゃなかった、レミオロメンは無事にライブを開始できるのか。レミオロ麺を売り切った僕にはもはやどうでもいいことだったが、一応次回の「レミオロメンとクソ愉快な仲間たち第3章 ~暑いのに粉雪歌うな~」をお楽しみに!

レミオロメンとクソ愉快な仲間たち第1章 ~雷鳴の健康ランド~

2006-08-18 12:14:56 | どーでもいいことつらつらと。
ミロヨコナン、じゃなかった、レミオロメン、のお話なのですが、何だか各方面から色々注目を受けていてちょっとプレッシャーを感じます。あまり気張ってほしくないんですけどねぇ。


で、その前に、ちょっと昨日あった出来事について書きたいです。つーか書かずにはいられねぇ。

昨日は秋葉原にちょこっと行ってきたんですが、すごい数でしたね。万引きGメンが
至る所にGメン。ドンキにも石丸にもGメン。あからさまにGメン。しかもある店舗で、僕ら4人で巡っていたんですが、妙に付きまとう林家ペー似のGメンがしつこいしつこい。ほんともうさ、明らかに「私はGメンです」「あなた達万引き常習の匂いがぷんぷんするわ」って感じで付きまとうものだから、こっちも腹たってむしろ万引きしてやろうかってな勢いになってしまいました。
確かに4人の若者がウロウロ店内を冷やかして歩いているのは、傍目から見れば怪しいだろうけど、あんな風に変な男に付きまとわれたら、こっちだって元々あったかどうかは別として買う気も失せます。結果的に損すると思いますよ。

あれ、絶対止めたほうがいいと思います。せめて目立たない格好でいてください。なんでこのクソ暑い日にベスト着てるんですかあんた。


さて、鬱憤を晴らしたところで本題に戻るとしましょう。


8月11日。朝5時起床。ハニーの家で朝を迎え、そこから二人一緒にマスターの車に拾われます。レンタカーのトラックで、後ろが冷凍室になってます。
まずマスターの店に行き、山梨へ持っていく材料やら何やらを冷凍室へ積みます。朝5時。誰もいない道。小鳥のさえずり。早起きは気持ちがいいですねぇ・・・・ほんとにねぇ・・・・。



いやねみぃよ。



店を後にした僕らは、高速に乗って山梨を目指します。誰もが睡眠不足なので、テンションは箍が外れて終いにはしりとりとか始めそうな勢いでした。全てはジャングルタイテイレオ、じゃなかった、レミオロメンのため。合言葉は「家に帰るまでがレミオロメン」。先生、須藤君の顔色が変です。


お盆のピークとあって、高速は渋滞、山梨に降り立った時はすでに10時を過ぎていました。
山梨。日本に8つあると言われる海に面していない県の一つ。周りにあるのは山、山、山。そして照りつける太陽。そして・・・・照りつける太陽。



いやあちぃよ。



東京よりも太陽が近く感じます。標高が高いからでしょう。


目的地である航空学校は、高速から降りて30分もしない場所にありました。道を教えてくれた地元の人は「道なりにいけば滑走路が見えてきますよ」って言ってたけど、絶対に周囲に目を凝らさないと気づかないようなところでした。


トラックを滑走路の末端、店を開くテントの後ろに止め、さっさと準備に取り掛かります。35度は優に超しているであろう熱を多分に含んだ滑走路上で、3人はせっせと働いたのです。


ここで、少し気になることがありました。宿泊施設のことです。話によると学校内に泊まる場所があるそうで、休憩がてら下見に行くことにしました。

外見は、普通の校舎。中に入っても普通の校舎。階段を上り、僕らが泊まるべき場所へ向かう。
うん、普通の教室。教室に30人の立派な大人が布団敷きつめて仲良く雑魚寝。宿泊施設とかって銘打っておいて、何かもう小学校の林間学校扱い。

しかも門限がついていて、夜11時以降は学校への出入りができなくなるとのこと。いよいよ修学旅行気分です。
しかしそれは困ります。なぜなら、僕たち出店メンバーは他にもいて、深夜にこっちへ到着する人たちもいたからです。その人たちはどこで夜を越せばいいというのでしょう。なんてことを上の人に訴えたとしても、700人以上のスタッフが集まる会場ですから、組織の連携を乱すような行為は許されません。「お前らで勝手にやってくれ」的な空気でした。

