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禁断のスピーカー使用法・・・vol.7

2016-07-07 | スピーカー
『禁断のスピーカー使用法・・・vol.6』の続きです。

前回は低インピーダンスのスピーカーを駆動することによって

パワーアンプの動作がAB級からA級になっている・・・かもしれないという

仮説を検討しました。

今回はパワーアンプのおいしい領域について考えてみます。

最近のパワーアンプの出力は意味もなく大きなものがあります。

50wのアンプより100wのアンプの方が高音質と書いてある雑誌もあり

ひどいものです。

最大出力と音質との間には関係はありません。

普通に音楽を再生した場合どの程度の出力が必要でしょう?

能率が90dB程度のスピーカーを3m離れた位置で聴くとします。

音量ですが80dBとします。

これはピアノをすぐ傍で聴いたときの音量です。

この条件でスピーカーに入っているパワーを計算するとわずか1wです。

音楽には必ずピークがありますので

ピークを10倍と考えますと、10wが必要なパワーということになります。

以前このブログに書きましたが

パワーアンプにはおいしい領域があります。

100wのパワーアンプでしたら10~50wあたりでしょう。

『半導体のパワーアンプは弦の音が荒い、

真空管アンプは滑らかで良い。』という方がみえますが、

一般に半導体アンプは数百ワットもあり

真空管アンプは数ワットということを考えると

増幅素子の問題だけでなく、

適切なパワーも高音質化の一因だと考えられないでしょうか。

次回に続きます。



お知らせ1

フォノアンプのカスタマイズに関するお知らせ

7月10日までフォノアンプのバッテリードライブカスタマイズを特別価格で行います。

カスタマイズ番号25 バッテリードライブに変更(20000円・税別)→10000円(税別)

このカスタマイズを行って頂いた方は下記のカスタマイスは30%OFFです。

カスタマイズ番号05 ロジウムRCAジャックに交換(1ヶ5000円・税別)

カスタマイズ番号06 内部配線の一部をテフロンワイヤーに変更(5000円・税別)

カスタマイズ番号07 抵抗の一部を高音質抵抗に変更(1ヶ10000円・税別)

カスタマイズ番号08 カップリングコンデンサーを高音質なものに変更(1ヶ10000円・税別)

カスタマイズ番号26~29 RIAA以外の再生カーブを追加(1ヶ15000円・税別)

対象機種:pho60、pho60/ta、pho62、pho62s、Raicho2phono、Raicho L phono

Raicho Lucido-pho、Ibuki Fiorello pho-mm、Ibuki Fiorello pho-mc

お申込は eigyou@musika.jp まで!


おしらせ2

スピーカーキャンペーンを8月末までおこなっています。

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