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ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.21

2015-05-26 | クラフト・クラブ・ムジカ
「トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.20」の続きです。

昔のラウドネスに関して調べているときに

興味深い資料を見つけました。

米マランツ社のプリアンプのラウドネス回路です。



とても簡易的なものですが、

電子部品が高価だった当時からすると

とてもこだわった回路です。

しかし、現在のものと比較すると

ラウドネス特性に忠実というわけではありません。

ラウドネス特性もより正確で適切なカーブに変化し、

ラウドネス回路も進化していきました。

この過程を考察することはとても興味深いテーマだと思いました。



この本は『ハイファイアンプの設計』という1961年の本です。

30年程前に恩師にいただきました。

先生が学生のときに買われたそうです。

JAZZが好きな方で『アバロン』についてお話したことが思い出されます。

次回に続きます。


お問い合わせの多いアウトレットショップはこちらです。
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トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.20

2015-05-25 | クラフト・クラブ・ムジカ
「トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.19」の続きです。

ピアノの音量は80dB程だと言われています。

対してBGM程度に再生する場合、スピーカーからの音量は60dB程です。

等ラウドネス曲線によると、100Hz の低音は0
*
本物のピアノの音に対してと比較して10dB程小さく聴こえるます。

-10dBということは、低音が1/3になってしまうということです!

これを『しかたがない』とあきらめずに

積極的にコントロールしていこうというのがラウドネスです。

ラウドネスも最近はめっきり減ってしまいました。

これはユーザーの使い方にも問題があります。

ラウドネスコントロールは

現在の音量と楽器の音量を考えて調整しなければなりません。

とても難しいものなのです。

ただ、ラウドネスをONにすると低音が増えるという感覚で使用した結果、

周りの友達からは『ドンシャリ』だと悪口を言われる・・・

30年程前よくあるパターンでした。

実は私もその1人でしたが・・・

トーンコントロールはラウドネスの代用になるだけでなく

より細かな調整も可能です。

トーンコントロールのもうひとつの使い方だと思います。

次回に続きます。


当社webのアウトレットショップでusb30の大特価を行っています。



このusb30は販売店で展示・在庫されていたものです。

標準価格39800円(税別)を

本日までのアウトレット価格9800円(税別)で販売しています。

残り2台です。
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トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.19

2015-05-24 | クラフト・クラブ・ムジカ

「トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.18」の続きです。

トーンコントロールと似た機能にラウドネスというものがあります。

人間の耳は小さい音を聞くとき、

中域は聞き取りやすいのですが

低域と高域は聴こえにくいという性質があります。

フレッチャーとマンソンによって研究され

1933年にフレッチャーマンソンカーブとして発表されました。



その後の研究で現在では2003年に改定されたISO 226(等ラウドネス曲線)によって

規定されています。



本を読みながら、又は会話をしながら音楽を再生するとき

その音量は60dB程です。

ISO 226等ラウドネス曲線によると

中域に対して低域は20dB以上小さく聴こえ得るのです。

これを補正し、演奏会で音楽を聴く時のようにしようというのが

ラウドネスコントロールです。

次回に続きます。


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標準価格39800円(税別)を

5月25日までのアウトレット価格9800円(税別)で販売しています。

残り3台です。
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トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.18

2015-05-23 | クラフト・クラブ・ムジカ

「トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.17」の続きです。

トーンコントロールのように音質を変化させるものは不必要だと言う風潮があります。

私は次のような理由でトーンコントロールを推奨しています。


1、最新のトーンコントロール回路における音質の劣化は極僅かであり

私自身がブラインドテストを行っても100%正解にはならないほどです。

最新のトーンコントロールの質は確実に上がってきています。


2、『トーンコントロールを使うのは素人』という雑誌の呪縛にかかり

バランスが悪い音を我慢して聴く人がいます。

レコーディングの現場ではどんな音源でもイコライジングされています。

再生側で使ってはいけないというのはナンセンスです。


3、ハイエンドオーディオを楽しむ方の中には

かなりの割合でマルチアンプシステムを使用しているマニアがいます。

このときチャンネルデバイダーを調整しますが

やっていることはトーンコントロールとたいして変わりません。


4、メーカーや販売店はトーンコントロールを推奨できない事情があります。

オーディオシステムを購入する際、

ユーザーは僅かな違いを追求して上級モデルを選択するのですが、

トーンコントロールを行えばローコストで済んでしまう可能性があります。

メーカーや販売店は自分の首を絞めるようなトーンコントロールを販売しません。


5、CD等の音源はレコード会社のある部屋の、あるシステムで、ある人が聴いて

調整されています。

別の部屋で、別のシステムで、別の人が聴けば調整ポイントは

当然変わってきます。



私はトーンコントロールと音のクオリティはまったく別のものだと考えています。

トーンコントロールで音のクオリティは改善されません。

トーンコントロールで改善されるのは音のバランスです。

この点を十分にご理解していただき

音源や部屋やシステムのバランスを改善するために

積極的にトーンコントロールを活用していただけたらと考えています。




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トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.17

2015-05-22 | クラフト・クラブ・ムジカ
「トーンコントロールは素人が使うものだ!』という玄人?? vol.16」の続きです。

最後に、ポップスです。



イーグルス / ホテルカリフォルニア  Hell Freezes Overより

低域 -2、中域 -1、高域 +2

この音源はいつ聴いても思うのですが、

パーカッション出過ぎです・・・低域-2しました。

また、高域を+2することでライブ録音された会場のざわめきのようなものが

良く伝わってきます。



メーガン・トレイナー / All About That Bass タイトルより

低域 -3、中域 -2、高域 0

ベースはテーマにもなっているので少し過大なのでしょうか。

低域-3しました。

また、ヴォーカルはもう少しクリアーでもよい気がしますので-2しました。



サム・スミス / Stay With Me イン・ザ・ロンリー・アワーより

低域 -2、中域 -3、高域 +1

パーカッションの音が素敵です。

高域を+1することで際立ってきます。

ポップスはいずれも

低域と中域を少し下げて、高域は0または少し上げるという設定になりました。

私の趣味なのかもしてませんが、

ポップスを品良く楽しむための大人のセッティングを目指しました。

トーンコントロールtac20は「ccm(クラフト・クラブ・ムジカ)」

で販売しています。


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このusb30は販売店で展示・在庫されていたものです。

標準価格39800円(税別)を

5月25日までのアウトレット価格9800円(税別)で販売しています。

限定4台です。
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