M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

ヘドウィグ全米ツアー、サンディエゴ公演から主役交代

2016-10-21 00:01:03 | Musical News ツアー他各地
11月29日にシビック劇場で始まるサンディエゴ公演から、ヘドウィグとイツハクを、ユアン・モートンさんとハンナ・コーニューさんが演じるそうです。(写真は、モートンさんとコーニューさんです。)

現在、ツアーカンパニーは、最初の公演地であるサンフランシスコで10月30日まで公演の予定で、その後、11月1日から27日までロサンゼルスのハリウッド・パンテージス劇場で公演の予定です。この2カ所での公演期間は、それぞれ1ヶ月弱で、他の公演地が数日間から長くても20日間ほどなのに比べて、特に長いです。そして、この2公演では、ブロードウェイでもタイトルロールを演じたダレン・クリスさんがヘドウィグを、またブロードウェイのオリジナルキャストとしてイツハクを演じて見事トニー賞に輝いたリーナ・ホールさんがイツハクを演じています。前の記事でもご紹介致しました通り、この2公演中、ホールさんは、週に1回、ヘドウィグも演じており、同一公演中に1人の俳優がこの2役を演じるのは、史上初の試みだとのことです。

サンディエゴでの1週間の公演に続いて、モートンさんとコーニューさんは、来年(2017)の7月まで、全米各地を公演する予定になっています。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。またツアー日程は、こちらからごらんいただけます。

モートンさんは、ロンドンとニューヨークで、ミュージカル「Taboo タブー」のオリジナルキャストとしてボーイ・ジョージを演じました。2004年のトニー賞では、主演男優賞にノミネートされ、同年のシアター・ワールド賞を受賞しました。
作詞作曲のスティーブン・トラスクさんは、モートンさんについて、「彼のヘドウィグは、最高に美しく、胸が張り裂けるほど感動させてくれると思います。感情表現が、本当にパワフルで。この世のものとは思えないほどですよ。」と語りました。
今回の出演について、モートンさんは、以下のように話しています。
「今までもキャリアに恵まれてきましたが、今回、ヘドウィグを演じる機会を得られて、これほど心躍る経験はありませんでした。このキャストに加われるというのは、俳優にとって、夢のようなチャレンジです。彼女の金色のブーツを履いて、カルチャーのアイコンに変身するのが、待ちきれません。きらめく目とラヴァーン・ベイカーのケーキングで、私の見た目は、ずっとよくなったんです!さらにワクワクするのは、愛しいヘドウィグと共に、アメリカ中を旅する栄誉を与えられたことです。私の旅支度は、準備万端ですが、アメリカも、彼女の旅を受け入れる用意が万端なことを期待しています。」

コーニューさんは、ブロードウェイでの出演経験がなく、今回が、ブロードウェイの全米ツアーデビューとなります。彼女のキャスティングについて、監督のマイケル・メイヤーさんは、「ハンナは、自然児なんですよ。そして、彼女を、国中に解き放つことに、本当に心が躍ります。」と語りました。

モートンさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。またコーニューさんの今回のツアーのキャリアは、こちらからどうぞ。

またこのブログでご紹介したヘドウィグ全米ツアー関連の記事は、下記からごらんいただけます。

10月から全米ツアー開始
全米ツアーでホールさんがヘドウィグに挑戦
ホールさんのインタビュー




ウェストエンドのファントム30周年の写真

2016-10-15 00:03:16 | Musical News ツアー他各地
10月9日にウェストエンドの「The Phantom of the Opera オペラ座の怪人」が、30周年を迎え、それを記念して10月10日にFacebookで史上初のミュージカルの放送を行ったそうです。(写真は、舞台裏に集まったチーム・ウェバーとも呼ぶべき皆さんで、向かって左から振付師のジリアン・リンさん、生みの親のアンドリュー・ロイド・ウェバーさん、初代ファントムのマイケル・クロフォードさん、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュさんです。)

ウェストエンドのオペラ座の怪人は、1986年10月9日にハーマジェスティーズ劇場で、怪人にマイケル・クロフォードさん、クリスティーヌにサラ・ブライトマンさんを迎えて開演しました。以来、ブロードウェイをはじめ、世界中で何十ものカンパニーが公演を行ってきました。ブロードウェイでは、1988年1月26日(プレビューは1月9日から)にマジェスティック劇場で開演、以来ロングランを続け、ブロードウェイで一番長く上演を続けているショーとなっています。今年(2016)の10月12日の時点で、公演回数は11,949回となりました。

BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。記事の上の方の太字で書かれている部分のラストの赤文字の「here!」をクリックすると、中継された映像を見られるページが開くのですが、私のPCのバージョンが古いからか、あるいは見られる地域が限定されているのか、私は、見ることができませんでした~
記事を下の方にスクロールしていただくと、当日の舞台裏やカーテンコールの写真をごらんいただけます。またPlaybill.comでは、30年の間の一幕として、スティーブ・バートンさんとブライトマンさんのステージフォトと、在りし日の故ダイアナ元妃が舞台裏を訪れた時の写真を紹介していますので、こちらからごらん下さい。

リーナ・ホールさんのインタビュー – 初めてヘドウィグを演じて

2016-10-13 00:02:02 | Musical News ツアー他各地
「Hedwig and the Angry Inch ヘドウィグ・アンド・ジ・アングリー・インチ」の全米ツアーで、初めてヘドウィグを演じたリーナ・ホールさんに、Playbill.comがインタビューしたそうです。(写真は、ヘドウィグのメイクをしたホールさんです。)

このインタビューの前夜、10月9日、ホールさんは、ヘドウィグとして、このショーを演じきりました。この日、彼女は、このショーの2人の登場人物を両方演じたのです。
Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。この記事を下までスクロールしていただくと、ヘドウィグのメイクをして撮影されたホールさんの写真を、スライドでごらんいただけます。またこちらからは、BroadwayWorld.comで紹介していた、ツアー初日の写真をごらんになれます。


以下は、Playbill.comのインタビューの訳です。拙い訳ですが、お読みいただければ幸いです。


インタビューアー(以下イ):昨夜のショーは、どうでしたか?全部、聞かせて下さい!