というわけで、即決でした。近くの健康ランドに泊まろう。

夕方になりやっと開放されて、心地よい疲れとともに滑走路を後にします。これから健康ランド探しです。

健康ランドというものに僕は行ったことがないのですが、場所によっては団体客用の個室を用意してくれるところもあるそうで、しかもそれが普通のホテルなどに泊まるよりも格安だそうな。なるほど便利ですね健康ランド。

泊まるとこ探しなんて簡単だろう。そう思ってたんですが、そうかここは田舎だった。国道沿いに走ってもまばらな宿泊施設。そしてどこも足を見ているかのように宿泊費が高い。いよいよ健康ランドが恋しくなりました。

コンビニを何件か周り、健康ランドの場所を尋ねます。山梨のコンビニの店員さんは皆いい人でした。何も商品買わず、入ってくるなり「け、健康ランドは!?」なんて言ってくる客にも愛想よく対応してくれ、丁寧に地図まで持ち出してきてくれる人も。

あるコンビニでは、店員さんだけでなくたまたま公共料金を払いに来てたお客さんまで入り混じって健康ランドを教えてくれました。


目指すは石和(いさわ)。山梨では有名な温泉スポットのようです。ライブ会場から大分離れるのですがそこしかないなら行くしかない。トラックは夜の道を猛スピードで走り出しました。



この頃でした。大粒の雨とともに雷が鳴り出しました。その日、関東地方で雷警報が発令されました。車を走らせながら、至る所で落ちる雷を見届けます。高い建物のない場所ですから、360度どこでも視界に入るジグザグの稲妻。すでに嵐はそこまで来ていました。僕は前日から予感していました。このライブ、ただごとでは終らなそうだと。


健康ランドに着いたのは9時前後だったでしょうか。そうそう、途中、駅伝や北朝鮮通の教授で有名な山梨学院大学の前を通りました。場所に似合わず近代的で小奇麗で、照明の具合もいい感じでした。

雷鳴とどろくバックに彩られて映える「健康ランド」の派手な看板。すでに駐車場は車で溢れかえっていました。やるな健康ランド。

中に入り従業員さんにシステムをききます。

基本料金以外に、深夜割増料金。確かにそこらの宿泊施設よりは安いが、ライブ会場までの距離を考えると如何ともしがたい。あとはマスターの判断にゆだねました。マスターは僕らの店の責任者に電話で相談します。もうこっちとしては、早く風呂に入って汗流して布団に飛び込みたかった。


そして出した結論は・・・。



「会場近くのホテルに泊まろう」


トラックに再度乗り込み、今来た道を戻ります。雷はさっきよりも強く感じられました。



果たして南は無事に開放されるのか。このバイトは割に合っているのか。次回「レミオロメンとクソ愉快な仲間たち第2章 ~狙われた甲府~」をお楽しみに!

レミオロメンとクソ愉快な仲間たち第0章

2006-08-15 02:00:44 | どーでもいいことつらつらと。
・・・・・・・。

何から話せばいいのでしょうか。果たしてこれから書くことは、何章仕立てになるのか、恐らく誰も期待していないことでしょう。


実は、8月11・12日の二日間、私、拉致されていました。


連れに紹介してもらったカクテルバーがあるんですが、そこのマスターがこの度、とあるバンドのライブに出店するとのこと、まだバイトが集まらないということで、連れ共々山梨は甲府市の方へ無理矢理連れて行かれました。

そのバンドとは、レミオロメン

お父さんご存知ですか?レミオロメン。オロナミンでもレモンメロンでもありません。
去年の粉雪舞う季節辺りから、とあるドラマの挿入歌だかなんだかをきっかけに売れ出した、見た目どこにでもいそうな普通のバンドです。でも彼らの作る歌は中々、今受けする粒ぞろいなのです。

