ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

628話 大掃除  (図未挿入)

2017年03月28日 | 魚人島編



ジンベエは、今後の出方を考えた。


そこにハチが口を挟んだ。
「ホーディの計画通りなら、今頃国中酷い事になっているはず。ホーディはアーロンさんを越える人間嫌い。魚人族の恨みと怒りだけを食って育った様な男で、アーロンさんとの決定的な違いは、アーロンさんは人間を蔑むが魚人には手を上げない”種族主義者”であるのに対して、ホーディは人間と仲良くする魚人に対して容赦なく手をかける・・・!!」


『海の森』にいるジンベエやルフィ達は知らなかった。
こうしている間にも、魚人島では”新魚人海賊団”がクーデターを起して、人々を苦しめている事を。
魚人島の各地には、魚人街で育ったならず者達がちらばって、人々に「オトヒメ王妃の踏み絵」を強要していた。これからはオトヒメ王妃の言う”人間との共生”という思想を捨て、”人間との対立”の意志を持つ者だけで魚人島を構成する気であった。
オトヒメの意志や、国王を支持する者は皆殺しにするとの事態に、人々は戦慄していた。


そんな騒ぎの最中、魚人島全島に向けて、ホーディの映像が流れた。
『全魚人島島民、おれは魚人街の”新魚人海賊団”船長ホーディ・ジョーンズだ。この国は一度崩壊しそして生まれ変わる!!新しい王はおれだ!!!
人間との友好を望む者はこの国から消えろ!!直に魚人街から、人間を嫌い、この島の変改を望む新しい住民達がここへ移住して来る。
お前たちは見たはずだ、大好きなオトヒメ王妃の”死”を!!人間を信じて歩みよっても、人間はまたお前たちを裏切るだろう!!なぜそれがわからねェ!!!お前たちはネプチューン一族に唆され、死へ続く道を歩かされているだけだ!!目を覚ませ!!!かつての大騎士ネプチューンも歳をとった。


旧リュウグウ王国との決別の時だ。3時間後ギョゴルド広場にて王の首を切り落とす!!!それから竜宮城に保管してある国の過半数を越える署名に名のある者を、新しい国王に反発する”裏切り者”として全員処分して行く!!!


そして最後に魚人族の怒り、アーロン一味の野望を砕いた人間、”麦わらの一味”よ、国王の処刑が終わる頃、その下等な生物は水に浸かって死ぬ。懸賞金4億ベリーの”麦わらのルフィ”、お前達の首は、地上の人間への見せしめにちょうどいい!!
さぁ!!旧リュウグウ王国の大掃除を始めるぞ!!!3時間後、この国にはプライドある魚人島に生まれかわる!!!』





この事態に、フカボシ王子達、そしてシラホシは父を助けるべく立ち上がった。
今にも行こうとするシラホシを、ジンベエとハチは止めた。
ハチは「ホーディが一番恐れているのはシラホシ姫の”才能”だ。この先どれだけ理想的な国を造っても『海王類』を操って攻めてこられたらひとたまりもないから。国王はその攻撃の盾にする人質で、姫の命を狙うデッケンと手を組んだんだ。
厄介な者を全部消すのがホーディのやり方だ。」
と止めた。


その横でゾロ達仲間を助けに行こうとするルフィを、ジンベエは止めた。
ただでさえ人間への不信は残っており、今回の事態も人間への反発が原動力となって起きている。そこに人間であるルフィが飛び込んで行って、暴力をふるったなら、魚人島の人々の人間への不信は拭うことが出来なくなる。そして、魚人の残党はまた人間を恨むでいくようになる・・・。だから、今ホーディと戦うのは辞めてくれ、と訴えたが、ルフィが止まるはずもなかった。





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