リーナ・ホールさん(以下リ):とてもうまくいきました。まるで大砲で打ち出されたみたいな感じです。もちろん緊張していたけど、幕が上がった瞬間からは、一気に駆け抜けた感じ。観客の反応は、とても熱狂的で、みんな、私の選択を気に入ってくれたんだと思いました。ニール(パトリック・ハリス)のオリジナルのショーを忠実に再現しようと頑張っていたら、その頃のことがよみがえってきて、ニールと2人で演じた古いジョークを思い出しました。でも、他のヘドウィグ達と共演した時も、お気に入りの特別なことがいっぱいあったから、それらが混ざり合って、そこに私自身のものも混ざり込んだ感じかな。音楽は、最高でした。歌も、素晴らしかったし、バンドも気に入ってくれてたと思います。すごく壮大に感じられました。特別で、素晴らしかったし、観客は、みんな私を応援してくれていたから、本当に最高でした。


イ:反対の側を演じるというのは、どんな感じでしたか?ずっと長い間、イツハクとしてショーを演じてきたわけですけど、超現実的な感じでしたか?

リ:いったんショーが始まってしまえば、その中に没頭してしまうわけで、私は、ただストーリーを、彼女のストーリーを語ることに集中していただけです。できる限り集中しようとしてました。でも、残念なことに、私は、毎回この役を演じられるわけじゃないから。緊張を緩められる瞬間が全くなくて、ものすごく異常なほど集中してました。1つだけ奇妙なことがあったんですけど、昨夜のカーテンコールの時の写真を見たんです。私の代役をしてくれてたシャノン(コンリー)を自分だと思っちゃったんです。だから、自分が写真の中のクリスタルだと思っちゃって。で、「ちょっと、待って、違うわよ!それは、私じゃないわ!シャノンよ!」って感じになっちゃって。(笑)
私は、彼女のとなりにいました。でも、自分では、ぜんぜん気づかなかったので、すごく変な感じでした。あれは、まさに超現実的な経験でした。もう大笑いしちゃいました。次が待ちきれないです。


イ:どんな風に決まったんですか?「なぁ、ヘドウィグもやってみたいかい?」って言われた時のあなたの反応は?

リ:スティーブン・トラスク(ソングライター)と私で、ブロードウェイのスター達がヘドウィグを演じる合間に、ほんの短期間、私がヘドウィグを演じてスティーブンがイツハクを演じたらって話していたんです。このアイディアについて、しばらく話し合っていたんですけど、結局実現しませんでした。彼らは、本当に、私にツアーに出演してもらいたがっていました。私にイツハクを演じてもらいたいと、真剣に思っていたんですが、私が、あの役をあまりやりたがっていないのも知っていたんです。だって、あんなに素晴らしいさよならをしたんですもの。あの特別な、特別な晩を補ってあまりあることなんて、あるはずないですから。彼らは、私を承知させる唯一の方法が何か、わかっていたんですよ。大きなニンジン、あるいは金塊を用意すればいいんだって。
ショーのもう一つの面を経験できるというのは、素晴らしいことでした。しかも、私は女性だけど、男連中がやってきたのと同じことができるんだと証明してみせられるんですから。みんな、私がショーのナンバーを歌えることは知っていたけど、彼らは、私が演じられるかどうかわかってなかったと思います。そして、私は、見事にやり遂げたと思ってます。きっといつか、彼らは、私に、主演公演(ヘドウィグとして)をやらせることを考えてみてくれるでしょう。


イ:ヘドウィグのどんなところが好きですか?

リ:彼女は、すれっからしのアバズレなんですが、そこが大好き!パンクロック風の荒削りな感じも楽しいし、でも、頭の回転は速くて、それと、私の表情が本当に面白いそうで、それで、個性を作り出せてるみたい。彼女のユーモアのセンスがとても好きです。このショーは、そんな風に書かれているんです。全てが、どこか面白い。ドイツ語訛りで話すのは、とても面白いわ。ドイツ語訛りってホントに面白いから。いろいろ違った個性を演じるのは、面白いです。トミーを演じるのも楽しいです!トミーが大好きなの。難しいけど、でも、彼女として旅をするのは素晴らしいし、本当に打ちのめされて、弱々しくなってしまうの。まさしく、私に打ってつけだわ。


イ:どこが大変でしたか?

リ:正直な話、舞台裏で突っ立って、出番を待っている時が一番大変でした。ショーの流れには、全く継ぎ目がなくて、それで、筋が通っているんです。一つのセクションから次に移って、そのまま感情のジェットコースターが始まる。それは、このきめ細やかな美しい物語を語るのに、とても自然な形なんです。投げ出されてしまうんじゃないかと感じて、とても不安でした。怖かった。アバズレの女王になるのが怖かったんです。


イ:客席には、誰がいましたか?

リ:私の姉(妹?)がいました。彼女は、ニューヨークから飛んできてくれたの。あと、両親と友人達。ニューヨークから来た人達、ニューヨークから来たヘドウィグファン、世界中から来たヘドウィグファン、子供の頃からの友達もいました。素晴らしい人達だったわ。


イ:終演後、お祝いの大パーティをしましたか?

リ:ディナーに行きました!食べました!とても疲れてた。クタクタでした。両方の役を演じてみて、ショーのあと疲れ切っていた男性陣を、今まで以上に尊敬しました。でも、彼らがやっていた早変わりについては、ちょっと気づいたんですよね。ヘドウィグは、2回早変わりをするんです。1回目は、「Wig in a Box」の時で、もう1回は、最後のトミー・グノーシスになるところ。「ふざけないでよ、何てことないじゃない!私が、イツハクからクリスタルに早変わりするのを、彼ら、やってみればいいんだわ。そりゃ、大変なんだから!」って感じでした。彼らは、知らないのよ。ホントにわかってないの。(笑)


イ:ヘドウィグになってみて、特別なところは、どんなところでしたか?多くの素晴らしい俳優達がこの役を演じるのを見てきたあなた自身が、今や、この役になったわけです。あなたのヘドウィグの中に、どんな風にそれらを融合させていますか?