僕自身、大して注目はしてなかったんですが、バックグラウンドミュージック略してBGMとしては悪くないので頻繁に彼らの曲を聴いていました。まぁ僕にとってのミレオロミン、失礼、レミオロメンはその程度の存在だったのです。

彼らは全国ツアー中で、その最後を飾るのは彼らが出身地山梨とし、最近出した新曲のロケ地である山梨の航空学校をライブ会場としたそうな。タイアップとしては完璧だと思います。

その航空学校に集まるファンの数およそ3万人。

そのライブ会場に出店するマスターなのですが、どんな物を出店するかというと、夏にふさわしい冷たい食べ物なんだそうです。


その名も!聞いて驚くな。















レミオロ麺















「山田君、菊さんの全部持ってちゃって」




正式名称は「冷ミオロ麺」で、「冷」は字のごとく冷たいをあらわし、「ミ」は味噌の「ミ」、「オロ」はおろしの「おろ」、ラはラッパのラ~。

要するに、味噌ダレと大根おろしを乗っけた冷たい麺なのです。麺は山梨名物ほうとうを使うこだわりぶり。
すでに試作段階でミエロオメン、失礼、レミオロメンに試食してもらい、結構これが受けよかったんだそうです。


ここまでは、事前に知っておくべき項目。ここからは日を追って書いていきたいと思います。



話はさかのぼること8月10日。急に山梨へ行くことを告げられた僕ですが、これといって驚くことはありませんでした。お金が入って、しかもライブを生でしかも無料で観れるんだからお得感は満載。11日は色々と下準備を施し、12日は本番、とにかく売るべしです。やたらテンションの高くなる僕、二日間の意気込みを語るのでした。

南「よっしゃレミオロ麺売りまくるど。で、初日は何時くらいに帰れるの?」

連れ「え、泊まりだよ?」


チョwwwwwwwwwwwwっをまwwwwwwwwwwww

前日まで知りませんでした、一泊二日の旅だなんて。11日の朝8時くらいに出て、次の日のライブ終了そして帰宅までずっと拘束。合言葉は、「家に帰るまでがレミオロメン」。先生、バナナはおやつに入りますか。

つーわけで、慌てて旅用の服を買いに高円寺の古着屋へ。その途中、マスターから電話が。


「明日朝5時出発でいいかな」




そう、今思えば、最初から最後まで不思議で思えません。本当に、たくさんのファンタジーで溢れかえってました。貴重な経験、たくさんしました。

次回、「レミオロメンとクソ愉快な仲間たち第1章 ~雷鳴の健康ランド~」を乞うご期待!

雨は夜更け過ぎにぃ雪へと変わるだろぉ

2006-08-08 03:27:39 | どーでもいいことつらつらと。
Silent night~



どうも、南です。さて今日は、最近僕の身近で起こった電車に関する事について触れます。

まずは一つ目。とある某JR車内でのことでした。

僕は例によって例のごとく、ドアの隅に寄りかかって読書をしていました。始点から乗り始めたので、最初は空いていた車内も、休日とあって少しずつ席は埋まり立っている人も多くなりました。

ある駅を過ぎた辺りで、僕は車両内の異変に気付きました。はるか前方に、席と席の間の床に座って酒宴を広げているじい様がおりました。一人で何やら物を言い、ビール瓶を振り回していて、それはもういろいろな意味で「危ない」お方でした。容貌服装などはご想像にお任せします。

こういう場にはしょっちゅう出くわす僕ですが、今回ばかりはやばいと思いました。今にもそのビール瓶で誰かを殴りそうだったのです。もしくは、誰かがビール瓶を取り上げてじい様を半殺しにでもしそうだった。そんくらいのピリピリムード。なんで東京の酔っ払いってこんなに不機嫌なんだろうね。そんなに東京は生き苦しいですか?

