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2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.3

2018-01-22 | スピーカー
『2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.2』の続きです。

2つのスピーカーを同時に再生することによって

なんらかのメリットが発生するのかを検証してみたいと思います。

ドイツ・クアドラル社のGALANと

イギリス・モニターオーディオ社のブロンズ1を並列に接続しました。

2台のスピーカーを接続する場合には正相と逆相があります。

一般的には正相で接続すると音圧はA+Bというようになります。

逆相で接続するとA+(-B)=A-Bとなり

音が打ち消しあってしまいます。

まずは正相で接続して試聴しました。

この2種のスピーカーはほぼ同じ能率です。

音質ですが、

低域は両方を足したように2倍になった感じです。

低域はとても豊かになりました。

反面、高域の音圧はあまり変わりません。

低域ばかりが目立った音になりました。

また、音色は低域に関しては2種のスピーカーの中間のような音色になりました。

メーカー製のスピーカーシステムでも

あえて2種のことなるユニットを使用しているシステムもありますが、

これはユニットの癖をなくすために行っているのかもしれません。

また、低域に関しては単純に増えて聴こえますので

低域が寂しい小型システムには有効かもしれません。

また、音場は意外とくずれませんでした。

特にセンター付近はあまり変化を感じません。

悪い点として大音量にしたときにユニットがバラバラに鳴っているように聴こえ

さらに音量を上げると、パワーアンプの保護回路が働いて止まってしまいました。

クアドラル社のGALANは4オーム、モニターオーディオ社のブロンズ1は8オームですので

並列に接続した場合のインピーダンスは

1/(1/8+1/4)=2.67オームとなりパワーアンプにとっては過酷な負荷です。

パワーアンプによっては故障の原因になるかもしれませんので

必ずパワーアンプの対応インピーダンスを確認してから実験してください。

次に逆相で接続しまし・・・次回に続きます。
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2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.2

2018-01-21 | スピーカー
『2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.1』の続きです。

2つのスピーカーを同時に再生することによって

なんらかのメリットが発生するのかを検証してみたいと思います。

使用するスピーカーは

生産国も価格帯も異なるスピーカーです。

1台目のスピーカーはドイツ・クアドラル社のGALANです。

2WAYバスレフで36Hz~65KHzを再生します。

能率は86dBです。

15.5cmのウーハーとリボンツイーターという組み合わせで

価格は46万円です。

2台目のスピーカーはイギリス・モニターオーディオ社のブロンズ1です。

2WAYバスレフで55Hz~30KHzを再生します。

能率は87dBです。

14cmのウーハーとハードドームツイーターという組み合わせで

価格は4万4千円です。

価格は10倍以上です。

ブロンズ1を使用していた方がGALANに買い換えたと想定しています。

まずはそれぞれの音質ですが、

クアドラル社のGALANは高域が繊細で低域は高ダイナミックレンジという

ハイエンドスピーカーの見本のようなスピーカーです。

規格上は36Hzまで再生することになっていますが、

聴感上はもっと下まで伸びている感じがするほどです。

オーケストラやJAZZは得意ですし、ボーカルもしっとりしていて

なんでもこいのスピーカーです。

モニターオーディオ社のブロンズ1は周波数特性はそれほど広くありませんが

音の作り方がとてもうまく

高域も低域も出ているような気にさせる不思議なスピーカーです。

小編成のクラシックが得意で、特にピアノは他のスピーカーではでない独特の良さがあります。

この価格では一押しでお勧めのスピーカーです。



それではこの2種のスピーカーを接続して試聴してみま・・・次回に続きます。
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2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.1

