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どれが良い? フォノイコライザーアンプの方式 vol.2

2015-09-29 | 雷鳥 Raicho
『どれが良い? フォノイコライザーアンプの方式 vol.1』の続きです。

次はCR型です。

この方式は最も歴史ある方式です。

初期のフォノイコライザーアンプはCR型でした。

その後ハイゲインのアンプが簡単にできるようになると

NF型が増えていきました。

現在でもマニアの間では人気があります。

当社のフォノアンプではiris-phonoがCR型です。

真空管時代はインピーダンスが高かったので

ハムが問題になりました。

当時のフォノアンプは必ずと言って良いほど

『ブーン』という音がスピーカーからしたものです。

電子回路的にはとても判りやすく、

素直な特性を出すことができます。

音質は繊細、綺麗、線が細いという言い方もあります・・・。

線が細い部分を真空管の力強さで補ってやると

とてもバランスの良いフォノアンプとなります。

真空管回路と相性が良いのです。

室内楽や弦にとても合います。

女性ヴォーカルにも良いと思います。

CR型の仲間にLCR型という形式があります。

これは抵抗、コンデンサーの他にコイルを使用するものです。

ちょうど良いコイルの入手が難しく、

価格も高くなるためあまり作られることはありませんでした。

私も作ったことがありますが、

CR型と同様の性格の回路でした。

次はデジタル方式です。

次回に続きます・・・

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