さらに危険だなと思ったのは、じい様が目の前にしていたのは、席に座る二人の女の子だったんですよね。二人はもう怯えていてただただ俯くだけ。肩を寄せ合う姿が見ていて痛かったです。

ここは動いた方がいいなとは、本当に何の躊躇もなく駆られた衝動でした。しかし、自分ひとりでじい様に立ち向かっても、恐らく事態の収拾はつかないと思いました。力では勝てても、何するか分からん酔っ払いですもの、周りに迷惑かけてもあれですし。とにかく味方が欲しかったんですけど・・・。

どうも、こういうとき一番怖いのって周囲の反応ですよね。誰も僕に加勢してくれなかったらショボンですよほんと。

つーことで、苦肉の策は「駅員さんに言おう」でした。

ちょうど電車は駅に停まり、僕は車両を出て一番後ろの車掌さんのところへ走りました。ちゃっちゃと事態を告げます。

車掌さんも困惑気味でした。車掌さんの言った一言は意外でした。

「とりあえず発車しますね」

うそぉん。動けよ!今すぐ動けよお前!
と思ったんですけど、よくよく考えてみると、これは時間稼ぎというか、お膳立てってやつで、次の駅に味方を募る準備をしたわけですね。電車が出てから車掌さんは無線で色々告げていました。僕は車両の一番後ろで車掌さんを睨みつつもじい様のいる隣の車両が気にかかりました。

少しすると、先程の二人の女の子が泣きそうな顔で後ろまでやって来ました。窓越しに車掌さんへ訴えていました。車掌さんも事態をさらに深刻に見てくれたことでしょう。

次の駅に着き、僕と車掌さんは隣の車両へ向かいます。酔っ払いは相変わらずグデングデン。他の駅員さんもやって来て、車掌さんと二人で酔っ払いを何とか外へ出しました。僕はただ見守ってました。何もできんかったばい。

車掌さんは車掌室へ戻りました。アナウンスが流れます。電車は一分半遅れたそうです。理由を手短に話し、酔っ払いがお客様に迷惑をかけたこと、時間が遅れたことを謝っていました。

休日とはいえ、急いでいる人はここにはたくさんいたことでしょう。何だか逆に事を泡立てすぎたかなぁ、迷惑かけちゃったかなぁと、自分も謝りたくなりました。


亀田戦よりも微妙な昼下がりでした。



次も某JRでのできごとです。大分長くなったのでこちらは手短に話しましょう。

簡単にいえば、携帯をいじっていたことを注意されたんです。普段は絶対に車内では携帯をいじらないんですけど、久々の東京の車内だったせいか、ついつい開いてしまったんですよねぇ。

「ペースメーカーしてる人がいるから、携帯切って!」

すっごい大声。言い方ってものがあるでしょう、そう言いたいところですが悪いのは勿論自分。

いい恥をかかさせていただいたと思います。僕はこれから先一生車内で携帯を使うことはないでしょう。というか外では使うことは無いでしょう。それって携帯の意味なしてないじゃん。

とにもかくにも、油断をしました。たまたま人が一気に降りたので、ちょっとメールを覗くだけと・・・。そしたら乗ってきた人に速攻言われてもうた。ほんと何やってんだか馬鹿俺。
まさか普段絶対車内で携帯をいじることの無い自分が、まさかまさか携帯で注意を受けるなんて。切腹ものですよこれは。まぁあの光景を見ていた多くの人が、「自分も気をつけよう」と自覚してくれれば、僕は本望ですよハハッ。



しばらく東京を離れていたせいか、久々の東京の電車や人通りの多い街に出るとその雰囲気に飲まれてしまいます。ピキピキとした異様なオーラ。昔から感じていたことではあるんですが、改めて他の都市と比較するとまたすごいっすねこれ先輩・・・。



もうちょっとリハビリが必要のようです。


Only night~

ミクロとマクロ

2006-08-05 12:25:58 | どーでもいいことつらつらと。
こうやってマッタリと思うことをつらつらと書く時間。やっぱり重要ですよね。

さて、今日は「ミクロ」と「マクロ」について述べたいと思います。

家庭教師をやっていると、否が応でも現在の学校教育に物申したくなります。学校教育は、いわば「ミクロな視点」だと思うのです。

ミクロとはつまり、「小さい、微小」という意味です。ミクロの視点、簡単に言えば視野が狭いということですね。

なぜ学校は視野が狭いか。
数学は特にその気が強いです。例えば、僕らは中学2年生くらいになっていきなり関数を学びます。関数という言葉が何なのかをよく分からないまま、グラフの書き方や変化の割合を教え込まれ、頭に叩き込むよう仕向けられます。