リ:過去に行われた、ジョン(キャメロン・ミッチェル)以前の、いくつかのことは忘れないようにしています。なぜなら、アンドリュー(ラネルズ)とマイケル(C・ホール)は、ニールのショーから全てを学んでいました。ニールが、ショーをまとめ上げたんです。全てが、彼のジョークの全てとアドリブの大半が、とても具体的に仕上げられました。観客と一緒に即興で演じるアドリブだけはちょっと違いましたけど、ショーの多くの部分を、彼は、しっかりと整えたんです。コメディは、難しいんです。いいタイミングが、とても重要なんです。私は、彼ら3人のヘドウィグから多くを学びました。

ジョンが来て、ショーは、大きく変わりました。彼は、自分の独自の要素やアドリブの全てを加えたので。彼には、それができたんです。だって、彼は、まさにヘドウィグなんですから。自分が書いたショーを、筋が通るよう、思う通りに演じた。で、彼のあとに加わった人達は、彼から学んで、彼の要素を取り入れたんです。私は、ニールの影響は、かなり少なくなってしまったと感じました。わずかになってしまったストーリー展開に戻るのもいいものです。ショーの中に書かれている全ての要素について、私は、人々が、実に多くの違った形で、違った角度から違った言葉で、全く別のことのように語るのを聞いてきました。そして、彼らの言葉の中から、自分が好ましく感じる形を引っ張り出し、つなぎ合わせ、私自身のものにしたんです。基本的に、私は、ショーを、5つの違った形で読み聞かされました。そして、とてもしっかりと内容を理解できたんです。だって、私は、本当にたくさんの形で聞いてきていましたから。つまり、たくさんの違った解釈を手に入れたってことです。このショーの論文を書いているようなものです!

私は、ショーを、ヘドウィグにはわからない形で理解しています。イツハクの観点からです。そして、それは、このショーに、全く新しい色をもたらすでしょう。私は、困惑のようなものは、全く感じていません。彼らは、アクセントも含めて全ての面で、互いに影響を及ぼさないんです。それぞれの役を演じている時、私は、ちゃんと自分が何をしているのかわかっています。


イ:ちょうど観客との即興について話してくれましたが、あなたは、何をするんですか?男性陣みたいに、観客にキスをしますか?

リ:そうね、かなり違うことがあるんです。男性陣は、セットに登ったりとかするんだけど、私にとっては、あんまり好ましいことじゃないんです。週に1回しかやらないから、まだセットに完全になじんでいないので、「安全だって感じたい」って思うんです。子供の頃から得意だったダンスで、彼らを、私のヘドウィグに引き込もうと思ってます。車を洗って、観客席に入っていって、男性陣は、客席の誰かにキスをしたけど、それとは、かなり違うことをやるつもり。最高に面白い、私だけのことです。今は、教えてあげませんよ。見ていれば、わかりますから。それに、私は女性だし、ちょっと違うんですよね。私は、あんな風には出ていけない。もし私が出ていって、客席の男性にキスしたら、違う感じになっちゃうと思うんです。私が女性だってだけで、そうなってしまうんだけど、それでも、みんな、私を応援してくれるし、私が実際には女の子っぽい男の子ではないんだということをわかってくれいることは、私にとって、とても重要なんです。


イ:過去数年の、あなたのお気に入りのヘドウィグの思い出は、何ですか?何を思い出しますか?

リ:正直に言うと、私のお気に入りは、イツハクを演じた最後のショー、私のニューヨークでの最後のショーなんです。熱狂するファンからの大きな愛、私が口を開くたびに総立ちになって、そして最後に、通路沿いのファン全員にバラが配られて、通路を(クリスタルとして)歩く私が、そのバラを全部受け取ったんです。まるで、映画のワンシーンみたいでした。ジョン・ウォーターズもバラを持っていて、私に手渡してくれました!(笑)

ヘドウィグのツアーでリーナ・ホールさんがタイトルロールに挑戦!

2016-10-07 00:03:12 | Musical News ツアー他各地
10月2日にサンフランシスコでスタートした「Hedwig and the Angry Inch ヘドウィグ・アンド・ジ・アングリーインチ」のツアーで、2014年にブロードウェイでイツハクを演じてトニー賞を獲得したリーナ・ホールさんが、イツハク役を演じているのですが、何と、ヘドウィグ役にもチャレンジするんだそうです!(写真は、Playbill.comの記事で使われているものです。)

通常は、ヘドウィグ役は、ブロードウェイでもヘドウィグを演じたダレン・クリスさんが演じており、ホールさんは、サンフランシスコのSHNゴールデンゲート劇場(上演中、10月30日まで)とロサンジェルスのハリウッド・パンテージス劇場(11月1日~27日)で、イツハクを演じますが、週に1回、ヘドウィグ役を演じるそうで、同じ公演中に1人のアクターがヘドウィグとイツハクの両方を演じるのは、初めてのことだそうです。(その時は、シャノン・コンリーさんが、イツハクを演じるとのことです。)
チケット購入などの詳細は、ツアーのサイトから確認していただけますので、こちらからごらん下さい。また、ホールさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからどうぞ。

彼女がヘドウィグを演じる予定は、以下の通りです。
サンフランシスコ:10/9 19:00~、10/12 20:00~、10/19 20:00~、10/26 20:00~
ロサンジェルス:11/6 18:30~、11/13 18:30~、11/20 18:30~、11/25 20:00~

ツアーに先だって、このミュージカルの生みの親であるジョン・キャメロン・ミッチェルさんは、「オ-、マイ、ゴッシュ!リーナ・ホールは、私が知る限り、同じ公演内でイツハクとヘドウィグを見事に演じられる唯一のパフォーマーです。自分の別の側面を発見するとは、まさにこのことですね。ヘドウィグの歴史に、新しいページが書き加えられました。」と語りました。

