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Michael君 こぼれ話 自分について - About himself

2006-03-10 12:39:34 | Michael About him
久々のこぼれ話です。何度かご紹介している「Talkin' Broadway」のインタビューから、今回は、Michael君(マイケル・グルーバー)が自分のことについて語っているので、その部分をご紹介致しますね。(写真は、当時使っていたヘッドショットです。)


質問:子供のころのエピソードについて。

Michael君:僕が小学校の2年生のころ、大掛かりなクリスマスの野外劇をやったことがあって、僕は羊飼いの1人を演じたんだよ。僕の母は、「息子は、全員のセリフを覚えていて、セリフを忘れてしまった子がいると、舞台の反対側から大声で教えてあげていたのよ。」って、よく知り合いに話していたな。母は、僕が演劇に向いているって知ってたんだね。
僕自身は、その後はずっとスポーツの世界にいたから、いつの間にか、自分の創作的な部分を拒絶するようになっていたんだ。20代後半になって、自分の創作的な面を再認識して、次第にそれを発揮していったんだよ。
僕は、いつも自分が部外者のような気がしていたよ。数人のごく親しい友人しかいないし、どんどん人前に出て、自分をアピールするようなタイプじゃないしね。僕は、自分を、成長過程にあるアーティストだと思っているんだ。ビジネスマンでもなければ、有名になりたがっている男でもない。自分がアーティストとして成長していけることが、僕自身の喜びなんだ。


質問:俳優、ダンサー、シンガーの3つの側面を持っているが、順位をつけるとしたら?

Michael君:まず何と言っても、俳優だろうね。俳優だからこそ、役柄を通じて自分を再発見したり、さまざまなことをできるわけだから。なるべくバラエティに富んだ作品に出演するように心掛けているんだよ。「Singin’ in the Rain」のドン、「Tommy」のいとこのケヴィン、「オクラホマ」の敵役のジャドといった具合にね。
そして、2番目は、シンガーだね。作曲も、するんだよ。最後がダンサーだけど、僕にとっては、子供の頃にやっていた体操や飛び込みの延長って感じなんだ。自分をダンサーだとは思っていないんだよ。正式に習っていたわけじゃないからね。ちょっと勘がいいのと、きっとごまかすのがうまいんだよ(笑)。指導に従って、ステップを覚えて、実行するって能力は、あるんだと思うよ。


質問:もしこの場に親友が同席しているとしたら、あなたのことを何と表現するか?

Michael君:そうだなぁ、「親切だ」って言ってもらえたら、嬉しいな。いつも親切な人間であろうと、一生懸命努力しているからね。
それと、おとなしくて引っ込み思案で、人前に出るのが苦手なほうだね。内省的なタイプなんだ。騒々しいところが苦手なんだけど、仕事柄、そうも言っていられなくてね。ステージに立つっていう仕事をしていると、どうしても喧噪にさらされたり、注目を集めたりせざるを得ないんだよ。
だから、舞台から離れている時は、一人っきりでいることが多いね。誰かに会わなきゃいけないとか、外に出かけなくちゃならないとなると、時には、自分に言い聞かせて覚悟を決めて・・・ってこともあるよ。でも、ステージに立っている僕を見るために、お金を払って来てくれてるんだからね。
一個人の生活に戻ったら、一人っきりになって、充電する必要があるんだ。家に帰って作曲したりして過ごすのが大好きなんだ。それと、僕は、編み物が好きなんだよ。最高の趣味だと思うよ。


質問:ファンの人達に、何か一言。

Michael君:いつも劇場に見に来て、応援してくれて本当にありがとう。僕の仕事に関心を持ってくれて、大変感謝しています。でも、僕のことを、大げさに誉めそやしたりしないでほしい。ステージの上の僕と、本当の僕は別なんだから。
皆さんが、僕のステージを見て影響を与えてもらったってお礼を言ってくれるのを聞いて、いつも心打たれる思いがします。僕のステージを見て感動してくれるのは本当に嬉しいんだけど、ステージを降りたら、僕はただの1人の人間なんだってことを忘れないで下さい。


本人は、謙遜して、「自分をダンサーだとは思わない」なんて言ってますけど、彼のダンスは、とっても上手ですよ。子供の頃から習っていたわけではないですが、大学ではちゃんとレッスンを受けていますしね。
そして、「親切」なのは、間違い無しです!Michael君が親切じゃないなら、この世に親切な人なんていないってくらい、親切で優しいです。
また、「ステキなショーだった」とか、「素晴らしいダンスだった」とかいうように、お仕事について誉めてもらうのは、本人も嬉しいようですが、とても控えめな人柄なので、ファンから大げさにスター扱いされたり、高価なプレゼントをもらったりするのは、とても苦手なんだそうです。
NYでは、Michael君だけでなく、男性で編み物をする人が多いんだそうですね~。ナズは不器用なので、編み物ってぜんぜんダメなんですけど、Michael君は、編み物がとっても上手なんです! その出来栄えたるや、アートと呼ぶのがふさわしいくらい、カラフルで模様や柄も凝っていて、ニッティング・アーティストとして十分食べていけるくらいの腕前です。ミュージカル俳優としても一流で、作曲もするし、おまけに編み物もプロ級なんて、ホント、Michael君って、多才ですよね~♪


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