「まずは覚えろ」。この姿勢が学校教育にはあると思うのです。
勿論、そうではない先生、非常に教えるのが上手な先生もいることでしょう。しかし実際家庭教師をやってきて、関数の本当の意味も分からぬまま、グラフを描き傾きや交点の座標を求めている子を見るのは事実です。

数年後、高校や大学や社会に出て初めて関数の意味を知ったりします。知らないままに日々を過ごす人もいます。関数ほど身近な話題もないでしょうに。

僕自身そうでした。中学当時はよくわからないまま関数を学んでいきました。

関数関数とさっきから言っていますが、当然関数だけじゃない。相似だって合同だって2次方程式だってそうです。

教科書を開いてみれば、それぞれの章の最初に、編者が考えた生徒の興味の最大公約数で作られた身近な話題による問題が書かれていますが、これもどうもピンときません。

ミクロ。まずは細かい部分から攻めるため、大事なことの見つからないまま、その単元を通り過ぎてしまいます。


ミクロに対し、マクロという言葉があります。こちらは、「大きい、巨大な」といった意味があります。

僕は思います。「マクロな視点」こそ、必要不可欠な能力だと。

大きくものを見て、少しずつ、細かな部分へと目を向けていく。この動きが最も理解しやすく本当の意味を知る手がかりになるはずです。

「んじゃ結局関数って何なのよ」と訊かれれば、つまりは「関係」ですよ字のごとく。

どんな物の間にも万有引力という関数が働いているし、そんな物理的現象だけじゃなく、親子だったら他人以上の関係があって不思議な力も働きます。そういった関係を数式で表せたら、それは関数なんです。ちょっと悲しい考え方ですけどね。

今で言えばシェア争いの激しい携帯市場なんかがいい例ですね。

どの携帯会社のどのプランが自分にふさわしいか。それを選ぶには、料金と通話時間の関係を見ます。これも関数の一つです。
例えばA社の料金プランは、一月の基本料金が2000円で、通話1分ごとに10円加算(料金設定は適当なんで突っ込まないでね)。B社は一月3000円で、通話1分ごとに6円加算。じゃあ何分までの通話なら、どちらの会社のプランがお得か。みたいな。


ネットや携帯が当たり前の今だからこそ、関数は大事な単元です。

今の問題を解くなら、30分だったらどうだろう、2時間だったらどうだろうと、何回も計算して解くのもいいと思います。時間が掛かりそうですけどね、センスのいい子だとすぐに当てちゃったりするから驚きです。実際そうやって解く子がいるんですけど、僕は別段それに対してイチャモンはつけません。解ければいいし。
でも、その子も少しずつ効率の良い解き方を見つけていって、最終的にあの「ワイイコールエーエックスプラスビー」に到達するんですよね。


そうやって勉強したほうが、数学も身近に感じるし理解も早いと思うんだけどなーどうなんだろうなー。


子供の学力低下を嘆くとき、ゆとり教育がどうだとか、学校の方針がどうだとか、制度のせいにしている傾向があります。制度を作ったのは人だから、結局は大人全部が悪いんだろうがオラ。

とにかく教え方の酷い先生がいて困ります。ま、先生にも色々事情がおありのようですし、僕は絶対先生になんかにはなりたくないから、先生になった人をマジで尊敬します。がんばってください。


もっと大きい視点で見ることができれば、「どんなものにも繋がりがあるのだ」と知ると思うし、成績だって全体的に満遍なく伸びるんじゃないかなーと、僕は楽観視している次第です。

久々の土日!って感じ

2006-08-05 09:21:54 | どーでもいいことつらつらと。
火曜まで旅行に行き、水木と溜まっていた研究のノルマをこなし、てんやわんやで金曜に発表、案の定体調を崩しました。

昨日の夜から腹痛と吐き気、今朝にはどうにかおさまったけれど、大事をとって今日の予定はキャンセル。本当は行きたかったんだけれども・・・。


土日はじっくり体を休めることにします。夏本番、体を大事にしつつ大いに遊びましょう!