ホールさん自身は、次のように話されたそうです。
「Hedwig and the Angry Inchに戻ることができて、しかもロサンジェルスと、私の故郷であるサンフランシスコで、1つだけじゃなく、2つもの象徴的な役を演じられることに、ワクワクしています。もともと挑戦に尻込みするようなタイプじゃなかったし、ヘドウィグを演じることは、長年の夢でした。イツハクとヘドウィグの両方を同じ日に演じられるなんて、今までで最大の挑戦で、とても興奮しています。サンフランシスコの人々や友人のダレン・クリスとこのステージを共感できることはもちろんですが、私の、グラムロックのヒロインであるヘドウィグとしての旅立ちのチャンスがもらえたんですもの。私の故郷とロサンジェルスで、彼女の物語の語り部になれるなんて、最高の帰郷ですし、この旅を、私の友人、家族、そしてヘドウィグファンの皆さん(Hedheads)と分かち合えるのを楽しみにしています。」

また作詞作曲のスティーブン・トラスクさんは、「リーナが大好きなんです。ここ2年ほどの間、彼女と旅をしながら、一緒に演じていたんですが、本当に気が合うし、他に類を見ない、まるで空から舞い降りてきたかのような素晴らしいパフォーマーなんですよ。彼女のイツハクを見ることができた人は、誰もが、自分がものすごく幸運だったと思うはずです。」と話しました。

ツアーの監督は、ブロードウェイ版を監督してトニー賞を獲得したマイケル・メイヤーさんです。また、ヘドウィグのバンド「The Angry Inch (別名:『Tits of Clay』) のメンバーは、ギターとキーボードに音楽監督のジャスティン・クレイグさん、ベースにマット・ダンカンさん、ギターにティム・ミスロックさん、ドラムにピーター・ヤノウィッツさんという、ブロードウェイ版と同じ皆さんです。

Playbill.comの関連記事は、こちらこちらからごらんいただけます。最初の方では、ホールさんが楽屋でメイクして衣装を付けてイツハクになっていく映像をごらんいただけます。またあとのほうでは、Rolling Stoneがツイッターで紹介したホールさんのヘドウィグのメイクと、ホールさんがご自身のインスタグラムで紹介したヘドウィグに扮した写真をごらんいただけます。
またBroadwayWorld.comの記事では、Rolling Stoneが紹介したメイクの写真をフルサイズでごらんになれますので、こちらからどうぞ。

このブログで、今回の全米ツアーについてお伝えした記事は、こちらからごらんいただけます。

ライザ・ミネリさんがFeinstein's at the Nikkoにゲスト出演

2016-10-05 12:00:11 | Musical News ツアー他各地


演劇界、映画界、TV界で長年活躍してこられた大女優のライザ・ミネリさんが、9月30日にサンプランシスコのクラブで行われたショーにゲスト出演し、彼女の母、故ジュディ・ガーランドさんをトリビュートする歌を披露しました。(写真は、ミネリさんと、クラブのオーナーでシンガーでピアニストでもあるマイケル・ファインスタインさんです。)

ファインスタインさんは、グラミー賞やエミー賞にノミネートされ、ホワイトハウスやバッキンガム宮殿、ハリウッドボール、カーネギーホール、シドニーオペラハウスといった名だたる会場でコンサートを行ってきました。
ミネリさんは、ファインスタインさんの友人だそうで、ゲストとしてステージに登場したミネリさんは、彼と一緒に、彼女の母であり、若くして亡くなったミュージカル界の大女優、故ジュディ・ガーランドさんのために、往年の名曲「I Love a Piano」を歌いました。BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。映像もごらんいただけます。

また、ファインスタインさんのFacebookでは、彼とミネリさんのツーショットも紹介されています彼のFacebookは、こちらからごらんいただけます。

故ジュディ・ガーランドさんに関して、このブログで以前ご紹介した記事は、下記からごらん下さい。

往年の名女優が郵便切手に
ハッピーバースデイ、ジュディ・ガーランド

「王様と私」全米ツアーのキャスト発表

2016-09-21 00:00:11 | Musical News ツアー他各地
11月1日から始まる「The King and I 王様と私」の全米ツアーのキャストが発表されました。(写真は、今年〔2016〕の春、ブロードウェイで行われた期間限定公演でも王様を演じたホセ・ラナさんです。)

トニー賞を受賞したリンカーン・センター・シアターの「王様と私」の全米ツアーが、11月からスタートするのですが、Playbill.comでは、キャストとツアー日程を紹介しています。記事のほうは、こちらからどうぞ。主要キャストは、以下の通りです。

王様:ホセ・ラナさん
アンナ:ローラ・ミシェル・ケリーさん
レディ・チャン:ジョアン・アルメディラさん
クララホム:ブライアン・リヴェラさん
タプティム:マンナ・ニコルズさん
ラン・タ:カヴィン・パンミーチャオさん
チュラロンコーン王子:アンソニー・チャンさん
ルイス・レオノーウェンズ:グラハム・モンゴメリーさん
キャプテン・オートン/サー・エドワード・ラムゼイ:ベイレン・トーマスさん

ツアー・プロダクションの監督を務めるバートレット・シャーさんは、「ホセは、ブロードウェイの「王様と私」で素晴らしかったので、ぜひツアーにも参加して欲しいと頼み込んだんです。彼が参加してくれて、本当にラッキーでした。彼は、王様に、明るさ、男らしさ、力強さを与えてくれます。それに、彼は、ブロードウェイでも特に優れた才能を持つ俳優の1人ですからね。ローラ・ミッシェルは、その美しい心に相応しい声を持った、ブロードウェイのトップシンガーの1人です。「Finding Neverland」や「Mary Poppins」では、彼女の本来の品の良さと明るさを生かして、違う役柄を見事に演じ分けていました。きっと優美なアンナを見せてくれるでしょう。」と語ったそうです。

公演予定地は、今のところ、来年(2017)の8月分まで発表されており、今後も公演地が追加される予定だそうです。ツアーの詳細とチケットの購入は、ツアーの公式サイトで確認できますので、こちらからどうぞ。

「Finding Neverland」ツアーのキャスト決定

2016-09-17 00:00:17 | Musical News ツアー他各地
10月11日から始まる全米ツアーのキャストが発表されました。(写真は、主要キャストを演じるケヴィン・カーンさん、クリスティン・ダウヤーさん、トム・ヒューイットさんです。)