2018-01-20 | スピーカー
オーディオを長くやっていると

つい、面白そうなスピーカーに手を出して

気がつくと目の前にはスピーカーがいっぱいという方にはよく出会います。

絶対的に音の良いスピーカーはなく、

ボーカルは良いけど、オケはダメ・・・とか

古いJAZZは良いけど、クラシックはダメとかいう話はよく聴きます。

オーディオの教科書を見るとスピーカーは部屋に中に1セットが良い。

他のスピーカーを置くときはスピーカー端子をショートさせて・・・と書かれています。

スピーカーメーカーは自分のスピーカーが1セットだけあるお部屋を想定して開発しているわけです。

反面、スピーカーユニットを複数搭載して良い結果を出しているスピーカーシステムもあります。

ダブルウーハーのシステムは低域の量感が増すことに間違いはなく

マッキントッシュのXRTスピーカーのように10ヶ近くのツイーターを搭載し

指向性を改善しているシステムもあります。

ここではメーカーが異なるスピーカーシステム2セットを同時に再生し、

なんらかのメリットが発生するのかを検証してみたいと思います。
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ドーナツ盤 高音質再生法 vol.7

2018-01-19 | レコードプレーヤー
『ドーナツ盤 高音質再生法 vol.6』の続きです。

これまでドーナツ盤の再生に関する裏ワザ的なものを紹介してきました。

ドーナツ盤の再生はどうして難しいのでしょうか?

乱暴な言い方をすれば、

それはレコードプレーヤーはLP用に作られており、

ドーナツ盤の再生は『おまけ』としか考えられてないからです。

当社で扱っている英国rega社のレコードプレーヤーに至っては

プーリーを架け替えて33回転と45回転を切換えます。



つまり、日常的に45回転と33回転を切換えて聴くということは考慮されていないのです。

レコードプレーヤー自身が『45回転は無理すれば聴けないことない』という設計なのですから

それでドーナツ盤を聴いても良い音のわけがなく

あの手この手でやっと・・・というのが実情です。

例えば、ターンテーブルはLP用の30cmですが、17cmのドーナツ盤用は現在では皆無です。

EP盤アダプターを使わずに再生できる17cmのターンテーブルがあれば音質はもっと良くなるでしょう。

トーンアームもこんなに長い必要はありません。

もっと短くて強度のあるアームがあればもっと低域も再生しやすいでしょう。

ドーナツ盤は音が悪いのではないかもしれません。

LP用のレコードプレーヤーではこの程度の音質しか得られないと考えるべきだと思います。



先日、当社のお客様が岐阜県の大垣ケーブルテレビに出演されました。



レコード再生をテーマにした情報番組です。

2月2日のデイリーアップという番組で放送されます。

こういったオーディオとまったく縁のない方が見る番組でもレコードが取り上げられるご時勢のようです。


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ドーナツ盤 高音質再生法 vol.6

2018-01-18 | レコードプレーヤー
『ドーナツ盤 高音質再生法 vol.5』の続きです。

なぜかドーナツ盤は針飛びが多いような気がします。

これは中古レコードの元のオーナーの取扱が荒いことが多いからではないかと思います。

どーしてもそのレコードを針飛びしないように再生させたいとき

(例えば他のメディアに録音するとき)

あまりお勧めではありませんが方法はあります。

インサイドフォースキャンセラーがあるトーンアームでは

これを増やしてみます。

左右のチャンネルセパレートは若干悪くなりますが、

音とびは軽減されます。

インサイドフォースキャンセラーのないプレーヤーの場合ですが・・・

ウラワザとしてプレーヤーを傾けるという方法があります。

プレーヤーの右手前が上がるように

10円玉をプレーヤーの足に重ねます。

針飛びがなくなるまで1枚ずつ増やしていきます。

4枚位までは問題ありません。

オーディオ誌を見るとプレーヤーを傾けて設置してはいけないと

必ず書いてあります。

水準器を使って水平をとると書いてあります。

理論上は確かにそうなのですが、

この程度傾けただけでは私の耳では音質に変化は感じられませんでした。

古いオーディオの教科書にはこういったことがたくさん書かれています。

こういった問題は実際にやってみるのが一番です。

次回に続きます。

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