ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

113話 大丈夫!!!  (ウィスキーピーク-8)

2015年10月23日 | アラバスタ編




バロックワークスの、上位オフィシャルエージェンシーであるMr.5と、ミス・バレンタインは、ルフィとゾロの一振りで吹っ飛んでいった。
「何だあいつら」「・・・うざってェ」

ビビとカルーは、この2人の様子を見て驚愕する。
「・・・そんなバカな・・!!こんな強さの奴らがグランドラインの入口にいるなんて・・・」


一旦戦闘本能に火がついたルフィとゾロの戦いは、止まらなかった。
「どちらが強いか決着つけようか」「おお!!」
だが、ナミの怒りの鉄拳が二人に振り下ろされ、戦いはあっけなく幕を閉じた。
「やめろっ!!!!あんたらねぇ・・・一体何やってんのよ!危うく10億ベリーを逃すとこだったのよ!?」








ビビ王女を見つけたナミは、早速取り引きをもちかけた。「そうね、私達と契約をしない?」
ビビとの交渉中にケンカを始めた二人を、ナミは拳1発で黙らせてから、話を続けた。




だが、ビビはきっぱりと、ナミの持ち出した交渉を断った。王国はこの数年内乱がおこり、そんな大金を出せる状況ではないのだと。
その内乱の黒幕がバロックワークスの社長らしいと知ったビビは、護衛隊長のイガラムを連れて、潜入捜査をしている最中なのだと言う。

これには、ナミも納得するしかなかった。
「おい、黒幕って誰なんだ?」と口を挟むルフィに、ビビは慌てた。
「それは聞かない方がいいわ!知ればあなた達も命を狙われることになる。いくらあなた達が強くても、”王下七武海”の1人、"クロコダイル"に決して敵わないわ」

ハッ!と気づいた時には、遅かった。
この様子を一部始終見ていたバロックワークスの偵察兼処罰役のコンドルとラッコによって報告され、ルフィ、ゾロ、ナミの3人は、王家七武会"クロコダイル"をボスとする暗殺集団に命を狙われる『暗殺リスト』に名を連ねることとなる。




相手の”クロコダイル”が、あのアーロンの4倍もの賞金額にもなる大物だと知って落ち込むナミに、「ご安心なされいっ!!!」と声をかけたのは、女装したイガラムだった。
イガラムはビビ王女に化け、ルフィら3人のダミー人形を持って、囮として港から船出すると言う。
その間にルフィ達はビビ王女を連れて、「アラバスタ王国」まで逃げきるという命賭けの作戦を提案した。




この作戦が危険極まりないことは、犯罪組織バロックワークスの一員であるイガラムが一番よく知っている。
だが、危険なのは国を出て、犯罪組織に潜入すると決めた日から覚悟していたことである。
ルフィ達とビビは、出航するイガラムを見送った。
「では、王国で」と笑顔で別れたその数分後、イガラムの乗った船は、ビビの目の前の海上で大爆発を起こして炎上した。
バロックワークスの機動力と、容赦のない攻撃に4人は息をのんだ。



ルフィは、イガラムの死に対して「立派だった!!!」と声をかけた。その目は本気だった。



ビビは、幼い頃からずっと世話を焼いてくれ、いつも自分を守り愛してくれていたイガラムを焼く炎を、唇を噛んでじっと見つめていた。
強く噛みしめ過ぎたその唇からは血が流れたが、涙を流すことはなかった。

ナミは、このビビの様子に、かつて海賊に愛する人を殺され、耐えがたきを耐えて泣くことも出来ずに生きてきた自分を重ねた。
(この娘強い・・・!!)
その我慢の上の強さが、痛々しく、ナミは咄嗟にビビを強く抱いて言った。
「大丈夫!!!あんたをちゃんと、アラバスタ王国へ送り届ける!!!あいつらたった4人でね、"イートスブルー"を救ったの!!七武会なんて目じゃないわ!!!」










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