8月21日にブロードウェイで閉幕した「Finding Neverland」、来月(10月)11日からニューヨーク州バッファローを皮切りに全米ツアーが始まり、77週間に渡って、50以上の都市で上演されるのですが、そのキャストが発表されました。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。この記事では、ブロードウェイ・プロダクションからの映像もごらんいただけます。キャストは、以下の通りです。

J.M.バリ:ケヴィン・カーンさん
シルヴィア・ルウェイン・デイヴィス:クリスティン・ダウヤーさん
フローマン/フック:トム・ヒューイットさん
その他:ジョアンナ・グルシャクさん、ジョーダン・コールさん、フィン・フォールコナーさん、ベン・クリーガーさん、ジェイコブ・モレルさん、グレゴリー・トレチェルさん、ミッシェル・レイさん
アンサンブル:キャメロン・ボンドさん、サラ・チャールズさん、エイドリアン・チューさん、カルヴィン・クーパーさん、ドウェルヴァン・ディヴィッドさん、ジョッシュ・ドレイクさん、ヴィクトリア・ヒューストン-エレムさん、クリスタル・ケロッグさん、メリッサ・ハンター・マッキャンさん、コナー・マクロリーさん、トーマス・ミラーさん、コートニー・オーティズさん、ノア・プロムグレンさん、マシュー・クィンさん、コリー・ライヴズさん、ディー・トマセッタさん、ラエル・ヴァン・ケウレンさん、マット・ウォルプさん

先日ご紹介した関連記事は、こちらからごらんいただけます。

ハミルトンの全米ツアーはサンフランシスコから

2016-09-08 00:00:23 | Musical News ツアー他各地
リン-マニュエル・ミランダさん作で、トニー賞を受賞した「ハミルトン」が、来年(2017)の3月14日から全米ツアーをスタートするそうです。(写真は、ハミルトンのカンパニーです。)

最初の公演地は、サンフランシスコのSHN オルフェウム劇場で、その後、来年(2017)の8月5日まで全米各地をツアーした後、8月11日から12月30日までロサンジェルスのハリウッド・パンテージズ劇場で上演されるそうです。ツアーのキャストは、まだ発表されていません。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。
今のところ、下記の都市での公演が決まっているそうで、今後も新しい公演地が追加される予定だそうです。
このツアーとは別に、今月(2016年9月)の27日からは、シカゴのプライベートバンク劇場での公演が決まっており、最短でも1年間続く予定だそうです。またロンドンでも、来年中にビクトリア・パレス劇場での公演が計画されているとのことです。詳細は、作品のサイトでごらんいただけますので、こちらからどうぞ。画面左上の「MENU」をクリックすると、ニュースやショップ、ツアー、シカゴ、ロンドン等、ごらんになりたい項目を選べます。

Atlanta / Fox Theatre
Boston / Boston Opera House
Charlotte, NC / Blumenthal Performing Arts
Costa Mesa, CA / Segerstrom Center For the Arts
Des Moines, IA / Des Moines Performing Arts
Houston / Hobby Center
Las Vegas / The Smith Center
Portland, OR / Keller Auditorium
San Diego/Civic Theatre
Seattle / The Paramount
Tempe, AZ / ASU Gammage
Washington DC / Kennedy Center

ロンドンの新作ミュージカル「グラウンドホグ・デー」のステージフォト

2016-08-22 00:00:28 | Musical News ツアー他各地
1993年のヒット映画「恋はデジャ・ブ Groundhog Day」をステージ化した新作ミュージカルが、ロンドンで開幕しました。(写真は、主人公のフィル・コナーズを演じているアンディ・カールさんです。)

1993年のビル・マーレイさん主演、アンディ・マクダウェルさん共演のラブコメディ映画「恋はデジャ・ブ Groundhog Day」をステージ化した新作ミュージカル「Groundhog Day グラウンドホグ・デー」が、8月16日に、ロンドンのオールドヴィク劇場でグランドオープニングを迎えました。BroadwayWorld.comの記事は、こちらからごらんいただけます。画面を下の方にスクロールしていただくと、全部で9枚の写真をごらんになれます。

主人公のフィル役をブロードウェイ俳優のアンディ・カールさんが演じ、ヒロインのリタ役をカーリス・ペールさんが演じます。その他の役は、アンサンブルとして、レオ・アンドリューさん、デビッド・バーチさん、スチュー・クロウさん、ロジャー・ディッパーさん、ジョージア・ヘイゲンさん、キーラン・ジェーさん、ジュリー・ジャップさん、アンドリュー・ラングトゥリーさん、ビッキ・リー・テイラーさん、エマ・リンダースさん、アントニオ・マグロさん、キャロリン・メイトランドさん、カースティ・マルパスさん、リサ・マシソンさん、ユージーン・マッコイさん、ジェニー・オリアリーさん、リアン・ピンダーさん、マーク・ポラードさん、ダミエン・プールさん、ジャック・シャルーさん、アンドリュー・スピレットさん、スペンサー・スタフォードさんが演じます。

7月15日から8月15日までプレビュー公演を行い、8月16日にグランドオープンしたこの新作ミュージカルは、9月17日までの期間限定公演だそうです。劇場のサイトは、こちらからどうぞ。また主演のカールさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。

Playbill.comで報じていたのですが、当初、ロンドン公演のあと、ブロードウェイでも、来年(2017)の1月17日から上演されることになっていたのですが、6月の初めにプロデューサーの1人のスコット・ルーディンさんが資金を引き揚げてしまったために、予定通りの上演ができなくなってしまったそうです。ブロードウェイ公演をあきらめたわけではないそうですが、ルーディンさんに替わる新たな出資者を見つけなくてはならないようで、オープニングの日付は、現時点では未定で、今シーズン中に開演できるかどうかも定かではないようです。Playbill.comの記事は、こちらからごらんいただけます。

オリジナルの映画は、ビル・マーレイさんの演技が素晴らしく、コミカルで面白く、しかも心温まる作品で、私のお気に入り映画の一つなのですが、新しい出資者が早く見つかって、ブロードウェイの開幕日が確定するといいですね~!


