ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

617話 サンゴが丘で大事件

2017年03月17日 | 魚人島編




セキュリティががら空きになった竜宮城に、”新魚人海賊団”のホーディ・ジョーンズと、シラホシ姫の命を10年もの間狙い続ける憎きバンダー・デッケンが侵入し、国王や大臣、国王軍達は騒然となった。



ホーディ・ジョーンズは、その昔ネプチューン軍に所属していた有能な兵士であった為、大臣や軍の者達はその顔と名を覚えていた。だが今は、リュウグウ王国にクーデターを起す海賊である。

驚いたのはホーディもだった。
国王軍との戦闘を予測してが、来て見ればすでに全員が縄で縛られ、武器を取り上げられた状態で転がされているのである。
しかも、因縁の”麦わらの一味”が竜宮城制圧に力を貸してくれることになろうとは、思いもしなかった事だった。





そしてバンダー・デッケンも驚いた。
愛するシラホシがここに居ないのだから。バンダーは近くにあった大型サンゴをシラホシへと投げると、それは王宮を出て外に向かって飛び出した為、バンダーはそのサンゴに乗ってシラホシを殺しに行ってしまった。
「10年間想いあってきた二人の愛を別つのは”死絶”において他になし!!他の誰かのものになるぐらいなら、血しぶき上げて死ね!!シラホシ!!」



愛娘の命の危機に、ネプチューン王は大声を上げて泣き崩れ、”麦わらの一味”に何でもくれてやるからシラホシを助ける為にデッケンを追わせてくれ、と哀願した。


その国王の姿をホーディは「無様な姿だ、ネプチューン」と見下し「ガキの頃から目にしてきたのは、理不尽に人間に虐げられる魚人族!!憧れたのは、そいつらの鼻ッ柱をへし折る”アーロン一味の野心!!!おれ達はその意志をを再興する”新魚人海賊団”だ!!!」と野望と口にすると、”麦わらの一味”の方を向き、「アーロンが計画通り「西の海」から世界の支配に乗り出す頃に、おれはアーロンの右腕となれるよう力を蓄えていたが、それは”ある人間達”によって阻止されちまったがなぁ!!!」と睨みつけた。

アーロン・・・アーロンの意志・・・その言葉と忌まわしきアーロン海賊団の刺青に、ナミは血の気がひく思いだった。


実際、ホーディはアーロンを越える力を持っているうえ、ここは魚人族のテリトリーである深海。
ホーディは片手で城の柱を引きちぎると、城の壁を崩壊させ、海水を城内に充満させた。怪力だけでも手ごわいのに、海中となっては圧倒的に不利となる。能力者も海中では足纏いなだけとなる。



ホーディは、海水で濡れた手を一振りすると、その水滴が全て水の矢となり、国王や国王軍、麦わら達に襲い掛かってきた。ただ手を一振りしただけで、この殺傷力。
国王は、とっさに自分の身を投げ出して、縛られて身動きのとれない丸腰の国王軍兵士達をかばった。



これに対し、ゾロが【一刀流・厄港鳥(やっこうどり)】の剣勢を振り出したが、ホーディは仲間を盾にして自分の身を守った。


身を挺して部下を守る国王、部下を盾にして身を守るホーディ、その考え方は真逆である。


ゾロは「この国との交渉は決裂だ。人質を全員”無事に”返す約束をおれ達は守れなかった!!」と国王軍や国王の縄を解いて解放すると「国王、頼みがある!この二人をここから逃がしてくれ!!おれは・・・あいつが追ってきたら・・誰も逃げられねェだろ」と言うと、大きく息を吸って、自ら海中へと潜り、ホーディと海中で対峙した。



魚人を相手に、海中で戦おうという気だ。



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そんな国を揺るがす大事件が起こっている事を知らないルフィとシラホシは、メガロの空中散歩を楽しんでいた。
だが、「サンゴが丘」の海岸上空に来た時、そこにチョッパーとサンジ、そして瀕死のハチがいるのが見えて、急遽「サンゴが丘」に降り立った。



だがそこでメガロに限界がきて、民衆の面前で口の中のシラホシ姫を吐き出してしまったのだから、人々は騒然となった。



その場に居た人達全員が、”麦わらのルフィ”によるシラホシ姫誘拐事件の目撃者となったのだ。



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