あらすじは、以下の通りです。

ピッツバーグのTV放送局で、人気天気予報キャスターを務めるフィル・コナーズは、自信過剰な皮肉屋で、全て損得勘定で動く男です。都会の快適な暮らしが好きな彼でしたが、毎年2月2日の聖燭節に、ペンシルベニア州の小さな田舎町パンクスタウニーで行われるグラウンドホグ・デー(ウッドチャック〔グラウンドホッグ〕のフィル〔奇しくもコナーズと同じ名前!〕が自分の影を見て冬眠するかどうかによって、春の到来の時期を占う伝統行事)を取材に行かなくてはならないのですが、今年も、ちょっとお調子者のカメラマンのラリーと、美人で誠実なプロデューサーのリタと3人で、いやいやながら町を訪れました。
例年のことだと、投げやりなリポートをしたフィルは、ラリーとリタを急かしてピッツバーグに戻ろうとしますが、悪天候のために道路が封鎖され、パンクスタウニーに引き返す羽目になったのでした。不満顔でB&Bに戻ったフィル、部屋のシャワーからは冷たい水が出て、這々の体で床に着きました。
翌朝、フィルが目を覚ますと、何と、終わったはずのグラウンドホグ・デーの朝に、また戻ってしまったのです!フィルにとっては、2度目の2月2日が、前日と全く同じように始まりますが、ラリーやリタも含め、周囲の人々にとっては、初めての日なのでした。不可解に思いながら仕事をこなしたフィルでしたが、やはり悪天候で町に戻り、宿に帰れば、また冷たいシャワーを浴びることに・・・。
そして、翌朝目覚めると、やはり同じ日の朝なのでした!時間のループに1人だけ捕らわれて最初は困惑するフィルでしたが、どんな事をしても、翌朝〔彼にとっては〕目覚めれば、帳消しになって新しい1日をやり直せると気づき、誰がいつどこで何をするのかを調べ上げ、それを悪用して、女性を口説いたり、現金輸送車からお金を盗んだりと、やりたい放題を始めました。
しかし、前から気があったリタを口説くのだけは、うまくいきませんでした。手を変え品を変え彼女を口説くのですが、いい雰囲気にはなっても、ベッドを共にすることはできないのです。繰り返す日々に嫌気が差してきたフィルは、自暴自棄になって自殺を企だてますが、やはり今までと同じように、何一つ変わらない2月2日の朝を迎えてしまうのでした。
果たして、フィルは、この時間の迷路から逃げ出すことができるのでしょうか・・・?

レント20周年ツアーのキャストのビデオ

2016-08-20 00:01:13 | Musical News ツアー他各地
来月(2016年9月)の12日から始まるミュージカル「Rent レント」の全米ツアーのキャストが発表になりました。(写真は、主要キャストで、向かって左からダニー・ハリス・コーンフェルドさん、スカイラー・ヴォルプさん、ケイティ・ラマークさん、ケイレブ・ウェルズさんです。)

この全米ツアーは、「レント」の20周年を記念したもので、9月12日から14日のインディアナ州ブルーミントンのインディアナ・ユニバーシティ・オーディトリアムでの公演を皮切りに、2017年6月20日から25日のワシントンDCまで、全米の70都市で上演されます。ツアーのサイトは、こちらからどうぞ。チケットも、こちらで購入できます。

主要キャストは、以下の通りです。
マーク・コーエン:ダニー・ハリス・コーンフェルドさん
ロジャー・ディヴィス:ケイレブ・ウェルズさん
ミミ・マルケス:スカイラー・ヴォルプさん
トム・コリンズ:アーロン・ハリントンさん
エンジェル・ドゥモット・シュナルド:ディヴィッド・メリノさん
モーリーン・ジョンソン:ケイティ・ラマークさん
ジョアン・ジェファソン:ジャスミン・イースラーさん
ベニー・コフィン 3世:クリスチャン・トンプソンさん


キャストと主立ったツアー開催地を紹介しているPlaybill.comの記事は、こちらからごらんいただけます。またPlaybill.comでは、8名の主要キャストのビデオパフォーマンスも紹介していますので、それは、こちらからごらん下さい。8本のビデオの内容は、以下の通りです。

1.ダニー・コーンフェルドさん(マーク)の歌う「Make Me Happy」(The Ryan Scott Oliver song cycle 35mmより)
2.ケイレブ・ウェルズさん(ロジャー)の母校のペース大学での「2011 Acoustic Café」でのパフォーマンス
3.スカイラー・ヴォルプさん(ミミ)が生カラオケで歌うビートルズの「Oh! Darling」
4.ディヴィッド・メリノさん(エンジェル)の「Harvey Fierstein’s Torch Song Trilogy」からの、1970年代から1980年代初頭のニューヨークで暮らしていたユダヤ人のドラッグ・クイーンについてのモノローグ。
5.アーロン・ハリントンさん(トム)が彼のインスタグラムでカバーした「レント」からの「Without You」
6.ケイティ・ラマークさん(モーリーン)の歌う「Women on the Verge of a Nervous Breakdown」からの「Lovesick」
7.ジャスミン・イースラーさん(ジョアン)の歌う「The Color Purple」からの「I’m Here」
8.クリスチャン・トンプソンさん(ベニー)のカバーするMaroon 5の「Sunday Morning」

チャンハッセン・ディナー・シアターズ次回作は「キャメロット」

2016-08-18 00:00:10 | Musical News ツアー他各地
現在、9/24までの予定で「Beauty and the Beast 美女と野獣」を絶賛上演中のチャンハッセン・ディナー・シアターズ(CDT)の次回作は、名作ミュージカル「Camelot キャメロット」だそうです。(写真は、ポスターです。)

現在、トニーさん(Tony Vierling)がル・フウ役で出演中の「美女と野獣」のあと、9月30日からCDTで上演されるのは、名作ミュージカル「キャメロット」です。有名なアーサー王と円卓の騎士の物語で、美しい王妃グィネヴィアとランスロット卿の悲恋も描かれています。劇場のサイトは、こちらからどうぞ。
今のところ、キャストは、メインの3人だけ発表されていて、アーサー王を演じるのは、CDTの常連で「美女と野獣」ではベルの父親のモーリス役、「メリー・ポピンズ」ではバンクス氏、「ジョゼフ」ではひょうきんでノリノリのファラオを演じていたキース・ライスさん。グィネヴィアを演じるのは、ヘレン・アンカーさん、そしてランスロットを演じるのは、「美女と野獣」ではガストンを演じているアレックス・ネズヴィッチさんです。

「キャメロット」は、ブロードウェイ・オリジナルは、1960年12月3日(プレビュー公演は、12月1日から2回)から1963年1月5日まで873回に渡って、マジェスティック劇場で上演され、オリジナルキャストは、王妃グィネヴィアにジュリー・アンドリュースさん、アーサー王にリチャード・バートンさん、ランスロット卿にロバート・グーレさんという顔ぶれで、1961年のトニー賞では、5部門でノミネートされ、そのうち主演男優賞を含む4部門で受賞を果たしました。その後、4回のリバイバル公演が行われました。ブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。
1967年には、アーサー王にリチャード・ハリスさん、王妃グィネヴィアにバネッサ。レッドグレイブさん、ランスロット卿にフランコ・ネロさんを迎えて映画化され、アカデミー賞では編曲賞、衣装デザイン賞、美術賞の3部門を受賞しました。

8月28日まで、ガスリー劇場のWurtele Thrust Stageで、ミュージカル「南太平洋」に出演中のMichael君(マイケル・グルーバー)が「キャメロット」に出演するかどうかは未定ですが、詳細がわかりましたらお知らせしますね~。
「南太平洋」関連の記事は、こちらからごらん下さい。

Michael君「南太平洋」に出演中
新しいヘッドショット

「ハミルトン」のパロディが上演期間延長

2016-08-14 00:00:05 | Musical News ツアー他各地
オフ・ブロードウェイで上演中のパロディ・ミュージカル「Spamilton スパミルトン」の上演期間が延長されることになったそうです。(写真は、Playbill.comの記事で使われているものです。)

7月中旬から、オフ・ブロードウェイのザ・トライアドで18回限定の予定で始まった「スパミルトン」は、今年(2016)のトニー賞で16部門にノミネートされ、その内の作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、オリジナルスコア賞を含む12部門で受賞を果たした大ヒットミュージカル「Hamilton ハミルトン」のパロディ・ミュージカルです。
作者は、長年ブロードウェイ作品を風刺して評判となったパロディ・レビュー「Forbidden Broadway フォービドン・ブロードウェイ」の作者のジェラルド・アレッサンドリーニさんです。彼の発表によれば、当初18回の限定上演だった「スパミルトン」が、9月8日に公式開幕となり、10月30日まで上演されることになったそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。

8月10日に、「ハミルトン」の作者で主演していたリン-マニュエル・ミランダさんが、このパロディ・ミュージカルを見て、大変気に入ったそうで、その翌日に、上演期間延長が発表されました。
ミランダさんは、ツィッターに自分と、スパミルトンで彼の役を演じているダン・ロサレスさんの写真をアップして、「今、スパミルトンが終わったところ。これが、ダン・ロサレス。僕を演じてくれてる才能溢れる若者だ。脳みそが飛び出すほど笑ったよ」とコメントしました。また「スパミルトンは、僕らのショーのフォービドン・ブロードウェイだ。素晴らしいよ。」ともツィートしています。このツィートは、Playbill.comの記事でも紹介しています。
ロサレスさん以外に、ジュワン・クロウリーさん、クリス・アンソニー・ジャイルズさん、ニコラス・アレクサンダー・ロドリゲスさん、ノラ・シェルさんといったキャストに加えて、順繰りに登場するクリスチャン・ペディさんなどのゲストが共演しています。

アレッサンドリーニさんは、パロディ・レビュー「フォービドン・ブロードウェイ」で、30年以上もミュージカルを風刺してきました。ミランダさんの前作「In the Heights」も番組で紹介したことがあるそうで、Playbill.comの記事のページで紹介されていますが、私が試しに見てみようとしたところ、「ご利用いただけません」とメッセージが出て、見られませんでした。

「スパミルトン」のチケットは、59ドルで、さらにドリンク2杯を注文する必要があるそうです。上演スケジュールやチケットの購入は、こちらからどうぞ。

ダニエル・ラドクリフさんは、未見>ハリー・ポッター ステージ版

2016-07-30 00:00:12 | Musical News ツアー他各地
現地時間の本日(7/30)、グランドオープニングを迎える「Harry Potter and the Cursed Child ハリー・ポッターと呪いの子」、オリジナル・ハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフさんは、残念ながら、まだ見ていないそうです。(写真は、ラドクリフさんです。)

今日、ウェストエンドのパレス劇場でグランドオープンする「ハリー・ポッターと呪いの子」は、すでに先月からプレビュー上演が始まっていたのですが、映画版で長年ハリーを演じてきたラドクリフさんは、オフ・ブロードウェイの「Privacy プライバシー」に主演中のため、残念ながらまだ見る機会に恵まれていないそうです。もちろん、J.K.ローリングさんの手によるシリーズ最新作に興味津々だとのことです。Playbill.comでは、ラドクリフさんに「プライバシー」のインタビューをした時にうかがったステージ版に関する彼のコメントを紹介しています。記事は、こちらからどうぞ。ラドクリフさんは、下記のように答えられたそうです。

「いや、まだなんですよ。こっちにずっといたので。正直なところ、すぐに見に行けるかどうか、わからないんです。プレビュー公演の初日に花を贈ったし、行こうとは思って、いろいろ調整はしてるんですけどね。もちろん、見には行きたいんですよ。だって、どうやら、みんなが実際に見に行って発見しなくちゃならないような大きな秘密があるそうなんです。見た人達は、口をつぐんで、絶対に語らないのでね。
僕は、それに関しては、何も知らないんです。だから、興味津々で・・・。みんな、すごく興奮しているみたいですね。それが何なのか、知りたいです。ホントに、僕は、何も知らないんですよ。」

ラドクリフさんに、ステージ作品、特にミュージカルへの出演について、Playbill.comがたずねたところ、彼は、こう答えたそうです。

「ミュージカルをやってみて学んだことは、どんなミュージカルに出演していても、作品を本当に愛していなくちゃダメなんだなってことです。「How to Succeed」への出演は、僕の人生の中でも、最高で、とても楽しい時間でした。出演が終わったあと、かつてないほど多くの友人ができていました。ポッター以外ではね。だから、ぜひ、もう一度、やってみたいんですけど、本当に、大変な仕事なんですよね。劇場ミュージカルへ出演するというのは、俳優にとっては、おそらく最も大変な仕事なんじゃないかと思います。あと、もっと長い期間の契約で、素晴らしいものであること。いつもそういう機会を探しているんですが、次のミュージカル出演のチャンスは、まだ来ないんですよ。」


時間ができて、ラドクリフさんが「ハリー・ポッターと呪いの子」を見に行く時には、オリジナル・ハリーの観覧ということで、きっと盛大に盛り上がることでしょうね~!早く見に行けるといいですね♪

また、グランドオープニング前の「ハリー・ポッターと呪いの子」ですが、すでに多くの雑誌が、レビューを掲載しているそうです。こちらから、レビューを紹介したPlaybill.comの記事をごらんいただけます。各誌の名前をクリックすると、その雑誌のサイトの記事をお読みいただけます。

ウェストエンドの「ハリー・ポッターと呪いの子」のステージフォト

2016-07-28 00:00:14 | Musical News ツアー他各地
いよいよ今週の土曜日、7月30日のスペシャル・ギャラで、オフィシャルオープニングとなるウェストエンドの「Harry Potter and the Cursed Child ハリー・ポッターと呪いの子」のステージフォトが、BroadwayWorld.comで紹介されました。(写真は、その中の1枚、向かって左から、大人になったハーマイオニー〔ノーマ・ドゥメズウェニさん〕、ハリー〔ジェイミー・パーカーさん〕、ロン〔ポール・ソーンリーさん〕です。)

シリーズ8作目となるこの作品は、戯曲として書かれ、出版も小説ではなく、戯曲として発売されます。〔日本語版は、11月発売予定〕
前作から19年後、ハリーと、彼の次男アルバス・セブルスを中心に、すでに片づいたと思っていた過去との決着を付けなくてはならないハリーと、伝説のポッター家の出身であるという重圧に苦しむアルバスの姿、そして、周囲の仲間達を描いています。

作品は、パート1とパート2に別れていて、パート1は、物語の途中で終わってしまうので、パート2も見ないと完結しません。公演は、マチネがパート1でイブニングがパート2を上演する日が水・土・日で、これらの日は、チケットを買えば、マチネとイブニングで同じ席で見ることができるそうです。
木曜のイブニングはパート1で、金曜のイブニングはパート2で、特に希望がなければ、木曜のイブニングのチケットを購入する場合は、自動的に翌日の金曜のイブニングのパート2にブッキングされるそうです。もし2日連続で見るのが難しい場合は、後日のいずれかの金曜日に見ることができるそうです。

ちょっとややこしいので、ごらんになる場合は、スケジュールにご注意下さい。水・土・日でごらんになる場合は、その日のマチネとイブニングの両方を見ることになりますし、木曜にパート1をごらんになる場合は、翌日(あるいは後日)の金曜の夜も劇場に行かなくてはなりません。
ロンドンにお住まいの方は、問題ないでしょうけど、旅行者の場合は、滞在期間に限りがありますから、旅程を立てられる際には、お気を付け下さいね。
会場は、ウェストエンドのパレス劇場で、プレビュー公演は、すでに6月7日から始まっています。作品のサイトは、こちらからどうぞ。チケットも、このサイトからご購入いただけます。

BroadwayWorld.comでは、ステージフォトを25枚、紹介しています。記事のページは、こちらからどうぞ。全部で25枚の写真をごらんいただけます。

主要キャストは、以下の皆さんです。
ハリー:ジェイミー・パーカーさん
ハーマイオニー:ノーマ・ドゥメズウェニさん
ロン:ポール・ソーンリーさん
ジニー:ポピー・ミラーさん
アルバス:サム・クレメットさん
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:シェレール・スキートさん
ドラコ・マルフォイ:アレックス・プライスさん
スコーピウス・マルフォイ:アンソニー・ボイルさん

屋外で実際のヘリを飛ばしての「ミス・サイゴン」公演!

2016-07-25 00:00:23 | Musical News ツアー他各地
来春(2017年春)からのブロードウェイでのリバイバル公演に先駆けて、ジョージア州チャタフーチにあるセレンベ・プレイハウスで、実物のヘリコプターを使った屋外での「ミス・サイゴン Miss Saigon」公演を行うそうです。(写真は、ヘリコプターとキャストの皆さんの写真です。)

ジョージア州チャタフーチのセレンベ・プレイハウスでは、屋外で、本物のヒューイヘリコプターを使っての壮大な「ミス・サイゴン」公演を、7月21日から8月14日まで行うとのことです。こちらのプレイハウスでは、「ミス・サイゴン」は、初上演になるそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。ページの下の方で、この記事でご紹介した写真を含めて、5枚のプロダクションフォトをごらんいただけます。また劇場のサイトは、こちらからごらんいただけます。

ヘリコプターは、会場エリアの上空を旋回したあと、安全のために少し離れた、けれども、観客の方から全体が見える位置に着陸し、作品で描かれている、1975年4月30日のサイゴン陥落の時のアメリカ大使館からの脱出のシーンで、再び離陸するそうです。

屋外で、実際のヘリコプターが目の前を飛ぶなんて、きっとものすごい迫力でしょうね~!8月中旬まで上演していますので、この夏、アメリカへのご旅行を計画されていらっしゃる演劇ファンの方は、旅程にこの「ミス・サイゴン」観劇を組み込まれてはいかがでしょうか?

ブロードウェイでは、来年(2017)の春から、2018年1月15日までの期間限定での公演が始まり、2018年中に全米ツアーがロードアイランド州プロビデンスでスタートし、その後、ボストン、シカゴ、ロサンジェルス、サンフランシスコ、カナダのトロント、ワシントンDC、フィラデルフィアと各地を回り、その後も50以上の都市で公演が行われる予定だそうです。以前、こちらのブログでご紹介したブロードウェイ公演に関する記事は、こちらからどうぞ。